2007年9月発表 2010年12月終了モデル
この情報は2010年12月現在のものです。
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Hondaのハイブリッドシステムは、エンジン走行を主体とし、発進・加速時など燃料を多く消費する際にモーターで走りを補助するシステム。パワープラントもエンジンとモーターを一体化したコンパクトな構造で、走りの軽快さや低燃費に寄与します。しかも、その走行感覚はきわめてリニアでナチュラル。違和感のないパワーフィールで走りの楽しさを演出する、エモーショナルな要素を基本に持つシステムです。そしてこのエンジンとモーターを先進テクノロジーにより高出力化することで、1.8Lエンジンなみのレスポンスのよい力強い走りを実現。圧倒的な低燃費と世界最高レベルの排出ガスクリーン性能をあわせ持つ爽快なハイブリッドシステムとして完成させています。
各気筒に2つの点火プラグを備え、それぞれの点火時期を最適制御することで全域急速燃焼を実現するi-DSIエンジンに、進化したHonda独創の VTECを融合したエンジンです。低回転、高回転ごとに適したバルブ制御を行い、低速での高トルク、高速での高出力、低燃費を両立するVTECに、「全気筒休止」を追加。減速時などでは4気筒すべての燃焼を休止して吸排気抵抗によるポンピングロスを低減し、減速エネルギーの回生量を高め、一層の低燃費にも寄与。この低回転・高回転・気筒休止の3段階の制御を走行状況にあわせて行い、レスポンスのよい力強い走りと優れた燃費性能を実現しています。フリクションの低減も徹底し、また、高精度なスロットル制御で吸排気効率を高めるDBWや、常に最適な変速比を自動選択し、トルク向上に寄与する高効率な自動無段変速AT「ホンダマルチマチックS」も採用。爽快で低燃費な走りに磨きをかけています。
[VTEC=可変バルブタイミング・リフト機構] [DBW=ドライブ・バイ・ワイヤ]
モーターは、厚さわずか約60mmの薄型DCブラシレスモーター。巻線の高密度化、高性能磁石の採用などで小型ながら高出力化を果たしています。このモーターの高出力に対応する出力・容量を持つIMA用バッテリーや、モーターの駆動と電力エネルギーの回生を最適制御するPCU(パワーコントロールユニット)、それらを統合するIPU(インテリジェントパワーユニット)も軽量・小型化を徹底。余裕のトランクスペースを確保しています。また、減速エネルギーを効率よく電力に回生する協調回生ブレーキを採用したほか、エアコンシステムには、燃費への影響を最小限に抑えるべく、状況に応じてエンジン動力と専用モーターでの駆動を使い分けるデュアルスクロールコンプレッサーを採用しています。
低回転・高回転・気筒休止。エンジンの3段階のバルブ制御とモーターアシストの組み合わせを適切にコントロール。あらゆる走行状況で高出力・高トルク、優れた燃費性能・環境性能を発揮します。