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F1

Round

SCHEDULE

May 8/9/10 2015 Formula 1 Gran Premio De España Pirelli 2015

スペインGP スペインGP

2015 SPANISH GRAND PRIX PREVIEW

Hondaは、ヨーロッパラウンドのスタートとなるFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)の第5戦スペイングランプリ(開催地:バルセロナ県モントメロ、スペイン、5月8日~10日)に向けて、サーキット入りして準備を進めています。レースに先駆け、シルクイート・デ・カタルーニャ(以下、カタルニア・サーキット)の情報や、今週末のレースの見所などをレポートします。

コメント

新井 康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「開幕からのフライアウェイ4戦が終了しました。我々にとってバーレーン後の3週間は4戦の振り返りと分析をし、これから始まるヨーロッパラウンドに向けた準備を進めるための貴重な時間でした。前戦のバーレーンGPでは、1台は予選で初めてのQ2に入り、レースにおいても中段グループでのバトルを展開するほどの進化を証明することができた一方、1台は電気系のトラブルによりグリッドに立つことができませんでした。

スペインに向けては、パワーユニットのドライバビリティーおよび信頼性のアップデートを図り、レースごとにステップアップしている姿を見せたいと思っています。ここカタルニア・サーキットは、テクニカルなサーキットですが中・高速コーナーも多く、ドライバーも観客も楽しめるサーキットです。オーバーテイクが難しく、マシンにとっては高速での安定性やバランス、空力が重要な要素となります。シャシーもエアロパッケージの微調整とアップデートを準備しており、レース週末にパワーユニットと一体となったマシンが走り出すのが楽しみです。

我々はMcLaren-Hondaとして一歩ずつ正しい方向に前進していると信じています。カタルニア・サーキットでもこの進化を証明できるよう、準備を進めていきます」

<レース日時>
5月8日(金):
フリー走行1 10:00~11:30 (日本時間 17:00~18:30)
フリー走行2 14:00~15:30 (日本時間 21:00~22:30)

5月9日(土):
フリー走行3 11:00~12:00 (日本時間 18:00~19:00)
予選 14:00~15:00 (日本時間 21:00~22:00)

5月10日(日):
決勝レース 14:00~ (日本時間 21:00~)
※決勝レースは66周完走、もしくは2時間経過時点の周回で終了

<サーキット情報>
サーキット名: シルクイート・デ・カタルーニャ
所在地: スペイン・バルセロナ・モントメロ
コース全長: 4.655km
周回数: 66周
トップスピード: 時速330km
特徴: 1991年にF1のカレンダーに加わったカタルニア・サーキットは、全16コーナーの8割以上が中・高速コーナーで構成されていて、特に出口が見えない形状の3コーナーやストレートに差し掛かる前の高速の9コーナーがドライバーを試すこととなる。高速コーナーでの安定性がないとドライバーはアクセルを踏み込むことができず、大きなタイムロスとなりえる。一方で、セクター3はテクニカル、かつ低速のコーナーが続き、タイヤマネージメントが重要となるので、ドライバー、マシン、チームの集中力とバランスが必要なサーキット。タイヤはサーキットの磨耗に合わせたミディアムとハードの2種類が用意されていて、ほとんどのチームが2ストップ作戦でレースを進めるだろう。オーバーテイクが少ないサーキットのため、一番の見所はスタートから1コーナーまでの、シーズン最長となる730m間で繰り広げられるポジション争いとなる。
気候: 5月のスペインは、気温はその年によって上下するが、気候は穏やか。レース週末は20℃前後と安定した予報だが、午後になると海風・山風の影響を受ける。

2014年優勝者: ルイス・ハミルトン (メルセデス・AMG・ペトロナス・F1チーム)
2014年ファステストラップ: セバスチャン・ベッテル 1分28秒918 (インフィニティ・レッドブル・レーシング)
ラップレコード: 1分21秒670 (2008年、キミ・ライコネン、フェラーリ)

※ FIAとは、Fédération Internationale de l'Automobile(国際自動車連盟)の略称