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デイル・コイン・レーシングDale Coyne RacingDRIVERS

1991年までインディカーを走らせていたデイル・コインは、ドライバーとしての優勝は挙げられませんでしたが、2009年にワトキンス・グレン・インターナショナルでジャスティン・ウィルソンが優勝。初勝利の美酒をチームオーナーとして味わいました。24年かけて初優勝へとたどり着いた彼らですが、その3年後にはテキサス・モーター・スピードウェイで2勝目をマーク。以降も、勝利を重ねるべく体制強化に努めています。インディカーとしては珍しくシカゴ郊外にワークショップを構えるDale Coyne Racing。彼らは小規模ながら、多くの若手ドライバーにインディカー挑戦のチャンスを与えてきています。

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ジャスティン・ウィルソンJustin Wilson

1978年生まれ。イギリス出身。インディカーで通算7勝。イギリスでフォーミュラのステップを踏み、2001年に国際F3000チャンピオンを獲得。03年にはF1世界選手権への参戦をスタートさせました。

F1グランプリで16レースを戦ったあと、04年からアメリカでインディカーに参戦。05年に2勝を挙げ、06年、07年、08年、09年にはロードコースで1勝ずつを記録しました。12年にはDale Coyne Racingとともにテキサスの1.5マイル・オーバルで、念願のオーバルで、初優勝を飾りました。


生年月日:1978年7月31日
国籍:イギリス
http://www.justinwilson.co.uk/

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アナ・ベアトリス
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アナ・ベアトリスAna Beatriz

1985年生まれ。8歳でレーシングカートに乗り始め、母国ブラジルでフォーミュラカーへとステップアップ。南アメリカのF3を経て、2008年にインディライツへの参戦を開始しました。デビュー2戦目のセント・ピーターズバーグで予選3番手に食い込み、決勝でも3位表彰台に上がると、第10戦ナッシュビル・スーパースピードウェイで初優勝を飾りました。インディライツにおける女性ドライバーとしては初めての快挙でした。それからも好走を続け、6度のトップ3フィニッシュでシリーズ3位となり、インディライツのルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。

翌09年は、アイオワ州のアイオワ・スピードウェイで2勝目をマークし、10年にインディカーへステップアップ。その年は4戦に出場、初めてフルシーズン出場した11年には、トロントで自己ベストとなる11位フィニッシュをしました。12年は第4戦ブラジル・サンパウロと第5戦インディ500に出場。


生年月日:1985年3月18日
国籍:ブラジル
http://www.biaracing.com/

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ステファン・ウィルソンStefan Wilson

1989年生まれ。イギリス出身。少年期からレーシングカートを走らせ、2006年に実兄のジャスティンを追うようにフォーミュラカーへと進みました。08年のイギリスF3ナショナルクラスで4勝を挙げると、F1チームのマクラーレンに将来有望な若手ドライバーと認められ、F1マシンをテストドライブするチャンスを与えられました。アメリカでの初レースは09年のセント・ピーターズバーグで、この年には6戦のみの出場でしたが、翌10年にはBryan Herta Autosportからシリーズ全13戦のうち10戦に出場。

続く11年にはAndretti Autosportからインディライツにフル出場して、初優勝をトロントで飾り、さらにケンタッキー・スピードウェイで2勝目を挙げました。ほかにも、バーバー・モータースポーツパークとエドモントンで2位フィニッシュ、ロングビーチでも3位と、4度のトップ3フィニッシュを達成し、シリーズ3位となりました。12年の出場は、フォンタナでのインディライツのみでしたが、6位でフィニッシュ。13年シーズンは兄ジャスティンと同じチームで、インディカーへとステップアップし、さらなる飛躍を目指します。


生年月日:1989年9月20日
国籍:イギリス
http://www.stefanwilson.com/