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2016.08.26 F1 - フォーミュラ・ワン世界選手権 第13戦 ベルギーGP ベルギーGP 1日目フリー走行

ベルギーGP 1日目フリー走行

スパ・フランコルシャン、8月26日(金)

「最終的に、今日はいい進化を遂げました」

#BelgianGP
#McLarenLIVE

フェルナンド・アロンソ MP4-31-04

FP1 タイムなし 3周 22番手
FP2 1分49.772秒(トップとの差 +1.687秒) 30周 12番手

「今週末に向けて新品のパワーユニット(PU)を導入しましたが、わずか3周を走った後、そのPUを交換しなければなりませんでした。それによって我々はペナルティを科せられるので、当然のことながら、理想的な状況ではありません。

ただ、こういうことはレース中よりもフリー走行で起こった方がいいのです。そのような不運な出来事が入賞圏内でレースをしている際に起こる方がもっと困ります。ですから、よかった点に目を向けましょう。これまでと同様に、我々は失敗から学び、同じ問題が繰り返し起こらないようにします。

日曜日のレースは最後尾からスタートしますが、そこからポジションを上げるために最善を尽くします。隣からスタートするルイス・ハミルトン選手(Mercedes)の方が私よりも速いと思うので、その後ろにしがみついて、彼のマシンにロープを巻き付けて、私のマシンを引っ張ってもらいながらばん回します!

今日は改良版のPUを控えめに走らせているので、改良版のパフォーマンスに対する感触はまだつかめていません。明日どれだけプッシュできるのか見てみるつもりですが、また一歩前進できると確信しています」


ジェンソン・バトン MP4-31-03

FP1 1分52.407秒(トップとの差 +4.059秒) 18周 18番手
FP2 1分49.419秒(トップとの差 +1.334秒) 23周 9番手

「最終的に、今日はいい進化を遂げました。午前中の難しいFP1の後、セットアップ変更を行い、午後のFP2ではずいぶん改善することができました。

その結果、我々に適したハンドリングバランスを見つけることができました。ただ、まだ改善の余地はあります。ロングランはまずまずでした。比較的競争力があるように見えますし、いつも競い合っているライバルチームのマシンと比べると、我々は確実に競争力があります。ロングランではキミ・ライコネン選手(Ferrari)よりも我々の方が速かったですし、これはうれしい結果でした。

毎回、Q3進出が我々の土曜日の目標ですが、やはり日曜日のレース内容の方がより大事なのです。(前戦の)ホッケンハイムではQ3には進出できなかったものの、私は8位で完走しました。ここスパは他の多くのサーキットに比べてオーバーテイクしやすいので、今回のレースに関しては、そこそこ前向きな気持ちでいます。

今週末のスパは例年にない暑さなので、それによって混乱したレース展開になるでしょう。我々にとってはいいチャンスになる可能性があります」


エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「今日はさまざまな要因によって妥協せざるを得ず、難しい一日でした。それでも、我々はそれらの問題をうまく対処し、FP2終了までには、適度なハンドリングバランスを見つけることができました。

その結果、我々のコーナーでのスピードは競争力がありました。実際、他のどのチームとも対抗できるほどでした。ただ、高速で長いスパ・フランコルシャン・サーキットが、我々のマシンの特徴に適していないことは分かっています。

それでも、HondaとEssoの両社が燃料効率とターボ・コンプレッサーによる回収・伝達機能の改善のために最近実施してくれた作業によって、小さいながらも目に見える効果がありました。それについては、感謝の言葉を述べたいと思います。

明日の予選までにやるべき仕事はまだたくさん残っています。そして、フェルナンドはPUに関わる非常に大きなペナルティを受けるため、明日の予選結果がどうであれ、彼の決勝でのグリッドポジションは必然的に影響を受けます。

ただ、それがルールですし、それだけのことです」


長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「今回のスパ・フランコルシャンには、エンジンの燃焼室とターボユニットに改良を加え、シーズン後半に向けて更なる出力アップを図ったパワーユニットを持ち込みました。残念ながら、FP1でフェルナンドのMGU-Hに水漏れが発生してしまい、早々にパワーユニットを交換することになりましたが、新スペックエンジンの影響ではないと考え、午後のFP2も新型で臨むことを選択しました。しかし、結果として6基目のパワーユニットの適用となるため、今回レースではグリッド降格ペナルティを受けることとなります。

初日の走行確認では、ローダウンフォース仕様での走行でグリップの確認を行いました。順位としてはほぼいつもと同じようなポジションでしたが、厳しいパワーサーキットであるスパで、パワーユニットの改良に対するドライバーの感触が良かったことはポジティブでした。これから明日の走行に向けて最終的な調整を行います」

フリー走行1

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
16ニコ・ロズベルグMercedes1'48.348
244ルイス・ハミルトン Mercedes+0.730
37キミ・ライコネン Ferrari+0.799
411セルジオ・ペレス Force India+0.926
55セバスチャン・ベッテル Ferrari+1.420
63ダニエル・リカルド Red Bull+1.434
733マックス・フェルスタッペン Red Bull+1.517
827ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+1.740
977バルテッリ・ボッタス Williams+2.046
1021エステバン・グティエレスHaas+2.235
118ロマン・グロージャン Haas+2.551
1219フェリペ・マッサ Williams+2.774
139マーカス・エリクソン Sauber+2.777
1455カルロス・サインツ Toro Rosso+3.076
1512フェリペ・ナスルSauber+3.420
1631エステバン・オコン Manor+3.439
1726ダニール・クビアト Toro Rosso+3.960
1822ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+4.059
1994パスカル・ウェーレイン Manor+4.489
2020ケビン・マグヌッセン Renault+4.705
2130ジョリオン・パーマー Renault+4.741
2214フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda

フリー走行2

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
133マックス・フェルスタッペン Red Bull1'48.085
23ダニエル・リカルド Red Bull+0.256
327ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+0.572
45セバスチャン・ベッテル Ferrari+0.938
511セルジオ・ペレス Force India+1.015
66ニコ・ロズベルグMercedes+1.076
77キミ・ライコネン Ferrari+1.159
88ロマン・グロージャン Haas+1.334
922ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+1.334
1021エステバン・グティエレスHaas+1.563
1194パスカル・ウェーレイン Manor+1.631
1214フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.687
1344ルイス・ハミルトン Mercedes+1.697
1426ダニール・クビアト Toro Rosso+1.831
159マーカス・エリクソン Sauber+1.998
1677バルテッリ・ボッタス Williams+2.066
1719フェリペ・マッサ Williams+2.072
1855カルロス・サインツ Toro Rosso+2.109
1920ケビン・マグヌッセン Renault+2.290
2030ジョリオン・パーマー Renault+2.477
2131エステバン・オコン Manor+2.574
2212フェリペ・ナスルSauber+2.634

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ