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F1

Round

SCHEDULE

May 8 2015, PRACTICE Formula 1 Gran Premio De España Pirelli 2015

スペインGP スペインGP

「前進」

2015年5月8日(金)・フリー走行  会場:カタルニア・サーキット  全長:4.655km

今日はMcLaren-Hondaチームにとって忙しい一日でした。空力、メカニカル面、およびパワーユニットで実施した一連のアップデートを正確に測定・判断するために、さまざまな設定でMP4-30を評価しました。

難しい天候で、コース路面は思ったよりスピードが出ず、午後にはタイヤをなかなか上手く機能させることができなかったために、たくさんの作業をこなす必要がありました。エンジニア達は、今日マシンで上手くいったことと、いかなかったことについて少し頭を悩ませながら今夜確認することになります。

それでも今回実施したアップグレードは性能向上に役立っており、フェルナンド・アロンソもジェンソン・バトンも明日の予選までにマシンの問題を解決できるだろうと前向きに考えています。

  • フェルナンド・アロンソフェルナンド・アロンソ
  • ジェンソン・バトンジェンソン・バトン
  • ジェンソン・バトンジェンソン・バトン
  • ジェンソン・バトンジェンソン・バトン
  • ジェンソン・バトンジェンソン・バトン
  • ジェンソン・バトン、フェルナンド・アロンソジェンソン・バトン、フェルナンド・アロンソ
  • 新井康久新井康久

コメント

ジェンソン・バトン
MP4-30-01
FP1 1分29.817秒(トップとの差 +2.989秒) 22周 16番手
FP2 1分28.494秒(トップとの差 +1.642秒) 31周 7番手
「今日ドライブしたマシンと、今年2月にここバルセロナでテストしたときのマシンとを単純に比較することはできませんが、その違いは明らかです。テストのときは最終コーナーをアクセル全開で走っていましたが、Hondaのパワーユニットの馬力が上がったことによって、今は少し開度を調節して走る必要があります。
今朝はプライム(ハード)タイヤではかなり良い感触を得ましたが、午後はむしろオプション(ソフト)タイヤの調子が良く、プライムタイヤでは非常に難しい走行となりました。コース上でのマシンが行った特定の挙動を理解するため、今あるものを最大限に利用しながら、各エリアにてやるべきことが沢山残っています。
全体的にはポジティブな内容でしたが、マシンで走行を重ねるという意味では難しい一日でした。今日は3種類のフロントウィングを装着し、色々と試しましたが、これは主にデータ収集のためです。
まだ改善の余地は十分あるので、今夜、すべてのデータを解析する必要があります」

フェルナンド・アロンソ
MP4-30-03
FP1 1分29.813秒(トップとの差 +2.985秒) 22周 15番手
FP2 1分28.723秒(トップとの差 +1.871秒) 28周 11番手
「今日はグランプリ週末の金曜日というよりはテストのような一日でした。
ただ、今日は技術的な問題もなく、すべての走行プログラムをこなすことができたので、ポジティブな一日でした。1回目のフリー走行の最後に少しスピンしてしまいましたが、これはインラップのときに少し楽しもうとプッシュしていて、12コーナーでマシンがピルエットしてしまったためです。
今日は冬のテストのときよりもコース上でスピードがあまり出なかったので、マシンを今日のコンディションに合わせて調整しなければなりませんでした。ただ、明日は上位陣に少しでも近づくことができればと思っています。
今日は数多くのポジティブなステップを踏むことができましたし、マシン自体も上手く機能しているようです。ただ、今夜、やるべきことは沢山あります。すべてのものを一つにまとめて、明日の予選に向けて最善の部品を選択する必要があります」

エリック・ブーリエ|McLaren-Honda Racing Director
「今日は忙しい一日でした。多くの評価・解析を行うために非常に多くの走行プログラムを予定していましたが、すべて無事終了することができました。
今週末に向けて実施したアップグレードによってラップタイムがどれぐらい改善したのかを明確に測定することはできませんが、各領域において有効かつポジティブな効果を確認することができました。
フェルナンドもジェンソンも非常に詳細なフィードバックをしてくれましたが、土曜日の予選と日曜日の決勝でマシンパッケージ全体の実力を最大限に引き出すには、まだやるべきことがあるのは明らかです。
ただ、一番重要なのは、我々が前進し続けていることです」

新井康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「今日のフリー走行1は少し忙しなかったです。シャシーとパワーユニットの両方で実施した各種アップデートを組み合わせながらの作業でしたので、90分という時間があっという間に過ぎました。
ただ、最終的には両セッションともに非常に生産的な内容となり、短いインターバルの間に導入したパワーユニットのドライバビリティソフトウェアのアップデートをテストすることができました。1回目のフリー走行のタイムをもとに、2回目のフリー走行に向けてエンジンの動的性能をさらに微調整しました。
オペレーション面では、今季最初の4戦よりも物事がスムーズに進んでおり、今日ガレージで実施できた作業にも満足しています。このサーキットではオーバーテイクが非常に難しいので、明日の予選がとても重要になるため、これからデータを再度確認する必要があります。我々はもちろんいつものとおりに全力を尽くします」

1日目フリー走行リザルト

フリー走行1 リザルト

順位 ドライバー チーム タイム 周回数
1 ニコ・ロズベルグ Mercedes 1'26.828 28
2 ルイス・ハミルトン Mercedes 1'26.898 27
3 セバスチャン・ベッテル Ferrari 1'27.806 21
4 キミ・ライコネン Ferrari 1'27.832 16
5 カルロス・サインツ Jr. Toro Rosso 1'28.132 27
6 マックス・フェルスタッペン Toro Rosso 1'28.529 23
7 ダニール・クビアト Red Bull 1'28.785 7
8 フェリペ・マッサ Williams 1'28.831 21
9 ダニエル・リカルド Red Bull 1'29.075 9
10 フェリペ・ナスル Sauber 1'29.140 14
11 ニコ・ヒュルケンベルグ Force India 1'29.409 20
12 ラファエレ・マルチェロ Sauber 1'29.630 15
13 ジョリオン・パーマー Lotus 1'29.676 21
14 スージー・ヴォルフ Williams 1'29.708 22
15 フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda 1'29.813 22
16 ジェンソン・バトン McLaren-Honda 1'29.817 22
17 セルジオ・ペレス Force India 1'30.096 19
18 パストール・マルドナド Lotus 1'30.110 7
19 ウィル・スティーブンス Marussia 1'32.471 22
20 ロベルト・メリ Marussia 1'32.647 20

フリー走行2 リザルト

順位 ドライバー チーム タイム 周回数
1 ルイス・ハミルトン Mercedes 1'26.852 26
2 セバスチャン・ベッテル Ferrari 1'27.260 37
3 ニコ・ロズベルグ Mercedes 1'27.616 35
4 キミ・ライコネン Ferrari 1'27.780 36
5 ダニール・クビアト Red Bull 1'27.943 25
6 マックス・フェルスタッペン Toro Rosso 1'28.017 32
7 ジェンソン・バトン McLaren-Honda 1'28.494 31
8 バルテッリ・ボッタス Williams 1'28.525 39
9 カルロス・サインツ Jr. Toro Rosso 1'28.674 31
10 フェリペ・マッサ Williams 1'28.712 36
11 フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda 1'28.723 28
12 ロマン・グロージャン Lotus 1'29.086 14
13 ダニエル・リカルド Red Bull 1'29.098 4
14 パストール・マルドナド Lotus 1'29.217 34
15 フェリペ・ナスル Sauber 1'29.333 37
16 マーカス・エリクソン Sauber 1'29.361 34
17 ニコ・ヒュルケンベルグ Force India 1'29.601 38
18 セルジオ・ペレス Force India 1'29.707 35
19 ウィル・スティーブンス Marussia 1'31.929 30
20 ロベルト・メリ Marussia 1'32.751 23