Round 02バーレーンバーレーンGP

予選

2018.04.07(土)

2018 バーレーンGP 予選

ガスリーが決勝での5番グリッドを獲得、ハートレーは11番手スタート。初ポイントの獲得に挑む

2018年シーズン第2戦バーレーンGP、2日目にはプラクティス3と予選が行われました。

午後3時から1時間のプラクティス3で、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは順調に周回を重ね、マシンのセットアップを進めました。このセッションで、ガスリーは10番手、ハートレーは13番手となり、予選に向けて好調な仕上がりを見せています。

午後6時からの予選Q1で、ハートレーがまずアタックを開始しましたが、セクター2でオーバーランを喫し1分32秒773に終わります。ガスリーは1回目のアタックを1分30秒699にまとめました。その後、ハートレーは早々に2回目のアタックを開始。1分30秒458とタイムを大きく更新します。

セッション残り5分の時点で他車のアクシデントによる赤旗中断となりました。再開後、ガスリーは2回のアタックで1分30秒121、ハートレーは3回目のアタックで1分30秒412とともにベストラップを出し、ガスリーは9番手、ハートレーは13番手でQ2進出を果たしました。

続いて行われたQ2でもガスリーは好調を持続し、1回目のアタックで出した1分29秒836で9番手となり、自身初、そしてRed Bull Toro Rosso Hondaとしても初めてのQ3進出を成し遂げました。ハートレーも2回目のアタックでタイムを更新し1分30秒105をマークしましたが、小さなミスもあり、Q3進出にはわずか及ばず11番手に終わりました。

トップ10によって争われるQ3で、ガスリーは2回のアタックを行い、自身のベストタイムを更新する1分29秒329で予選6番手となりました。決勝レースでは、4位車がギアボックス交換によるペナルティーを科されたため、ガスリーは3列目5番手からのスタートとなります。

決勝レースは4月8日(日)午後6時10分(日本時間9日午前0時10分)より行われます。

コメント

田辺豊治 | Honda F1 テクニカルディレクター
「ピエールがQ3に進出。ブレンドンはわずかな差でQ3進出を逃したものの、2人とも非常に力強いパフォーマンスを見せてくれました。
開幕戦のメルボルンと比較して、このサーキットが我々のマシンの特性に合っているという部分は大きいですが、ともかくチームにとっては非常に前向きな一日になりました。チームが今回のために用意した空力パッケージがよく機能していますし、今日一日問題なくセッションを終えられたこともよかったと感じています。
今日はチーム全員がいい仕事をしてくれました。この結果で得た勢いを活かし、万全の準備で明日に臨みたいと思います」

ジェームズ・キー | Scuderia Toro Rossoテクニカルディレクター
「オーストラリアでの開幕戦後、シャシーや空力面の改良に多くの力を割いてきました。どちらもうまくいき、我々の狙い通り、パフォーマンスの向上につながったと思います。金曜日にピエールのマシンでエアロのパッケージやシャシーのセットアップを試し、有益なデータを得ることができました。今日はブレンドンのマシンでも同様のアプローチを行い、ピエールと同じくいい手ごたえを得ることができました。開幕戦よりもいい状態で走れていて、我々の目標とする場所に近づいていると思います。さらに前進していくためのいい土台が築けてきました。初めてQ3進出を果たしたピエールに『おめでとう』と言いたいです。彼は素晴らしい走りをしました。週末を通じてマシンの感触はいいようですし、それが今日のいいパフォーマンスにつながっています。僅差の戦いの中で全力の走りを見せ、今日のような結果を出したことは素晴らしいです。ブレンドンについても今日のパフォーマンスもよかったと思っています。Q2ではニュータイヤで1周しか走ることができなかったために、コンマ1秒以下の僅差でQ3進出を逃したことは残念です。それでも彼は今日一日で大きな前進を見せました。明日は両マシンともいいポジションから決勝に臨めると思っています」

ピエール・ガスリー
「僕のF1キャリアで一番いい予選順位でした。素晴らしい気分です。スタッフは週の初めから懸命の作業を続けていましたし、そのおかげでいい結果に結びつきました。マシンの感触も凄くいいですし、今の状態に満足しています。フリー走行の最初から速く走れている感覚がありました。しかしQ3まで行くためには、全力でアタックする必要がありました。最終的にはそれを実現できてとてもいい気分です。明日の決勝では最高のスタートを決められればと思っています。決勝レースとコンディションが似ているプラクティス2でのロングランではいいペースで走ることができたので、決勝も期待できると思います。もちろん後ろから追いかけてくるハミルトンやフェルスタッペンは凄く速いでしょう。でもルノーやハースとはいい勝負ができると思います。マシンを今日のようないい状態にセッティングするために、今夜はやることがたくさんあります。明日の決勝ではより多くのポイントを獲得したいです」

ブレンドン・ハートレー
「今日はメルボルンでの開幕戦のデジャブのようでした。あの時は僅差でQ2進出を逃し、今日は僅差でQ3進出を逃しました。昨日のセッションでピエールに後れを取っていたことを考えると、今日は確実に前進できたと思います。チームがマシンに施したアップデートはすごく効果がありましたし、素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、タイムを縮めることができました。今日初めて新しいパッケージを使ったので、最初は少し出遅れていた部分はあると思います。でも最終的にはQ3進出に限りなく近づけました。チームのみんなのおかげだと思います。鳥に衝突してしまいフロントウイングがダメージを受け、タイヤを2回交換することになったのはツイてなかったです。Q3まであと少しというところだっただけに、最終コーナーでのミスは悔しく思っています」

フリー走行3

順位 No. ドライバー チーム タイム/差
17キミ・ライコネンFerrari1'29.868
233マックス・フェルスタッペンRed Bull+0.525
33ダニエル・リカルドRed Bull+0.584
444ルイス・ハミルトンMercedes+0.823
55セバスチャン・ベッテルFerrari+0.851
677バルテッリ・ボッタスMercedes+0.913
727ニコ・ヒュルケンベルグRenault+1.276
855カルロス・サインツRenault+1.332
910ピエール・ガスリーRed Bull Toro Rosso Honda+1.570
1014フェルナンド・アロンソMcLaren+1.577
1128ブレンドン・ハートレーRed Bull Toro Rosso Honda+1.592
128ロマン・グロージャンHaas+1.645
1331エステバン・オコンForce India+1.686
1411セルジオ・ペレスForce India+1.696
1520ケビン・マグヌッセンHaas+1.869
169マーカス・エリクソンSauber+1.991
172ストフェル・バンドーンMcLaren+1.992
1816シャルル・ルクレールSauber+2.179
1935セルゲイ・シロトキンWilliams+2.595
2018ランス・ストロールWilliams+2.997

予選

順位 No. ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
15セバスチャン・ベッテルFerrari1'29.0601'28.3411'27.958
27キミ・ライコネンFerrari1'28.9511'28.5151'28.101
377バルテッリ・ボッタスMercedes1'29.2751'28.7941'28.124
444ルイス・ハミルトンMercedes1'29.3961'28.4581'28.220
53ダニエル・リカルドRed Bull1'29.5521'28.9621'28.398
610ピエール・ガスリーRed Bull Toro Rosso Honda1'30.1211'29.8361'29.329
720ケビン・マグヌッセンHaas1'29.5941'29.6231'29.358
827ニコ・ヒュルケンベルグRenault1'30.2601'29.1871'29.570
931エステバン・オコンForce India1'30.3381'30.0091'29.874
1055カルロス・サインツRenault1'29.8931'29.8021'29.986
1128ブレンドン・ハートレーRed Bull Toro Rosso Honda1'30.4121'30.105
1211セルジオ・ペレスForce India1'30.2181'30.156
1314フェルナンド・アロンソMcLaren1'30.5301'30.212
142ストフェル・バンドーンMcLaren1'30.4791'30.525
1533マックス・フェルスタッペンRed Bull1'29.374
168ロマン・グロージャンHaas1'30.530
179マーカス・エリクソンSauber1'31.063
1835セルゲイ・シロトキンWilliams1'31.414
1916シャルル・ルクレールSauber1'31.420
2018ランス・ストロールWilliams1'31.503

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