「これは真の進化であり、数カ月前にはこのようなサーキットでは考えられなかった結果です」
#BelgianGP
順位 | ゼッケン | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 44 | 1:44'51.058 |
2 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 44 | +14.113 |
3 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 44 | +27.634 |
4 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | 44 | +35.907 |
5 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | 44 | +40.660 |
6 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 44 | +45.394 |
7 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 44 | +59.445 |
8 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Williams | 44 | +60.151 |
9 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | 44 | +61.109 |
10 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | 44 | +65.873 |
11 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | 44 | +71.138 |
12 | 21 | エステバン・グティエレス | Haas | 44 | +73.877 |
13 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | 44 | +76.474 |
14 | 26 | ダニール・クビアト | Toro Rosso | 44 | +87.097 |
15 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | 44 | +93.165 |
16 | 31 | エステバン・オコン | Manor | 43 | +1Lap |
17 | 12 | フェリペ・ナスル | Sauber | 43 | +1Lap |
NC | 20 | ケビン・マグヌッセン | Renault | 5 | DNF |
NC | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | 3 | DNF |
NC | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | 1 | DNF |
NC | 22 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | 1 | DNF |
NC | 94 | パスカル・ウェーレイン | Manor | 0 | DNF |
フェルナンド・アロンソ MP4-31-04
「今日はエキサイティングなレースでしたし、全体を通していい感触がありました。
今週末は速さがあり、我々はこのサーキットで期待以上の結果を出すことができました。昨日の予選ではジェンソンがトップ10に入り、今日は私がポイントを獲得しました。
数カ月前には、このようなサーキットでは考えられなかった結果であり、これは真の進化です。
今週末は不運が続いていましたが、今日はようやく幸運に恵まれました。最後尾からスタートしたものの、すべてのアクシデントをなんとか回避し、セーフティカーのおかげでいくつかポジションを上げたあと、赤旗によってさらに順位を上げることに成功しました。
その後、新品タイヤを装着して4番手に浮上し、その後も状況にうまく対処するための速さがありました。
もちろん、ルイス・ハミルトン選手(Mercedes)やセルジオ・ペレス選手(Force India)、そしてセバスチャン・ベッテル選手(Ferrari)はあまりにも速すぎるので、彼らを後方にとどめることはできませんでした。それでもチェッカーフラッグを受けるまで、バルテッリ・ボッタス選手(Williams)をずっと後方にとどめるだけの速さはありました。
最後に、コンストラクター選手権において、McLaren-HondaがToro Rossoを抜いたことは、すばらしいニュースです。今後は常に入賞できるようになると思います。
今回の結果をまとめると、今週末は非常にいい進化の証がありました。我々は正しい方向に向かっており、それだけは確かです」
ジェンソン・バトン MP4-31-03
「今日は入賞のチャンスがあっただけに、ポイントを獲得できなかったことは残念です。ただ、こういうことは起こるものです。私は長年F1に参戦しているので、このようなことがときに起こることは分かっています。
スタートは非常によかったです。Williamsのマシンを追い抜き、Red Bullの前に出たあと、Force Indiaの横につけました。ただその後、ラ・スルスでかなりのポジションを落とし、(アクシデントを避けるために)コースの外側を走行しました。その後、コースに復帰したものの、5コーナーでパスカル・ウェーレイン選手(Manor)が私に接触し、マシンの後方が損傷しました。かなりの損傷が発生していたため、レースを完走することができませんでした。
今日は短いレースとなってしまったので、これ以上言うことはありません!」
エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「ここ2日間は一連のトラブルに悩まされていたフェルナンドが、今日はトラブルフリーで走行し、劇的な展開となったベルギーGPにおいて最後尾から追い上げ、見事に7位で完走しました。
それとは対照的に、ジェンソンはスタート直後に本人のミスではないにもかかわらず、別のマシンと接触しました。その後、損傷があまりにも深刻でレースを続けることはできないと、チームとして判断しました。今週末ジェンソンはここですばらしい速さをみせていたので、本人およびチームにとって非常にフラストレーションのたまる結果でした。
全体的には、我々のここでのパフォーマンスは励みになりました。数日後には(次戦が開催される)イタリアに到着しますが、今週末のまずまずの結果を足がかりにできればと思います。
モンツァはF1カレンダーの中で最速のサーキットであり、理論上は、我々のマシンはその非常に長いストレートには適していません。それでも、モンツァでポイントを獲得できるよう我々はベストを尽くします。ポイントといえば、今日フェルナンドが6点を獲得してくれたことによって、我々はコンストラクター選手権でToro Rossoチームを追い抜き、6位に浮上しました。すばらしいニュースとまでは言えないものの、これは物事が正しい方向に進んでいることの表れです。
最後になりましたが、今日オー・ルージュで大クラッシュを喫した、元McLarenドライバーで古い友人であるケビン・マグヌッセン選手が早く回復するよう、McLaren-Hondaを代表してお祈り申し上げます」
長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「スパというパワーサーキットで、最後尾からスタートしたフェルナンドが7位フィニッシュできたことは、チームとドライバーのすばらしい仕事のおかげで、新しいパワーユニットもそこに貢献できた結果と考えます。
ジェンソンは不運にも、レース序盤に後部からの接触によりフロアにダメージを受けてしまい、リタイアとなりました。予選9番手のポジションを生かすことができず、大変残念です。
まだチーム全体として満足できる結果ではありませんが、後半戦に向けて大変勇気づけられる結果となりました。次はモンツァという、さらに厳しいレースになりますが、チーム一丸となってがんばります」