2008 FIA F1世界選手権シリーズ第9戦イギリスGPが、シルバーストーン・サーキットにて7月4日(金)に開幕し、6日(日)に決勝が行われた。
16番グリッドからスタートしたHonda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは、ウエットレースとなった決勝レースにおいて怒とうの追い上げの走りを見せて、見事に3位表彰台を獲得した。この3位表彰台は、Honda Racing F1 Teamにとって2006年第18戦ブラジルGP(ジェンソン・バトン)以来となる。
決勝レースは小雨の降る中でスタートが切られた。序盤からスピンやコースアウトが多発する波乱の展開となる中、Honda Racing F1 Teamのバリチェロとバトンは安定した走りで11位前後を走行する。
レース中盤になると、大粒の雨が降り始め、Honda Racing F1 Teamは35周目の2回目のピットタイミングで深溝のレインタイヤを選択。この選択が成功し、バリチェロとバトンは浅溝のレインタイヤを履くマシンに対して、1周10秒以上も速いラップタイムで走行し、バリチェロは43周目に2位に浮上した。