MAINTENANCE NOTE バイクの点検整備について
はじめに 日常点検 12か月定期点検 24か月定期点検 定期交換部品について 使用環境に応じた点検項目
定期交換部品について
定期交換部品
車の走行距離や時間の経過に伴い、損耗、劣化が進む部品の中には外観的に異常がなくても、まだ使用できるかどうか判断しにくい部品があります。下表の部品は安全運転を確保していただくために、定期的な交換をHonda が独自に設定しています。指定の時期になりましたら、これらの部品を必ず交換いただくようお願いいたします。交換にあたっては、Honda 販売店でご相談のうえ、交換してください。
この定期交換部品の整備は、お客様の責任と費用のご負担により実施していただくものです。

定期交換部品名 交換時期 備 考
自家用
ブレーキ装置

ブレーキ液

2年毎  

ブレーキ・マスタ・シリンダ・カップ及びブレーキ・ディスク・キャリパのゴム部品

4年毎  

ブレーキ・ケーブル

初回3年目、以後2年毎  
動力伝達装置

トランスミッション・オイル

初回5年目、以後4年毎 スクータ及び三輪車
ただし50cm3以下のスクータを除く

オイル・クリーナ

初回1,000kmまたは1か月、以後20,000km毎 クラッチ用及びトランスミッション用エレメント

ファイナル・ギア・オイル

初回5年目、以後4年毎 シャフト・ドライブ車

クラッチ・マスタ・シリンダ・カップ及びクラッチ・スレーブ・シリンダのゴム部品

初回5年目、以後4年毎 126cm3以上

クラッチ液

初回3年目、以後2年毎 126cm3以上

ドライブ・ベルト
(スクータ)

20,000km毎 ※業務用は10,000km
FJS400/FJS600は、
24,000km毎
エンジン

エンジン・オイル

初回1,000kmまたは1か月、 以後3,000kmまたは1年毎 空冷車
ただし、ドライサンプ車及びオイル・クーラ付き空冷車を除く
初回1,000kmまたは1か月、 以後6,000kmまたは1年毎 ●250cm3までの水冷車
●ドライサンプ車及びオイル・クーラ付空冷車
初回1,000kmまたは1か月、 以後10,000kmまたは1年毎 251cm3以上の水冷車

オイル・クリーナ

初回1,000kmまたは1か月、 以後20,000km毎 125cm3以上及び126cm3以上:カートリッジタイプ
DN-01のみ:カートリッジタイプとHFT用エレメントタイプ同時交換
初回13,000km、
以後12,000km毎
カートリッジタイプを除く

エア・クリーナ・エレメント (ビスカス式及び乾式)

10,000km毎 99cm3以下
20,000km毎 100m3以上
250cm3以下
40,000km毎 251cm3以上

冷却水

初回5年目、以後4年毎 水冷式
電気装置

点火プラグ

40,000km毎 白金及びイリジウム・プラグのみ

  ブレーキ液の定期交換のお願い
ブレーキ液は長期間使っていると空気中の水分を吸収します。液中の水分が多くなるとブレーキの熱で沸騰しやすくなったり、ブレーキ部品を錆させることで、ブレーキ性能を損なうおそれがあるため、2 年毎の定期交換が必要です。



ブレーキ液を交換する際、銘柄の異なるブレーキ液を使用すると、ブレーキ装置の故障の原因となることがありますので、Honda ブレーキフルードDOT4 を、ご使用ください。
くわしくは、Honda 販売店にご相談ください。
  燃料チューブの交換のお願い(フューエルインジェクション車を除く
一般的にゴム部品は古くなると硬くなり、もろく切れやすくなります。燃料チューブは、ガソリンが入ったまま長期間放置されると、チューブ内の劣化したガソリン成分がゴムの性質を変化させ、チューブ内面を硬化させ劣化を促進させますので、4 年を目安に交換してください。
くわしくは、Honda 販売店にご相談ください。

定期交換部品
オイル交換

点検整備の方法を正しく行わないことや、不適当な整備,未修理は、転倒事故などを起こす原因となり、死亡または重大な傷害に至る可能性があります。
点検整備は、取扱説明書・メンテナンスノートに記載された点検方法・要領を守り、必ず実施してください。
異状箇所は乗車前に修理してください。

安全に関する表示

「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のあること」を回避方法と共に、下記の表示で記載しています。
これらは重要ですので、しっかりお読みください。
危険
指示に従わないと、死亡または重大な傷害に至るもの
警告
指示に従わないと、死亡または重大な傷害に至る可能性があるもの
注意
指示に従わないと、傷害を受ける可能性があるもの
☆その他の表示
お車のために守っていただきたいこと
知っておいていただきたいこと
知っておくと便利なこと

点検整備のしかた

本ページは、125cm3以下と126cm3以上の排気量を対象に編集していますが、機種によっては関係のない項目、説明文や図が異なる項目もありますのでご了承ください。
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