ウインダムが4勝を挙げシーズン2位を獲得
ショートが3位、ミルサップスが4位とHonda勢の躍進が光った

2008年のAMAスーパークロス・シリーズには、Honda Red Bull RacingとTorco Racing Fuels Hondaの2チームが参戦。そんな中でCRFライダーを引っ張ったのは、昨年ランキング4位のケビン・ウインダムだった。CRF450Rを駆るウインダムは、第2戦から3戦連続で表彰台を獲得すると、第7戦では、2周目から一度もトップの座を渡すことなく初優勝。続く第8戦はデビ・ミルサップスが勝利し、ウインダムは2位。3位にアンドリュー・ショートが入り、Honda勢が表彰台を独占した。さらに、雨の中行われた第10戦でウインダムが2勝目を挙げると、2位にミルサップス、3位にプライベーターとして参加したジェイコブ・マーサックが入り、Honda勢が再び表彰台を独占した。その後も好走を続けたウインダムは、第15、16戦と連勝。最終戦を残し、ランキングトップのチャド・リード(ヤマハ)に10ポイント差まで詰め寄った。

そして迎えた最終戦。ウインダムは好スタートを決め、4周目でトップに立つ。逆転優勝に向けてトップを守り続けたウインダムだったが、14周目についにリードに抜かれ、2番手に後退。レースはこのまま終了し、シーズンチャンピオンはリードが獲得した。ウインダムはトップと13ポイント差の2位。3位にショート、4位にミルサップスが入った。

また、スーパークロスと併催されたスーパークロス・ライツでは、17歳のトレイ・キャナードが東地区シリーズを制覇。東西ライダーが集まる最終戦「シュートアウト」でも3位を獲得して、今後を期待させるすばらしい活躍を見せた。

スーパークロス

ライツ・West

ライツ・East