2008年6月14日(土)
Honda Racing F1 Teamは、6月14日、スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで、3日間のテストを終えた。今回は、来週、マニクール・サーキットで開催される、シーズン第8戦フランスGPを見据えたテストでもあった。
ドライバーは初日がアンソニー・デビッドソン、2、3日目はルーベンス・バリチェロ。ジェンソン・バトンは今回参加予定がなく、テストドライバーのアレックス・ブルツがル・マン24時間レースに参戦するため、デビッドソンがステアリングを握ることになった。
デビッドソンは、まずRA108の習熟走行からスタート。その後は空力プログラムと、マニクールに向けてのマシンセットアップに専念した。セッション終盤ににわか雨に見舞われたこともあり、初日は81周を走行し、予定より早く走行を終えた。
2日目からはデビッドソンに代わって、バリチェロがテストに合流した。この日は車体セットアップや空力パッケージの評価などを行い、122周を走行した。
最終日は午前中に小雨が降り、セッションが一時中断された。それでもバリチェロは順調に車体セットアップ作業を続け、さらに、午後にはセットアップに加え、サスペンション評価も行い、合計83周をこなした。
「ずいぶん長い間ドライブから離れたが、またサーキットに戻った気分は格別だ。今日はフランスGPに向けて、空力と足回りなどの評価を行い、いい一日になった。アレックスがル・マン参戦で不在の間、こうしてテストに貢献し、チームの手助けができて、本当にうれしい」
「2日間のテストは順調で、かなりの距離を稼ぐことができた。特に新しいテスト項目がなかったので、セットアップ作業に専念できた。マシンの進化には、満足している。特にメカニカル面の性能は向上している。次週のフランスGPが楽しみだ」
「ルーベンスに加え、アンソニーのような経験豊富なドライバーにテストへ参加してもらったことで、今週のテストは多くの成果を得ることができた。今回のテストでは、特に目立った空力面での改良はなく、ここ数戦、レースで出ていた問題を解決するため、車体セットアップやバランス向上に専念した。また、サスペンションに、いくつか新しいものを投入した。今後のレースで、戦闘力アップが期待できそうだ。フランスGPが行われるマニクールは、高いダウンフォースとスムーズな路面というコース特性を持つ。前戦カナダGPのジル・ビルヌーブ・サーキットよりは、ずっと我々のマシンに合っているはずだ」