• 釣り方 :

ボートからの釣り方の
基本とコツ

レンタルボート店を利用。
手ぶらで楽しめる場所もある

ボートからのワカサギ釣りは、まずワカサギ釣りの案内をしている現地のボート店に予約を入れる。その際に、釣り場の状況、レンタルタックルやエサの販売の有無、おすすめの仕掛けやオモリの重さなどを問い合わせ、当日も受け付けの際によく釣れているポイントを確認する。エレキモーターなどの動力を使える場合もあるが、一般的なのは手漕ぎボートからの釣りだ。桟橋から漕ぎ始めるが、スタッフがエンジン船で釣りのポイントまで引き船をしてくれる場合もある。

湖畔のレンタルボート店が釣りの基地。釣り場により道具類をすべてレンタルできるところとタックル持参が前提のところがある
釣れている場所にはボートが集まるのでポイントに迷うことはない

電動タックルを使う場合は、ボート釣りでは重めのオモリを使うことが多いので、それに対応できる穂先を用意しておく。リールザオで釣る場合は(ボート店のレンタル品も多くはこのタイプになる)、全長1~1.8mのボート用ワカサギザオと小型リールの組み合わせに、ミチイトは0.6~1号のナイロンラインを30m以上巻いておく。トラウト用の5~6フィート(1.5~1.8m)のウルトラライトやライトアクションのルアーロッドと小型スピニングリールの組み合わせなどでもよい。

景色のよさや開放感がボート釣りの大きな魅力。電動タックルでボート釣りをする際は、ドーム船用よりも少し長めで、オモリもやや重めを背負える穂先を選ぶ
景色のよさや開放感がボート釣りの大きな魅力。電動タックルでボート釣りをする際は、ドーム船用よりも少し長めで、オモリもやや重めを背負える穂先を選ぶ
リールザオは長い仕掛けも扱いやすい。ワカサギ専用がやはり使いやすいが、トラウト用ロッドなどでも代用できる
リールザオは長い仕掛けも扱いやすい。ワカサギ専用がやはり使いやすいが、トラウト用ロッドなどでも代用できる

仕掛けは慣れた人だと10~14本バリの長い仕掛けで、一度に多くの魚を掛けることをねらう人もいるが、初めのうちはトラブルの少ない6〜8本バリ仕掛けがよい。初期のボート釣りはエサを付けないカラバリで釣れる時期もあるが、それ以外は一般的なサシやアカムシを使う。

釣り方はオモリが着底したら、リールを巻いて余計なたるみを取り、さらに底からオモリを10〜20cm浮かせた位置で誘いの操作を開始する。ゆっくりと20〜30cmの振幅で5〜6回上下に誘ったら、サオ先の動きを止めてアタリを聞く操作を繰り返す。ボートの揺れ加減でサオ先がうまい具合に上下動し、エサを踊らせる誘いになることもある。

アタリはサオ先がピクッ、ピクピクッと震えるのがシグナル。ただし、フワフワッとサオ先が持ち上がる変則的なアタリ(食い上げアタリ)もある。いずれにしても何らかのシグナルを察知したら、サオ全体を持ち上げるようにして合わせてみる。

持ち上げた位置でサオを一旦止め、ピクピクと動く震えがあれば一定のスピードで巻き上げてくる。魚の感触がなければそのまま仕掛けを下ろして釣り直す。ボート釣りは群れに当たると一度に5~6尾が鈴なりで掛かることもある。

※このコンテンツは、2022年10月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。