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インディカー・シリーズ

round 14

SCHEDULE

August 1 2015, QUALIFYING Honda Indy 200 at Mid-Ohio

アメリカミッドオハイオ

チャレンジングなロードコースでライアン・ハンターレイが7番手
佐藤琢磨は予選16番手から決勝に臨む

2015年8月1日(土)・予選  会場:ミッドオハイオ・スポーツカー・コース  天候:晴れ 気温:26〜27℃

アメリカ東部オハイオ州、その州都コロンバスの北にあるミッドオハイオ・スポーツカー・コースは、攻略の難しいテクニカルなサーキットとして、全米にその名を馳せています。シリーズ第14戦の予選は、地形を巧みに利用して設計され、適度なアップダウンを備える全長2.258マイルのコースが舞台となります。

  • ライアン・ハンターレイライアン・ハンターレイ
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨

金曜日に行なわれた2回のプラクティスから今大会に出場する24台は、アグレッシブな走りを披露し、非常に小さなタイム差で競い合っていました。土曜日の午前中に行なわれたプラクティスでも、トップから19番手のドライバーまでが0.9秒差でひしめく大接戦となり、予選がし烈な戦いとなるのは明白でした。

青い空に大きな雲がいくつも浮かび、時折り日差しが遮られるコンディションのもと、大勢のファンを集めて3段階の予選は開催されました。この戦いは予想通り、何度もトップが入れ替わる接戦となりました。ハードタイヤでマシンのセッティングとコースの状況を確認し、ソフトタイヤにスイッチして全力でアタックするのですが、特にソフトタイヤでのバトルが激しく、100分の1秒の差でポジションが違ってくるほどでした。

Hondaドライバーは今回も12人がエントリー。その中から3人のドライバーがセグメント2へと駒を進め、先々週のシリーズ第13戦アイオワで今季初優勝を飾ったばかりのライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)が予選7番手、ジャック・ホークスワース(A.J. Foyt Racing)が予選11番手、マルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)が予選12番手となりました。

佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、インディカーにデビューした2010年のミッド・オハイオで予選3番手になり、2011年には予選9番手から4位フィニッシュを記録しています。金曜日の2回のプラクティスでともにトップ5入りしていた佐藤は、予選を前にした土曜日午前中のプラクティスでは13番手でしたが、ソフトタイヤを使用する予選では上位での戦いが期待されていました。

佐藤は今週末の自己ベストを更新する1分5秒5933を第1セグメントの第2グループでマークし、6番手で第2セグメントに進出するものと思われました。しかし、計測終了間際に2台が佐藤と5番手のドライバーの間に割って入ったため、佐藤の予選結果は第1セグメントの第2グループで8番手となり、明日のレースには16番グリッドからスタートすることが決まりました。

コメント

ライアン・ハンターレイ(7番手)
「今日の予選ではトップ6によるファイナルステージを戦うつもりでいました。第2セグメントの最後のアタックラップは快心の出来で、マシンの持つ力をすべて引き出せたと思います。自分自身が、あれだけのタイムを出せたことを信じられないぐらいでした。しかし、私たちは本当にわずかな差でファイナル進出を逃したのです。私はミッドオハイオというコースが大好きで、ここでのレースでは、マシンを常に高いレベルに仕上げられています。今回もこの調子と集中力を保ち、明日をすばらしい一日にしたいです。第13戦アイオワ優勝の勢いを保って、シーズン終了まで突っ走りたいと思います」

佐藤琢磨(16番手)
「金曜日のプラクティスの時点でマシンのフィーリングが非常によく、上位のタイムを出せていました。しかし、予選ではほんの小さなタイム差によって、第2セグメントへの進出を逃しました。ミッドオハイオは、オーバーテイクしやすいコースではありませんから、16番手は厳しいグリッドになります。ただ、私たちには新品のソフトタイヤが2セット残されていますから、そのアドバンテージをうまく利用して、上位へと食い込んでいくつもりです。明日のプラクティスでもう一度マシンの向上を目指し、レースでは作戦も上手に使って、トップグループへと進出したいです」

アレン・ミラー | HPDレース・チーム・リーダー
「残念なことにミッドオハイオの予選では、Hondaドライバーはファイナルセグメントに進出できませんでした。しかし、ライアン・ハンターレイ、マルコ・アンドレッティ、ジャック・ホークスワースが第2セグメントで奮闘を見せました。今週末は非常に小さなタイム差の中で激しい戦いが繰り広げられていますが、決勝レースは今日の予選とは違った戦いになるでしょう。長距離での戦いに備えて、マシンのセッティングが変更され、ピットタイミングやタイヤの使用法もレースに大きな影響を与えるからです。ハードとソフトの2種類があるタイヤは、チームによってその使用タイミングと使用周回数が違い、そこが勝敗を分ける大きな要素となることが少なくありません。Hondaドライバーたちは、先々週のハンターレイの優勝により、新たなモチベーションを持つに至りました。明日のレースでは彼らが切れ味鋭い走りを見せ、エキサイティングなレースを繰り広げてくれることでしょう」

予選リザルト

順位 No. ドライバー エンジン タイム
19S.ディクソンシボレー1'04.5814
21W.パワーシボレー1'04.6782
311S.ブルデーシボレー1'04.9965
43H.カストロネベスシボレー1'05.0625
567J.ニューガーデンシボレー1'05.0728
683C.キンボールシボレー1'05.0784
728ライアン・ハンターレイHonda1'05.0455
810T.カナーンシボレー1'05.0647
920L.フィリッピシボレー1'05.1616
102J.P.モントーヤシボレー1'05.2081
 
1141ジャック・ホークスワースHonda1'05.2291
1227マルコ・アンドレッティHonda1'05.3931
1315グレアム・レイホールHonda1'05.9650
1425ジャスティン・ウィルソンHonda1'05.5886
1614佐藤琢磨Honda1'05.5933
177ジェイムス・ジェイクスHonda1'06.0671
205ライアン・ブリスコーHonda1'05.7053
2198ギャビー・シャヴェスHonda1'06.2195
2218ロドルフォ・ゴンザレスHonda1'05.9698
2326カルロス・ムニョスHonda1'06.9891
2419トリスタン・ボーティエHonda1'06.0814