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MotoGP

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October 9/10/11 2015 MotoGP Motul Grand Prix of Japan

日本GP 日本GP

日本GPプレビュー

ロードレース世界選手権の第15戦日本GPが、10月9日(金)から11日(日)までの3日間、栃木県・ツインリンクもてぎで開催されます。ツインリンクもてぎでは、1999年に初めて日本GPが開催されました。2000年から03年までの4年間は、鈴鹿サーキットで日本GP、ツインリンクもてぎでパシフィックGPが開催されましたが、04年からは、ツインリンクもてぎだけの開催となり、日本GPの舞台として定着しました。

日本GPプレビュー

昨年は、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、ここで2年連続のチャンピオンを決め、Hondaとしては初めてホームGPでのタイトル獲得を達成。ファンも関係者も歓喜に沸く大会となりました。

今年は14戦を終えて、マルケスが総合3位。過去2年は、タイトルに王手をかけて日本GPを迎えており、タイトル獲得を優先して2年連続2位でフィニッシュしていますが、今年は10年の125ccクラス、12年のMoto2クラスに続く、もてぎ3クラス制覇を狙うことになります。

今年は厳しい戦いの予選が続いていますが、その中でマルケスはライバルを圧倒するスピードで、7度のポールポジション(PP)を獲得。前戦アラゴンGPでは、PPスタートながら、痛恨の転倒を喫しましたが、今大会では8度目のPP獲得とシーズン5勝目が期待されます。

チームメートのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)も、連覇を果たした11年、12年に続き、3年ぶり3度目の日本GP優勝を狙っています。前戦アラゴンGPでは、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とし烈な2番手争いを繰り広げて先着。アラゴンGPに駆けつけた地元ファンを多いに沸かせました。今年はシーズン序盤に右腕の“腕上がり”の手術を受けたためにタイトル争いからは後退しましたが、右腕の状態も徐々に回復し、来年のタイトル取りに向けて調子を上げています。

来季のチーム継続が決まったカル・クラッチロー(LCR Honda MotoGP)は、第3戦アルゼンチンGP以来の表彰台が期待されます。ツインリンクもてぎに対しては、どちらかと言えば苦手意識を持っているというクラッチローですが、HondaのホームGPで、RC213Vのパフォーマンスを存分に引き出す意気込みです。スコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、第12戦サンマリノGP以来となる、2度目の表彰台獲得に挑みます。ファクトリーマシンに乗る4人のHonda勢の走りに、大きな注目が集まります。

オープンカテゴリーマシン「RC213V-RS」勢も今季ベストリザルトを目指しています。ジャック・ミラー(LCR Honda MotoGP)は、ホームGPとなる第16戦オーストラリアGPに向けて、弾みをつける意気込み。Aspar Team MotoGPのニッキー・ヘイデンとユージン・ラバティも、HondaのホームGP、ホームコースでの戦いを楽しみにしています。

さらに、今大会は、カレル・アブラハム(AB Motoracing)の代役として、秋吉耕佑が4年ぶりに日本GPに挑みます。また、ワイルドカードで高橋巧(Team HRC with NISSIN)がMotoGP初出場を果たします。

Moto2クラスは、総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が、タイトル王手で日本GPを迎えます。総合2位でタイトルの可能性を残すティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)に78点差をつけており、今大会で先着もしくは75点差をキープすれば念願のタイトルが決まります。ザルコは、Moto3クラスに出場していた11年の日本GPでグランプリ初優勝を達成しており、思い出のサーキットでタイトル獲得を果たす意気込みです。

ラバトは、日本に出発する直前の10月5日、アルメリア・サーキットで実施していたトレーニング中に転倒して左前腕部を骨折しました。すぐに手術を行い、日本GPには出場する予定ですが、体調が万全ではないだけに厳しい戦いが予想されます。ザルコに100点差のアレックス・リンス(paginas Amarillas HP 40 )も数字上ではチャンピオンの可能性は残っていますが、逆転チャンピオンはほぼ不可能な状況で、残り4戦、思いきった走りで優勝を目指します。

ホームGPを迎える中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、今季2度目の表彰台と初優勝を目指します。チームメートのアズラン・シャー・カマルザマンも今季ベストリザルトを狙います。ワイルドカードでは、高橋裕紀(Moriwaki Racing)と2015年アジアロードレース選手権に参戦中の小山知良(NTS T.Pro Project)が出場します。

Moto3クラスは、総合首位のダニー・ケント(LEOPARD Racing)が、総合2位のエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)に55点差をつけて日本GPを迎えます。14戦を終えてタイトルの可能性を残すのは、総合5位のニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)まで。しかし、事実上、ケントとバスティアニーニの2人に絞られており、両選手の結果次第では、ケントのチャンピオン決定の可能性も浮上します。

ツインリンクもてぎを得意とするケントは、これまでに日本GPで2度のPPを獲得、12年にはグランプリ初優勝を達成しています。得意とするサーキットだけに、今季7勝目を目指します。総合2位のバスティアニーニは、今季2勝目に闘志。ケントもバスティアーニも、前戦アラゴンGPでは優勝争いに加わりながらともに転倒リタイアしているだけに、今大会の走りに注目されます。

尾野弘樹(LEOPARD Racing)は、前戦アラゴンGPで今季ベストの10位でフィニッシュしているだけに、シングルフィニッシュと今季初表彰台を目指します。ワイルドカードでは、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO)と栗原 佳祐(MuSASHi RT HARC-PRO)が出場します。

コメント

マルク・マルケス(MotoGP 総合3位)
「アラゴンGPはミスもして辛いレースになりましたが、日本に到着して、シーズン終盤戦は優勝を目指してがんばろうと思っています。不幸にも、先週、マウンテンバイクでトレーニングしているときに左手の甲を骨折してしまいました。先週の水曜日に手術を受けました。それから順調に回復しており、この週末に向けて、できるだけ骨がくっつくことを望んでいます。ツインリンクもてぎは、急加速やハードブレーキングなど、さまざまな要素が含まれていて難しいサーキットです。日曜日の決勝をフロントローから挑むためにも、セットアップがとても重要になります。HondaのホームGPなので、ファンの前でいい結果を残せるようにしたいです」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合7位)
「バレンティーノとアラゴンGPでバトルしたあとなので、HondaのホームGPに向けてモチベーションが上がっています。アラゴンGPを終えて、月曜日にテストがあり、火曜日は誕生日だったので、家族や友人たちとバルセロナに滞在しました。そして今、気持ちは日本GPに向いています。日本GPはHondaにとって大きなイベントなので、ファンの前ですばらしい結果を残さなければなりません。サーキットは、ハードブレーキングポイントと急加速のエリアが多くあるので、ブレーキングの安定性とコーナーでのトラクションを組み合わせた、いいセットアップを見つけなければなりません」

カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
「Hondaのマシンに乗ってツインリンクもてぎでのレースを迎えることをうれしく思います。みんな、もてぎではHondaにアドバンテージがあると言いますが、自分はそうは思いません。というのも、ほかのメーカーは、もてぎでテストを実施しているからです。もてぎは、3位争いをしていてファイナルラップにガス欠を起こした2012年から、あまり好きではありません。昨年はもてぎでいい週末を過ごすことができました。今年は加速のときのウィリーやホイールスピンを抑えて、コーナーではらまないようにしなければなりません」

スコット・レディング(MotoGP 総合13位)
「もてぎは大好きなサーキットで、RC213Vにも合っていると思います。アラゴンGPでは、今年の課題となっているリアグリップに苦しみましたが、リアタイヤとリアサスペンションにも技術的な問題を抱えていました。しかし、ここからの3戦は、気持ちを切り替えて挑みたいです。スケジュール的には厳しいですが、みんな同じ条件なので、がんばらなければなりません。今大会もこれまで同様、土曜日のQ2にダイレクトで進出すること、そして日曜日の決勝では、トップ10に入れるようにしたいです」

ジャック・ミラー
(MotoGP 総合18位)
「MotoGPマシンでもてぎを走るのは初めてなので、とても楽しみにしています。もてぎでは、RC213V-RSの開発テストが行われてきたので、このコースには合っているのではないかと思います。ストップ&ゴーのレイアウトで、ハードな加速とヘビーなブレーキングが多いので、この週末に向けて、準備のためにも気持ちを高めています」

ニッキー・ヘイデン
(MotoGP 総合19位)
「データ上では、我々のマシンがもてぎに合うとは思えないので、苦労するかもしれません。というのも、ローギアからの加速に時々苦労していて、もてぎのレイアウトは、そういう加速を要求されるからです。これまで、その問題を解決するために、電子制御に取り組み、トラクションコントロール、ギアのバランスでいいところを探そうとしてきました。今大会は、ポイント獲得をかけた戦いになるだろうと思っています」

ユージン・ラバティ
(MotoGP 総合21位)
「ツインリンクもてぎは、2007年に250ccクラスで走ったことがあります。しかし、そのときとはマシンが違うし、MotoGPマシンで走ることになるので、初めて走るのと変わらないと思います。コースレイアウトから言えば、我々のマシンにとっては理想的ではありませんが、金曜日のフリー走行を走ってみないと分かりません。もてぎよりは、次戦オーストラリアGPのフィリップアイランドの方が合っていると思いますが、今大会も全力を尽くします」

秋吉耕佑(MotoGP 代役出場)
「前回、代役ライダーとして出場してから、ずいぶん時間が経っています。今回、カレルの代役として出場するチャンスが巡ってきましたが、まずは、カレルの一日も早い回復を願っています。今回は、開発ライダーとしての経験を生かし、この週末はベストをつくしたいです。カレルが戻ってきたときのためにも有用なデータをチームに残したいと考えています」

ヨハン・ザルコ
(Moto2 総合1位)
「シーズン序盤は、ちょっとだけ厳しいレースが続いていました。長い間、家を離れることも多く、大変でした。しかし、海外遠征は好きですし、これからの3連戦に向けて、とてもモチベーションは上がっています。もてぎは好きなサーキットの一つで、2011年には、Moto3クラスで初優勝を達成しました。独特なコースで、ブレーキングがとてもハードなので、快適に走れるようにセットアップをしなければなりません。前戦アラゴンGPとは対照的なコースです。決勝では、タイトルを獲得できるかどうか、ポイントを考えて走らなければなりません。その瞬間に向けて、全力を尽くします」

ティト・ラバト(Moto2 総合2位)
「アルメリアでクラッシュしたあと、手術を受けて成功しました。これで問題なく日本GPに出場できると思います。日本は大好きで特別なレースです。オーストラリアとマレーシアもそれは同じです。目標は残り4戦を楽しんで勝ちにいくことです。アラゴンではサスペンションのセットアップで大きな進歩を遂げました。オーリンズのおかげです。引き続き、低速コーナーでもさらなる進化を目指していかなければなりません。遠征はシーズン中で一番好きな時間です。これからの3連戦に向けて、マシンはいい状態を作れたと思います」

アレックス・リンス(Moto2 総合3位)
「これからの3連戦をとても楽しみしています。アラゴンGPではいいレースができましたし、もてぎでは引き続き、フロントローにチャレンジしていきたいです。もてぎでラッキーが起こるとは思えませんが、これまでチームと一緒にがんばってきたので、日本GPでもきっといいレースができると信じています」

中上貴晶(Moto2 総合9位)
「サンマリノGPで表彰台に立ち、アラゴンGPでも表彰台に立って日本GPを迎えたかったのですが、アラゴンではスタートに失敗して8位に終わりました。とは言っても、中盤になっていい流れに乗れてきていると思うので、日本GPでは今年一番のレースをしたいと思います。日本GPは、125cc時代(08、09年)、Moto2の代役出場(11年)を入れて、今年で7度目になります。しかも、今大会がグランプリ出場100戦目。みんなに喜んでもらえるレースにしたいと思っています」

ダニー・ケント(Moto3 総合1位)
「これから始まる、日本からの3連戦を前に、とても興奮しています。もてぎはこれまでも、とても相性がよかったし、いつもライディングを楽しむことができました。これまで2度のポールポジションを獲得し、初勝利も2012年のツインリンクもてぎでした。いい思い出があります。今大会の目標は、日曜日の決勝に向けて、いいレースペースを作るためにがんばるだけです」

エネア・バスティアニーニ
(Moto3 総合2位)
「遠征シリーズは大好きです。特にもてぎは、ハードなブレーキングポイントが多く、うまく説明できませんが、好きなサーキットです。昨年はいいスタートが切れました。しかし、予選で失敗し、決勝で厳しい戦いを強いられたので、今年はいいグリッドを獲得して決勝に挑みたいです。レースはなにが起こっても不思議ではありません。ポイント差はありますが、まだゲームは終わってないし、最後まで全力を尽くします」

ニッコロ・アントネッリ(Moto3  総合3位)
「アラゴンでは表彰台に立てず、残念でした。ブルノ、シルバーストーン、ミサノと続けた表彰台記録にもう一度トライしたいですし、この3戦はチャンピオンシップにおいてとても重要なので、がんばります。現在ランキングで5位ですが、3位まで23ポイント差。あとはやるだけです。昨年の大会は9位だったので、今年はもっと高いところを狙いたいです」

尾野弘樹(Moto3 総合22位)
「前戦アラゴンGPで今季ベストの10位でフィニッシュして、気持ちよく日本GPを迎えることができました。開幕前は日本GPまでに何度か表彰台に立つというのが目標でしたが、それを全然果たせていないので、日本GPでは初表彰台を目標にがんばりたいです。今年は、Hondaを始め、グランプリ復帰のチャンスをくれたたくさんの方々に、日本GPでいいレースをみていただきたいと思っています。初日から元気ある走りをみてもらいたいです」