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October 10 2015, QUALIFYING MotoGP Motul Grand Prix of Japan
日本GP
2015年10月10日(土)・予選 会場:ツインリンクもてぎ 天候:曇り 気温:21℃ コースコンディション:ドライ
MotoGPクラス
13時30分から始まったMotoGPクラスの予選。最初に行われた30分間のフリー走行(4回目)中の10分過ぎに、V字コーナー立上りで発生した転倒 により走行は赤旗中断。その後、約30分遅れて走行は再開されましたが、「Q1」「Q2」ともに予選開始時間を変更して開催されました。午前中の日差しが 影を潜め、広く雲に覆われた中で開催された「Q2」には、前日から今朝にかけて行われた3回のフリー走行の最高タイム上位10名に入ったマルク・マルケス (#93 Repsol Honda Team スペイン)、ダニ・ペドロサ(#26 Repsol Honda Teamスペイン)、カル・クラッチロー(#35 LCR Honda イギリス)の3名のHonda RC213Vを駆るライダーが出場しました。
マルケスは「Q2」予選開始直後から、マシンとトレーニングでケガをした左手の状況を確認するように走行を行い、予選終了直前の最終ラップにトップと0秒426差の3番手タイムを記録。惜しくもポールポジションは逃したものの、フロントローから自身初となる日本GPのMotoGPクラス制覇を目指します。ペドロサも最終ラップにトップに0秒792差に迫る走りを見せ、予選6番手を獲得。決勝レースは、2列目から自身2012年以来となる日本GP制覇を狙います。クラッチローは、トップと1秒142差で3列目の8番グリッドで決勝レースに臨みます。
3回のフリー走行の最高タイムが16番手となった、Honda RC213Vを駆ってワイルドカード参戦の高橋巧(#72 Team HRC with Nissin 日本)は16選手が参加した「Q1」に出場。予選開始時より積極的な攻めの走りを見せ、一時は2番手タイムを記録しました。しかし、最終的に19番手となり、決勝グリッド7列目の19番グリッドから自身初のMotoGPクラス決勝レースに挑みます。カレル・アブラハムの代役で参戦した秋吉耕佑(#64 AB Motoracing 日本)も「Q2」に望みましたが、26番手となり決勝グリッド9列目の26番グリッドから巻き返しを図ります。
11日(日)の午後2時にMotoGPクラスの決勝レースがスタートします。
今にも雨が降り出しそうな曇天の中で行われたMoto2クラスの予選。トップライダー達が終盤にトップタイムを更新し合う激しい予選となりました。昨日、2015年シーズンのシリーズチャンピオンを確定させたヨハン・ザルコ(#5 Ajo Motorsport フランス)は、初日に実施された2回のフリー走行でトップタイムを記録するなど好調を維持。15時5分から45分間で行われた予選でもチャンピオンとしての速さを見せつけ、それまで予選トップタイムを記録していたトーマス・ルティ(#12 Derendinger Racing Interwetten スイス)を終盤に0秒171上回り、ポールポジションを獲得しました。予選2番手はルティで、3番手はジョナス・フォルガー(#94 AGR Team ドイツ)が獲得し、この3名がフロントローから決勝レースに臨みます。
日本人ライダーとして唯一Moto2クラスにフル参戦の中上貴晶(#30 IDEMITSU Honda Team Asia 日本)は、予選の序盤から積極的で攻撃的な走行をみせ、トップタイムを記録。その後、タイムアップを図ることはできませんでしたが7番手を獲得。明日の決勝レースでは3列目から母国での初優勝を目指します。第14戦アラゴンGPでケガを負ったドミニク・エージャーターの代役として、日本GPを含む残り3戦に出場することが決まっているジョシュ・フック(#16 Technomag Racing Interwetten オーストラリア)は、3回のフリー走行を初めて乗るマシンに慣れるために使って予選に臨み、23番手を獲得。自身初のMotoGP決勝レースに8列目から挑みます。
また、ワイルドカード参戦の高橋裕紀(#72 Moriwaki Racing 日本)は9列目の25番手。同じくワイルドカード参戦の小山知良(#71 NTS T.Pro Project 日本)は10列目の29番手からの巻き返しを図ります。
Moto3クラス
午前中の晴天から急激に曇空に変化した12時25分に始まったMoto3クラスの予選。ワイルドカードライダーを含む全36名のライダーが決勝レースのグリッドを決める戦いに臨みました。Honda勢では、Honda NSF250RWを駆るホルヘ・ナバロ(#9 Estrella Galicia 0,0 スペイン)が前戦のアラゴンGPで2位表彰台を獲得した勢いのまま予選に臨み、トップと0秒236差で3番手タイムを記録しました。ナバロは、午前中に行われたフリー走行でも4番手と好調を維持。初優勝を目指して最前列から明日の決勝レースに挑みます。
前日からのフリー走行で常にトップタイムを記録していたニッコロ・アントネッリ(#23 Ongetta-Rivacold イタリア)は順調にタイムを伸ばしていましたが、予選時間残り2分で挑んだ最終アタック中の5コーナーで、痛恨のスリップダウンを喫してしまい、最終的に予選4番手に終わりました。しかし、アントネッリにケガはなく、明日の決勝は2列目より優勝を狙います。現在ポイントランキング2位のエネア・バスティアニーニ(#33 Gresini Racing Team Moto3 イタリア)は5番グリッドからサンマリノGP以来の2勝目を、ポイントリーダーのダニー・ケント(#52 LEOPARD Racing イギリス)は6番グリッドから今シーズンの7勝目を狙います。
Honda NSF250RWを駆って日本人で唯一フル参戦している尾野弘樹(#76 LEOPARD Racing)は予選序盤から積極的なライディングを披露し、5ラップ目にはトップタイムを記録するなど、母国グランプリでの熱い走りを観客に印象付けました。その結果、尾野はトップと0秒708差の予選12番手を獲得し、4列目から明日の決勝レースに臨みます。Honda NSF250Rを駆ってワイルドカード参戦している水野涼(#34 Musahi RT Harc-Pro 日本)は33番グリッド、栗原圭介(#27 Musahi RT Harc-Pro 日本)は36番グリッドから決勝レースでの巻き返しを狙います。
11日(日)は午後2時から24周の決勝レースが実施されます。
MotoGP
順位 | No. | ライダー | マシン | F/O | タイム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | F | 1'43.790 |
2 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | F | 1'43.871 |
3 | 93 | マルク・マルケス | Honda | F | 1'44.216 |
4 | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | F | 1'44.322 |
5 | 29 | A.イアンノーネ | ドゥカティ | F | 1'44.436 |
6 | 26 | ダニ・ペドロサ | Honda | F | 1'44.582 |
7 | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | F | 1'44.809 |
8 | 35 | カル・クラッチロー | Honda | F | 1'44.932 |
9 | 38 | B.スミス | ヤマハ | F | 1'45.067 |
10 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | F | 1'45.081 |
11 | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | F | 1'45.219 |
12 | 45 | スコット・レディング | Honda | F | 1'45.333 |
13 | 6 | S.ブラドル | アプリリア | F | 1'45.432 |
14 | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | F | 1'45.438 |
15 | 21 | 中須賀克行 | ヤマハ | F | 1'45.496 |
16 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | F | 1'45.608 |
17 | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | F | 1'45.691 |
18 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | O | 1'45.724 |
19 | 72 | 高橋巧 | Honda | F | 1'45.743 |
20 | 50 | ユージン・ラバティ | Honda | O | 1'45.751 |
21 | 69 | ニッキー・ヘイデン | Honda | O | 1'45.843 |
22 | 43 | ジャック・ミラー | Honda | O | 1'46.039 |
23 | 76 | L.バズ | YAMAHA FORWARD | O | 1'46.048 |
24 | 63 | M.ディ・ミリオ | ドゥカティ | O | 1'46.179 |
25 | 24 | T.エリアス | YAMAHA FORWARD | O | 1'46.256 |
26 | 64 | 秋吉耕佑 | Honda | O | 1'47.760 |
27 | 15 | A.デ・アンジェリス | ART | F | 1'48.192 |
Moto2
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 5 | ヨハン・ザルコ | KALEX | 1'50.339 |
2 | 12 | トーマス・ルティ | KALEX | +0.171 |
3 | 94 | ジョナス・フォルガー | KALEX | +0.406 |
4 | 22 | サム・ロース | SPEED UP | +0.037 |
5 | 40 | アレックス・リンス | KALEX | - |
6 | 55 | ハフィズ・シャーリン | KALEX | +0.333 |
7 | 30 | 中上貴晶 | KALEX | +0.095 |
8 | 49 | アクセル・ポンス | KALEX | +0.003 |
9 | 11 | サンドロ・コルテセ | KALEX | +0.002 |
10 | 7 | ロレンソ・バルダッサーリ | KALEX | +0.100 |
11 | 19 | ザビエル・シメオン | KALEX | +0.091 |
12 | 25 | アズラン・シャー・カマルザマン | KALEX | +0.058 |
13 | 39 | ルイス・サロム | KALEX | - |
14 | 60 | フリアン・シモン | SPEED UP | +0.065 |
15 | 73 | アレックス・マルケス | KALEX | +0.055 |
16 | 3 | シモーネ・コルシ | KALEX | +0.172 |
17 | 88 | リカルド・カルダス | SUTER | +0.102 |
18 | 4 | ランディ・クルメンナッハ | KALEX | +0.027 |
19 | 10 | ティティポン・ワロコーン | KALEX | +0.192 |
20 | 36 | ミカ・カリオ | SPEED UP | +0.013 |
21 | 23 | マルセル・シュローター | TECH 3 | +0.069 |
22 | 70 | ロビン・マルホウザー | KALEX | +0.057 |
23 | 16 | ジョシュ・フック | KALEX | +0.194 |
24 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | +0.197 |
25 | 72 | 高橋裕紀 | MORIWAKI | +0.133 |
26 | 96 | ルイス・ロッシ | TECH 3 | +0.159 |
27 | 97 | チャビ・ビエルゲ | TECH 3 | +0.481 |
28 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | +0.062 |
29 | 71 | 小山知良 | NTS | +0.336 |
30 | 66 | フロリアン・アルト | SUTER | +0.157 |
Moto3
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 5 | R.フェナティ | KTM | 1'56.484 |
2 | 44 | M.オリベイラ | KTM | +0.173 |
3 | 9 | ホルヘ・ナバロ | Honda | +0.236 |
4 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | Honda | +0.403 |
5 | 33 | エネア・バスティアニーニ | Honda | +0.443 |
6 | 52 | ダニー・ケント | Honda | +0.514 |
7 | 32 | I.ビニャーレス | KTM | +0.533 |
8 | 84 | J.コーンフェール | KTM | +0.605 |
9 | 11 | リビオ・ロイ | Honda | +0.608 |
10 | 41 | B.バインダー | KTM | +0.663 |
11 | 21 | F.バグナイア | マヒンドラ | +0.707 |
12 | 76 | 尾野弘樹 | Honda | +0.708 |
13 | 65 | P.エッテル | KTM | +0.804 |
14 | 58 | J.ゲバラ | マヒンドラ | +1.041 |
15 | 63 | Z.カイルディン | KTM | +1.101 |
16 | 48 | L.ダラ・ポルタ | ハスクバーナ | +1.151 |
17 | 16 | A.ミニョ | KTM | +1.175 |
18 | 96 | M.パリャーニ | マヒンドラ | +1.203 |
19 | 10 | アレックス・マスボー | Honda | +1.210 |
20 | 98 | K.ハニカ | KTM | +1.231 |
21 | 24 | 鈴木竜生 | マヒンドラ | +1.248 |
22 | 29 | S.マンジ | マヒンドラ | +1.288 |
23 | 88 | J.マルティン | マヒンドラ | +1.328 |
24 | 17 | ジョン・マクフィー | Honda | +1.484 |
25 | 91 | G.ロドリゴ | KTM | +1.506 |
26 | 6 | M.エレーラ | ハスクバーナ | +1.509 |
27 | 7 | エフレン・バスケス | Honda | +1.518 |
28 | 95 | ジュール・ダニーロ | Honda | +1.555 |
29 | 20 | ファビオ・クアルタラロ | Honda | +1.669 |
30 | 2 | R.ガードナー | マヒンドラ | +1.904 |
31 | 40 | D.ビンダー | マヒンドラ | +2.119 |
32 | 19 | A.トヌッチ | マヒンドラ | +2.481 |
33 | 34 | 水野涼 | Honda | +2.798 |
34 | 22 | A.カラスコ | KTM | +2.824 |
35 | 55 | アンドレア・ロカテリ | Honda | +3.405 |
36 | 27 | 栗原佳祐 | Honda | +3.905 |
マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
「今日も難しい1日になりましたが、手の状態が悪化しなかったのはうれしいです。明日の決勝はどうするかは決めていませんが、今日は痛み止めの処置をしないで走ることができました。予選では、新品のタイヤでよいタイムを出すことができました。2列目より前のグリッドを獲得するという目標を達成できたことは、とてもうれしいです。でも、ドライコンディションのレースでは、ホルヘ(・ロレンソ)もバレンティーノ(・ロッシ)も僕より一歩前を走っています。トップの2人には近づくことができましたが、手のケガのこともあり、マシンのセットアップには苦労しました。チームの仕事にはとても満足しています。明日はベストを尽くします」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 6番手)
「今日はあまりいい1日ではありませんでした。マシンのセットアップに少し問題があり、思ったほど快適に走ることができませんでした。しかし、予選セッションでは、まずまずのポジションでフィニッシュすることができました。明日はベストを尽くし、モチベーションを高めて前進できるようにがんばります。天気が変わるかもしれませんので、チャンスを最大限生かせるように集中しなければなりません」
カル・クラッチロー(MotoGP 8番手)
「今日のレースは難しかったです。ただ3列目グリッドからのスタートはそれほど悪くありません。ラップタイムは1日を通して前進することができました。しかし、予選ではいくつかミスをしてしまいました。2回目のアタックではミスを犯さないようにしましたが、最後はリアタイヤがあまり機能しませんでした。それでも日曜日のレースへ向けて気持ちはポジティブです。いい結果が出せると思います」
スコット・レディング(MotoGP 12番手)
「正直、Q2に進むことができて驚いています。しかし、Q1でタイヤを使ってしまったので、Q2用のタイヤが残っていませんでした。最後のアタックはユーズドタイヤだったので、うまくまとめられませんでした。フロントタイヤはすでに4回もアタックしていました。パフォーマンスが落ち始めていたので、仕方ありません。でも、今日の仕事には満足しています。速く走ることができて、ペースも維持できました。明日の決勝レースでは、この走りが生きると思います。明日はトップ10か、トップ8が目標です。雨が降ったらおもしろくなると思いますが、すべてに備えて、明日の天気の様子を見たいです」
高橋巧(MotoGP 19番手)
「MotoGPはフリー走行や予選すべてが初めての経験でしたが、フリー走行1回目で自己ベストが更新できました。また、その後も予定していたタイムに到達するなど、走行を重ねるたびにタイムが伸びているので充実しています。しかし、MotoGPの予選は時間が短く、早くタイムを出さなければなりません。この点に自分が慣れていないので、いくつかミスを犯してしまい、タイムを伸ばせなかったのが残念です。明日の決勝レースでは、これまで経験のないMotoGPライダーと競り合うことが、自分にとって大きなチャンスなので、たくさんの経験を積みたいと思います。“もてぎ”は自分にとってホームーコースで、これまでも“もてぎ”で勝負したいと考えていたので、精一杯の力で挑みたいと思います。応援よろしくお願いします」
ユージン・ラバティ(MotoGP 20番手)
「今日はよい1日のスタートを切ることができませんでした。コースインして何周かした後に、自分のミスで転倒してしまいました。そのため、仕切り直しになってしまい、思うようにタイムを更新できませんでした。1分45秒7という自分のタイムにがっかりしました。明日は雨の予報なので、もし雨になったらゼロからのスタートになります。このままドライコンディションだったら、セットアップを進めなくてはいけません。いずれにしても、明日はベストを尽くします」
ニッキー・ヘイデン(MotoGP 21番手)
「午前中のフリー走行では、ブレーキに問題を抱えて思うようにスタートが切れませんでしたが、それからは順調にタイムを上げていけました。FP4ではリアのグリップを改善できましたが、フロントにチャタリングが出るようになり、そのために攻める走りができませでした。ケガをした親指はまだ痛みますが、徐々に回復しています。明日のウォームアップでセットアップに取り組んで、決勝に挑みたいです」
ジャック・ミラー(MotoGP 22番手)
「今日は、もう少しよいグリッドを獲得できたと思いますし、あまりよい1日ではありませんでした。通常、初日のフリー走行より、2日目のフリーと予選で、さらにセットアップを進めて、タイムを短縮できるはずです。しかし、今日はこれ以上タイムを出すのは無理でした。チームは問題解決のために全力を尽くしています。明日のウォームアップで最後の調整に挑み、よい状態で決勝を迎えたいです」
秋吉耕佑(MotoGP 26番手)
「初日の走行から3秒近くタイムを短縮できました。レースはスタッフとのコミュニケーションがとても重要なので、あと1時間走行する時間があれば、もっといい状態を作れたと思うので残念です。それでも自分のライディングスタイルを変えるなど、試行錯誤してベストを尽くしました。決勝ではどこまで追い上げられるか、挑戦したいです」
ヨハン・ザルコ(Moto2 1番手)
「ルティはこのサーキットを得意としているし、昨年は優勝しているので気をつけなければなりません。初日のフリー走行から優勝を目指してがんばってきました。レースに向けて準備は整っています。明日は雨が降り、気温も下がりそうです。そうなれば、すべてが変わります。でもドライになったらレース序盤でできる限りプッシュしようと思います。一番の目標はミスをせず優勝することです。タイトルは獲得しましたが、引き続きいい仕事ができるようにがんばります」
トーマス・ルティ(Moto2 2番手)
「ここに戻ってくることができました。いい予選でした。特にペースがよくて予選中ずっとプッシュできました。ここに戻ってこられるようにチームも僕もがんばりましたが、チャンピオンシップはすでに決着がついてしまいました。でも明日が楽しみです。まだ残り4戦ありますので、一生懸命プッシュします。パルクフェルメに戻ってくることができて、本当にうれしいです」
ジョナス・フォルガー(Moto2 3番手)
「今週はフィーリングがよくなり、グリップもよくなりました。一歩前進できました。ここまでのところはいいレースウイークとなっています。ケガをしているろっ骨には痛みがまだ少しあります。明日は周回するごとに大変になると思いますが、いいグリップポジションを獲得できたので、どんな天気になってもベストを尽くしたいです」
中上貴晶(Moto2 7番手)
「リアのセットアップが決まらないまま、予選で挑むことになりました。目標の1分50秒台には届きませんでしたが、調子は上向いているので、決勝に自信を持って挑みます。バイクとの信頼感も増しているので、焦らずにレースの組み立てを考えて、しっかりと優勝を目指したいです」
ホルヘ・ナバロ(Moto3 3番手)
「レースウイークを通して、大きく前進できました。このサーキットは、僕のライディングスタイルにあまり合っていないので苦労します。でも、とてもいい仕事ができました。午前中はギアボックスのセットアップを変えたら、大きく前進できました。このおかげでブレーキングがよくなりました。予選セッションでは、いいペースを維持することができ、トップタイム争いができました。それでもまだ改善しなければなりません。明日は優勝争いをしたいです。決勝レースは少なくとも7、8人の集団になると思いますが準備はできています。明日は雨が降らないことを願っています」
エネア・バスティアニーニ(Moto3 5番手)
「今日の結果には満足しています。フリー走行の転倒を思えば、こんな結果は期待していませんでした。左肩が少し痛みます。特にブレーキングのときが痛いのですが、レースでは最後まで走れると思います。僕よりペースのいいライダーが何人かいますが、まだあとコンマ数秒詰められます。明日はベストを尽くし、(ダニー・)ケントとのポイント差を縮めたいです」
尾野弘樹(Moto3 12番手)
「今シーズンで1番くらいのいい流れでレースウイークを過ごせています。エンジン乗せ換えのトラブルの影響もほとんどありません。1分56秒台を出したかったのですが、タイムアップできる自信もあり、何よりも決勝への準備がしっかりできているのがうれしいです。決勝はこれまでで1番のレースにしたいです」