ミルサップスが3位表彰台
2008年2月9日(土)
決勝 |
会場:クアルコム・スタジアム
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2008年AMAスーパークロス・シリーズ第6戦が2月9日にカリフォルニア州サンディエゴのクアルコム・スタジアムで行われ、CRF450Rに乗るデビ・ミルサップス(Honda Red Bull Racing)が3位に入った。
サンディエゴで繰り広げられたレースは、今シーズン最高の盛り上がりを見せた。フットボール用の巨大なスタジアムには、テクニカルでスピードの出るコースが設けられ、予選のヒートレース、メインイベントとすべてが白熱した。
予選ヒート1では、アンドリュー・ショート(Honda Red Bull Racing)とチームメートのミルサップスが序盤にし烈なトップ争いを繰り広げた。その後、ティム・フェリー(カワサキ)を交えて三つ巴の戦いとなり、フェリーが優勝した。ヒート2ではケビン・ウインダム(Torco Racing Fuels Honda)がチャド・リード(ヤマハ)を破って優勝し、メインイベントに進出した。
クアルコム・スタジアムのメインストレートは長く、その先の1コーナーはワイドなサンドセクションとなっている。メインイベントではミルサップスが抜群のスタートを切ってホールショットを奪い、このサンドセクションに飛び込んでいった。
2番手にはリードがつけ、ショートが3番手で1周目を終えた。2周目になるとミルサップスとリードは肘がぶつかりあうほどの接戦を見せ、観客を沸かせた。
その後、リードがミルサップスの前に出たが、ミルサップスも背後につけてリードがミスを犯すのを待っていた。13周目、リードが1コーナーのサンドトラップでフロントホイールをすくわれて転倒。その間にミルサップスがトップに浮上したが、リードもエンジンが止まらなかったので、すぐに再スタートを切った。
16周目、リードが再びミルサップスを抜いてトップに上がった。最終ラップまで2位をキープしていたミルサップスだったが、最後には負傷していた手が痛んできたことと、胃痛のためフェリーに抜かれて3位に終わった。
4位はショート、5位ウインダムとなり、トップ5に3台のCRF450Rが入った。
6戦を終えてランキングトップはリード(147ポイント)で同2位はウインダム(112ポイント)。ランキング4位のミルサップス(85ポイント)と5位のショート(85ポイント)は同ポイントだ。
併催されたスーパークロス・ライツ Westでは、プライベーターでCRF250Rに乗るロバート・キニリーが3位に入った。Torco Racing Fuels Hondaのダン・リアドンとジェイク・ウェイマーは1周目の1コーナーでクラッシュし、17位と21位に終わっている。
第7戦は2月16日にヒューストンのレリアント・スタジアムで行われる。
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