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バルセロナ・テストレポート(4月14〜17日)

2008年4月17日(木)

Honda Racing F1 Teamは、アウェイでの序盤3戦を終えたあと、開幕後初めての合同テストに参加した。

バルセロナのカタルニア・サーキットには、ほとんどのチームが集結。1週間後に同コースで開催されるスペインGPに備えて、4日間のテストが行われた。初日はテスト&リザーブドライバーのアレックス・ブルツがステアリングを握り、2、3日目はルーベンス・バリチェロ、そして最終日は、ジェンソン・バトンがテストを担当した。

初日、ブルツは、ブリヂストンが2009年から導入を予定しているスリックタイヤの評価をメインに行った。そのほか、RA108のセットアップ作業もこなし、75周を走行した。

翌日のバリチェロは、ニューパーツの評価、そしてブルツと同じくスリックタイヤのテストも行った。この日は79周を走行し、セッション終盤にスリックタイヤで総合トップのタイムを出した。

3日目も、バリチェロが担当。午前中は空力とマシンセットアップに専念。スリックタイヤのテストも、引き続き行った。すべてのプログラムが順調に消化され、バリチェロは過酷なカタルニア・サーキットを140周も走行した。

バトンは、最終日に登場。しかし、この日は朝から強い雨が断続的にサーキットを襲い、路面はびしょ濡れになった。そのため、午前中はチェック走行のみ、午後もウエットタイヤで、41周の走行にとどまった。

ルーベンス・バリチェロ

「今週はずいぶん忙しかったが、多くの成果もあった。水曜日はスリックタイヤを試したほか、マシンセットアップも進化させることができた。総合トップは確かに気持ちいいけれど、スリックタイヤを履いていたのが全車中、半分だけという状況では、そんなに大きな意味はない。それより、今回初めて試した新しい空力パッケージの性能には、大いに勇気づけられた。風が強く、正確な評価は難しかった。しかし確実な進化が感じられた。走行距離もかなりこなしたし、多くのテストメニューを消化できた。特に木曜日は140周も走った。来週のスペインGPに向けて、いい手応えを得ることができた。今度こそ、入賞圏内でフィニッシュしたい」

ジェンソン・バトン

「僕の走行予定日がこんな悪天候と重なってしまったのは、不運としか言いようがない。大部分ウエット状態の路面を、42周走っただけだったので、十分なデータを収集することはできなかった。でも前日までの3日間で十分な走り込みができたから、レースに向けての準備は万全だと思う」

アレックス・ブルツ

「序盤3戦でマシンの進化を確認できたあと、こうしてテストに参加できたのはうれしい。初日の僕はマシンセットアップと、スリックタイヤの評価、そしてこのタイヤでの基本的なセッティング作業だった。そのほかに、新しい電子制御システムでのエンジンドライバビリティ向上など、やるべきことはたくさんあった」

スティーブ・クラーク|Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア

「開幕後初めてのテストは、レギュレーションにより1台しかマシンを走らせられない。とはいえRA108の開発は順調に進んでおり、今回も盛りだくさんのメニューを組んだ。今回メインメニューは、新しい空力パッケージの投入だった。これはタイム向上に十分貢献してくれたが、ライバルたちに対して優位に立つことができたかどうかは、来週のスペインGP本番までわからない。

今回は09年に導入が予定されている、ブリヂストンのスリックタイヤもテストした。ここの温暖なコンディションでは、タイヤの温まりに関して、タイヤウォーマーを使わなくても特に問題はなかった。久しぶりにスリックでレーシングカーを走らせたが、やっぱりいいものだ。来季はタイヤウォーマーを使わず、ダウンフォースも大幅に削減される。やりがいのある挑戦だと思う」