2016.08.27 F1 - フォーミュラ・ワン世界選手権 第13戦 ベルギーGP ベルギーGP 予選

ベルギーGP 予選

スパ・フランコルシャン、8月27日(土)

「今のところ今季ベストの予選と言えるでしょう」

#BelgianGP
#McLarenLIVE

ジェンソン・バトン MP4-31-03

FP3 13番手 1分49.665秒(トップとの差 +1.691秒) 10周
Q1 11番手 1分48.700秒(オプションタイヤ)  
Q2 10番手 1分48.051秒(オプションタイヤ)  
Q3 9番手 1分48.114秒(オプションタイヤ)  

「9番手というポジションには、とても満足しています。スパは我々のマシンにとって厳しいサーキットなので、今日の結果は誰も期待していなかったと思います。いい仕事をしたときは自分でも分かるものですが、今日はまさにその感触があります。

当然のことながら、我々が上位陣の近くでレースをすることはないでしょう。ただ、我々のレースペースは予選でのペースよりもいいはずです。ですから、予選で我々の周辺のポジションだった他チームのマシンとは、確実に競い合うことになるでしょう。

今週末、チームはすばらしい仕事をしてくれており、Hondaは新しいパワーユニットを導入しました。従って、状況は確実によくなっています。ここスパでこれほど高い予選順位を獲得できるとは思っていなかったので、チーム全員に敬意を表します。先ほども言ったように、これはいい進化です。

全体的に見て、今のところ今季ベストの予選と言えるでしょう」


フェルナンド・アロンソ MP4-31-04

FP3 11番手 1分49.453秒(トップとの差 +1.479秒) 9周
Q1 DNS -  
Q2 - -  
Q3 - -  

「P3終了後に問題があることが判明しましたが、予選前にちゃんと調査をするほどの時間はありませんでした。結局、予選では500メートルほど何とか走行したものの、その後、マシンを止めざるを得なくなりました。

我々としては、これ以上問題を発生させることなくレースを完走するために、できる限りのことをするだけです。

今のところ私にとっては難しい週末です。今回はジェンソンも同じ新しいスペックのPU(パワーユニット)を持ち込んでいるのに、彼の方は何も問題が出ていないので、少し不運な状況ですが、ただそれだけのことです。

私は昨日と同様に、今週末はほとんど走行できていないので、新スペックのPUそのものについては、前のタイプと比較することはできません。ただ、我々は正しい方向に向かっていますし、ジェンソンの結果がそれを示していると思います。

当然のことながら、このような信頼性に関する問題が発生するときは痛みを伴います。ただ、結局のところ、それも学習プロセスの一環なのです。我々がやるべきことは分かっています。PUの中で今も非常にもろい部分がどこなのかを特定し、それらの部品を補強し、来年は上位で戦えるだけの力強いPUを用意できるようにしなければなりません」


エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「フェルナンドにとっては、今日も非常にフラストレーションのたまる一日となりました。午後の予選セッションでは、1周も走行できないまま、アウトラップでマシンを停止することになりました。

問題のはっきりした原因はまだ分かっておらず、それを解明するには徹底的な調査を行う必要がありますが、明日のレースに向けて再度PUを交換する必要があるかもしれません。もしそうなった場合、フェルナンドはさらにペナルティを受けることになりますが、既に科されているペナルティによって、彼はグリッドの最後列からスタートすることが既に決まっていました。

ジェンソン側のガレージでは、全体的にもっと明るい状況でした。ジェンソンは午後の予選で非常にいい走りをし、Q1からQ2、Q3へとスムーズに進出しました。最終的に、予選セッション終了前には9番手という見事なラップタイムを記録し、ポールポジションを獲得したニコ・ロズベルグ選手(Mercedes)からはわずか1.370秒差でした。

明日フェルナンドは、彼が既に冗談を言っていたように、ルイス・ハミルトン選手(Mercedes)の速いマシンにしがみついていくためにベストを尽くします。ハミルトン選手は最後列から上位を目指して、必ずポジションを上げていくからです。その2人が全力でレースする姿は、TVですばらしいショーを繰り広げるはずです。

明日の決勝を5列目からスタートするジェンソンについては、前回のホッケンハイムと同様に、いつもの勇気ある統制のとれたレースを展開し、入賞してくれることを期待しています」


長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「スパでの予選は、またもやガレージの両側で明暗が分かれてしまう結果となりました。

ジェンソンは、Q1で一度トラフィックにつかまった以外は、Q1、2、3といいラップを重ね、目標であったQ3進出と、明日に向けて9番手からのスタートを決めることができて大変うれしく思います。また、スパというパワーサーキットでこれが達成できたことは、我々が今回投入したアップデートが予定通り機能したという確信にもつながっています。がんばってくれたさくら、ミルトンキーンズのメンバー全員に感謝したいと思います。

一方、フェルナンドは昨日に引き続き、不運に見舞われた一日となりました。FP3の最終ラップにおいて、ICE(内燃機関)の油圧が下がったため、予選までに調査及びメンテナンスを図りました。一時は圧力が改善されたため、チームがリスクを理解した上でマシンをQ1に送り出しましたが、走行開始直後に再度油圧が下がったため、マシンを停止させました。

原因は調査中ですが、まずはフェルナンドと彼のチームに対して、週末の走行時間が少なくなってしまったことをお詫びします。明日はグリッド降格ペナルティも科せられているので、厳しいレースになりますが、チームとしてベストを尽くします」

フリー走行3

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
17キミ・ライコネン Ferrari1'47.974
23ダニエル・リカルド Red Bull+0.215
35セバスチャン・ベッテル Ferrari+0.323
477バルテッリ・ボッタス Williams+0.530
544ルイス・ハミルトン Mercedes+0.661
627ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+0.765
76ニコ・ロズベルグMercedes+0.768
819フェリペ・マッサ Williams+0.809
911セルジオ・ペレス Force India+0.941
108ロマン・グロージャン Haas+1.298
1114フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.479
1221エステバン・グティエレスHaas+1.657
1322ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+1.691
1420ケビン・マグヌッセン Renault+1.742
1594パスカル・ウェーレイン Manor+1.787
1626ダニール・クビアト Toro Rosso+2.049
1755カルロス・サインツ Toro Rosso+2.104
1830ジョリオン・パーマー Renault+2.267
1912フェリペ・ナスルSauber+2.446
2031エステバン・オコン Manor+2.719
219マーカス・エリクソン Sauber+3.345
2233マックス・フェルスタッペン Red Bull

予選リザルト

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム
16ニコ・ロズベルグMercedes1'46.744
233マックス・フェルスタッペン Red Bull1'46.893
37キミ・ライコネン Ferrari1'46.910
45セバスチャン・ベッテル Ferrari1'47.108
53ダニエル・リカルド Red Bull1'47.216
611セルジオ・ペレス Force India1'47.407
727ニコ・ヒュルケンベルグ Force India1'47.543
877バルテッリ・ボッタス Williams1'47.612
922ジェンソン・バトンMcLaren-Honda1'48.114
1019フェリペ・マッサ Williams1'48.263
以下Q2にて決定
118ロマン・グロージャン Haas1'48.316
1220ケビン・マグヌッセン Renault1'48.485
1321エステバン・グティエレスHaas1'48.598
1430ジョリオン・パーマー Renault1'48.888
1555カルロス・サインツ Toro Rosso1'49.038
1694パスカル・ウェーレイン Manor1'49.320
以下Q1にて決定
1712フェリペ・ナスルSauber1'48.949
1831エステバン・オコン Manor1'49.050
1926ダニール・クビアト Toro Rosso1'49.058
209マーカス・エリクソン Sauber1'49.071
2144ルイス・ハミルトン Mercedes1'50.033
NC14フェルナンド・アロンソ McLaren-HondaDNS

フェルナンド・アロンソ

ジェンソン・バトン

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