Round 02バーレーンGP
フリー走行
2018.04.06(金)
2018年シーズンの第2戦となるバーレーンGPが初日を迎え、プラクティス1、プラクティス2が行われました。
前戦でピエール・ガスリー車に起こったトラブルの原因を特定し、その対策としてToro Rosso Hondaはガスリーのパワーユニット(PU)のICE、ターボチャージャー、MGU-Hを交換。ブレンドン・ハートレーのPUも、ターボチャージャーとMGU-Hを交換して第2戦の初日に臨みました。
2回のプラクティスでは、ガスリー、ハートレーともに大きな問題はなく、予定通りの周回数を消化。ナイトレースとなる決勝に向けて、順調にセッティングを進めることができました。
ガスリーはプラクティス1で7番手、プラクティス2では8番手と、両セッションで好タイムを記録。一方、ガスリーとは異なる空力セッティングで臨んだハートレーは、プラクティス1で16番手、プラクティス2では20番手につけています。
PUとしては、通常の金曜と同様に、サーキット特性に合わせたドライバビリティやエネルギーマネージメントの調整を行いました。チームは予定通りにプログラムを完了し、初日を終えています。
7日(土)は午後3時(日本時間午後9時)よりプラクティス3、午後6時(日本時間8日午前0時)より予選が行われます。
田辺豊治 | Honda F1 テクニカルディレクター
「開幕戦が行われたメルボルンは一部が公道でしたが、今回はより一般的なサーキット環境でのレースになります。ここバーレーンでは、かつてのように昼間のレースではないため、PUにとって熱の問題はそこまで大きくありません。夕方に行われるレースと予選にコンディションが近いという意味で、今日はFP2のほうがより重要なセッションでしたが、昼間のFP1から大きくコンディションが変わるため、エンジニアにとっては難しい一日でした。今日は通常の金曜のプログラムを行い、順調にセッティングを煮詰めることができました。チームにとっては悪くない一日だったと感じています」
ジョナサン・エドルズ | Scuderia Toro Rossoチーフレースエンジニア
「今日は、チームにとって上手くいった一日でした。今日のフリー走行では、ピエールのマシンに新しいエアロパッケージを導入し、ブレンドンは前戦と同じセットアップで走行しました。両者の違いは明らかで、新しいコンポーネントがよく機能することが分かってよかったです。空力チームの頑張りのおかげです! また、メルボルンでの結果も踏まえ、エアロパッケージの設定を最適化するために、多くの時間を費やしました。開幕戦が終わったあと、ビスターとファエンツァに拠点を構えるエンジニアたちは、気が遠くなるような長い時間をかけて、マシンの新しいセットアップを練ってくれました。それは私たちが今日、テストしたものです。我々の方向性は間違っていないと思うので、明日の予選でもいい結果を残せることを期待しています。明日は、ブレンドンのマシンにピエールが今日使ったものと同じエアロパッケージを導入する予定です。そうすれば、より高いパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。もう一つポジティブだったのは、ロングランにおけるタイヤ性能の低下がほかのチームよりも少なかったことです。これらを踏まえると、今日はなかなかいいスタートを切れたと感じています」
ブレンドン・ハートレー
「チームにとって、とても実りある一日となりました。今日は、ピエールと異なるセットアップでそれぞれ走行したのですが、非常に有効なデータを得ることができました。ピエールのマシンは一日を通して速さを発揮していました。僕は午後にスーパーソフトを履いて走ったのですが、残念ながらそこまで目立つタイムは記録できませんでした。でも、ロングランでの重要なデータを収集することができました。前戦のメルボルンと比べて、明らかに競争力は上がっていると思うので、明日の予選も期待できると思います」
ピエール・ガスリー
「今日は非常に生産的な一日でした。FP1では、最初のラップからマシンの調子がいいと感じました。結果、両セッションをまずまずのペースで周回でき、7番手/8番手につけられたのでよかったです。いい出だしですが、ライバルとの差は非常にわずかなので、明日の予選に向けてまだやるべきことがあります。まずは、今日走行したデータの解析をしなくてはなりません。マシンの感触は非常にポジティブなので、明日もこの調子をキープしたいです」
順位 | No. | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'31.060 |
2 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Mercedes | +0.304 |
3 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | +0.398 |
4 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | +0.410 |
5 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | +1.212 |
6 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +1.456 |
7 | 10 | ピエール・ガスリー | Red Bull Toro Rosso Honda | +1.719 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | Renault | +1.825 |
9 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Haas | +1.911 |
10 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Renault | +2.044 |
11 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren | +2.163 |
12 | 16 | シャルル・ルクレール | Sauber | +2.218 |
13 | 2 | ストフェル・バンドーン | McLaren | +2.304 |
14 | 18 | ランス・ストロール | Williams | +2.319 |
15 | 35 | セルゲイ・シロトキン | Williams | +2.407 |
16 | 28 | ブレンドン・ハートレー | Red Bull Toro Rosso Honda | +2.437 |
17 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +2.448 |
18 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +2.602 |
19 | 31 | エステバン・オコン | Force India | +2.734 |
20 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull |
順位 | No. | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'29.817 |
2 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | +0.011 |
3 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Mercedes | +0.563 |
4 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | +0.655 |
5 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | +0.928 |
6 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +0.934 |
7 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Renault | +1.403 |
8 | 10 | ピエール・ガスリー | Red Bull Toro Rosso Honda | +1.415 |
9 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren | +1.465 |
10 | 2 | ストフェル・バンドーン | McLaren | +1.605 |
11 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +1.774 |
12 | 55 | カルロス・サインツ | Renault | +1.784 |
13 | 31 | エステバン・オコン | Force India | +1.992 |
14 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +2.051 |
15 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Haas | +2.152 |
16 | 16 | シャルル・ルクレール | Sauber | +2.555 |
17 | 18 | ランス・ストロール | Williams | +2.565 |
18 | 35 | セルゲイ・シロトキン | Williams | +2.657 |
19 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +2.916 |
20 | 28 | ブレンドン・ハートレー | Red Bull Toro Rosso Honda | +3.091 |