2008年3月7日(金)
Honda Racing F1 Teamは3月6日、スペイン・ヘレスサーキットでの3日間のプライベートテストを行った。オフ期間中のテストは今回が最後であり、1週間後にはいよいよ2008年シーズンがオーストラリア・メルボルンで開幕する。
テストにはジェンソン・バトン、ルーベンス・バリチェロに加え、テスト兼リザーブドライバーのアレックス・ブルツが参加。それぞれが2日間ずつRA108を走らせ、最新の空力およびメカニカル改良パーツをテストした。
間近に迫った開幕戦に備えての、最新パッケージの評価が今回のテストの最重要事項だった。序盤3戦はすべてアウェイでの開催であり、同じ仕様で戦うことになる。現場では評価作業と同時に、予選やレーススタート、レース本番のシミュレーションなど、実践的なメニューも行われた。
Hondaの3人は、今季のドライバーたちの中でも、経験豊富なラインアップである。彼らはこの3日間で、合計603周を周回。2670km以上を走破した。
バトンとバリチェロはこのあとすぐに日本に飛び、月曜日に東京で行われる開幕直前記者会見に出席。そして、メルボルンでの開幕戦に臨む。
「開幕前の最後のテストは、うまくいった。最新パッケージを評価できたことは、非常に有益だった。レースに向けての実践的なロングランもでき、戦闘力の点で前進したことをうれしく思ってる。とはいえ序盤数戦に関しては、油断はできない。まだやるべきことは、たくさんある」
「今回は発表直後のマシンと最新パーツを組み込んだものと、2つの仕様を走らせた。性能を直接比較でき、すごくよかったよ。最終日には最新パッケージでかなりの距離を走って、多くの情報を得ることもできた。単独テストなだけに、ライバルたちに比べてどこまで力が伸びたのか、なかなかわかりにくい。でも個人的には、正しい方向に進んでいる手応えはある。クルマは進化しているし、開幕戦に向けて十分に準備ができた。いい気分で、メルボルンに臨めるよ」
「最後のテストは、非常にいい練習になった。最新の空力パッケージのおかげでセットアップの可能性は広がったし、タイヤの使い方もさらにうまくいくようになった。僕は今回まったくトラブルフリーで、2回のレースシミュレーションをこなすことができた。開幕戦の準備としては、万全だと思う。今後も次戦以降に向けて、マシン開発に全力を注いでいきたい」
「今回のヘレスの単独テストでは、RA108の開幕戦仕様を走らせた。進化を確認することができ、満足している。この最新パッケージは、一発の速さよりもむしろ、ロングランでのパフォーマンス向上を狙ったものだ。発表時の仕様に比べると、ほとんどすべての空力パーツ、ボディワークが改良され、いい効果を発揮している。今週のヘレスはかなりの強風が吹き続け、決して最良のコンディションとはいえなかった。メルボルンのGP本番でどれだけの威力を発揮するか、楽しみにしている」