ボウが通算7勝、全12レース表彰台登壇を達成
マニュファクチャラーズ・タイトルも2連覇

今シーズン、REPSOL MONTESA HRCのMontesa COTA 4RTを駆るのは、昨年9勝を挙げて初のワールドチャンピオンに輝いたトニー・ボウと、3位の藤波貴久。開幕戦を制したのはボウ。2年連続のタイトル獲得に向けて最高のスタートを切った。藤波は3位と、4年ぶりのタイトル奪取に向けて、まずまずの滑り出しだ。第2戦もボウ2位、藤波3位と表彰台に並ぶ。続く第3戦では、1日目レースで藤波が今季初優勝を果たし、2日目も2位に入った。ボウも1日目こそ藤波に優勝をゆずり2位になるも、2日目は優勝。3戦を終えた時点で、ランキングトップは74ポイントのボウ、2位に67ポイントの藤波、3位は65ポイントのアダム・ラガ(ガスガス)。2008年は終始、この3人のライダーによる優勝争いが繰り広げられた。

栃木県・ツインリンクもてぎで開催された第4戦で、1日目、2日目と連続優勝を達成したボウは、第6戦、第9戦でも優勝を果たし、最終戦を残して205ポイントでトップ。2位のラガに14ポイント差をつけている。スペインで行われた最終戦で、ボウは1ラップ目から他のライダーを大きく引き離す。2ラップ目も地元ファンを前に安定したライディングを見せ、総減点数10で最終戦を終えた。その結果、ボウは開幕戦からのランキングトップを守り、2年連続2度目のワールドチャンピオンに輝いた。藤波は最終戦で4位、シーズンを通して10回の表彰台登壇を果たす活躍を見せて、ランキング3位だった。

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