コメント

マイク・コンウェイ(ポールポジション)「とにかく思いきりアタックするだけでした。そして、僕らの走りはポールポジション獲得を果たすに十分だったということです。Dale Coyne Racingのクルーたち全員がすばらしい仕事をしています。ポールポジションはそのたまものです。本当に、本当にうれしいです。決勝レースが楽しみで仕方ありません。今日行われる第6戦の決勝レースも、私はフロントローの2番グリッドからスタートします。スポット参戦で戦っている私たちにすれば、思いもよらなかったほど、好パフォーマンスをみせることができています。チームメートとの協力もとてもうまくいっています。あとはレースをいかに戦うかですね。ハードタイヤは余裕があるぐらいに残っていますが、ソフトタイヤは予選で使用したため、セット数がもう残っていません。ただ、おもしろいことに私たちはハードタイヤの方が速いぐらいなので、その点からも私はハッピーです。大勢の速いドライバーたちが私たちを取り囲んでいます。レースは厳しい戦いになるでしょう。自分のできることに集中し、2番手以下を引き離して独走したいところです。果たしてレース展開はどうなるのか、楽しみです」

ジェームズ・ジェイクス(2番手)「とてもいい予選でした。でも、短かったですね。あと数周あったら……と残念です。予選の最後が赤旗にならなければ、ポールがとれていたかもしれません。私がソフトタイヤでのアタックを3周終えたところでレッドフラッグが出ました。2グループ目でのトップタイムは、ソフトタイヤでのアタックの4周目に記録されました。3周目を比較すると、私の方が0.5秒も速かったのです。昨日の予選の後にマシンのセッティングを変更したのですが、それが狙い通りの効果を発揮していました。2番手という予選結果を喜んでいますが、ほんの小さな差によってポールを惜しくも逃した、という点は悔しいですね。いずれにせよ、好パフォーマンスはチームのハードワークがあってこそです。クルーたちにはとても感謝しています。今週末は天候が不安定なので、フロントローからのスタートは大きなメリットとなりそうです」

佐藤琢磨(21番手)「ソフトタイヤで走り出したところで、前方を走るマシンに追いつきそうになりました。そこで間隔を空けるようピットから指示がありました。1周をかけてアタックのための間隔をとったのですが、アタックを始めてみるとタイヤのグリップが感じられませんでした。アタック1周目はそれなりにいいラップタイムが出せたのですが、ほかのチームはソフトタイヤで速いラップタイムを連続して出していたというのに、自分たちのセッティングではそれが不可能でした。とくにコーナーが続くセクションでグリップが低くなっていました。私たちが仮にベストの状態で1周のアタックを行えていたとしても、1分19秒フラットぐらいが限界だったと思います。ハードタイヤでの走りも私たちはグループ内での6番手ぐらいの力しか持っていなかったようなので、今日行われる第6戦の決勝レースでも使い、ドライコンディションでのマシンセッティングをよくしたいですね」

ロジャー・グリフィス｜HPDテクニカル・ディレクター「第7戦の予選は完全なドライコンディションでした。昨日はダリオ・フランキッティ、今日はマイク・コンウェイがポールポジションを獲得。両方の予選で最速となれたことはとてもうれしく思います。スポット参戦でありながら、コンウェイはチームに見事に溶け込み、2日連続ですばらしいスピードをみせてくれています。そして、ジェームズ・ジェイクスとRahal Letterman Lanigan Racingも、同じく2日続けて、すばらしいパフォーマンスを発揮し、今日のジェイクスは予選2番手と自己ベストを2日続けて、更新しました。明日、ここデトロイトで行われる決勝レースのフロントローはHondaドライバー2人によって占められることとなりました。この勢いにのって今日と明日の2レースで望む結果を手に入れたいと思います」