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釣り座の選び方と釣りの準備

道具を並べる場所を決め、無駄なく釣りができる状態を整える

釣り場に到着したら、まずはねらってみたいポイントで、魚が見えるかをチェックする。海面下を注視して、イワシの仲間や小サバが確認できれば、もちろんそこは有望な釣り座(釣りをするために道具を構える場所)だ。
魚が見えない場合は、海面に寄せエサを撒いてみる。5〜10分待ち、集魚効果によって群れが回ってくれば問題ない。また、地元の釣り人たちが大勢陣取っている場所は間違いなくアジが釣れる好ポイントなので、余裕があればひと声掛けて仲間に入れさせてもらおう。
釣り場に着いたら、まずは魚影の有無をチェック
小サバの群れ。いきなりこのように魚が見えなくても、寄せエサを撒くことで魚が寄って来る場合も多い
釣り座周りは無駄なトラブルが起きないように整理整頓を心掛ける。特に堤防などでは、道具を散らかしていると必要なものを風に飛ばされたり、蹴とばしたりして海に落としてしまうこともよく起きる。イスにもなるクーラーボックスを中心にして、足もとに寄せエサ入れのバッカンと生かしビクを配置し、クーラーボックスの取っ手にはコンビニ袋のゴミ入れを結んでおくと便利だ。
クーラーボックスを中心に据えたら、余分な道具はタックルバッグなどにしまって必要なものだけをすっきりと周囲に配置する
釣り座が整ったらサオに仕掛けをセット。多点バリのサビキ&トリック仕掛けは、ミチイトに結んだスナップに、仕掛け上部のスナップスイベルをセットする。その状態から少しずつ引っ張ると簡単に仕掛けがパッケージから外れてくれるので、そのまま仕掛け下部のスナップスイベルにコマセカゴやコマセ袋、オモリを装着する。あとはエサを準備すればすぐに釣りができる状態になる。
堤防ザオは全体を伸ばす前にリールのベールを一度オープンにしてある程度の長さのミチイトを出し(この時、あとでリールのベールにミチイトがしっかり掛かる状態になるように確認しておく)、ミチイトをすべてのガイドに通したら、イトが途中で戻らないように先端にまずスナップをセットする。
続いて先端のスナップを歯でくわえておき、仕掛けのセットに移る。
仕掛けのパッケージを見て「取り出し口」などと指定してある場所にミチイト側のスナップを取り付ける。
そのまま仕掛けをほどいていったら、最後にオモリ付きのコマセカゴ、もしくはコマセ袋+オモリをセット。
ここまでやったらサオを完全に伸ばす。
寄せエサの準備の仕方
冷凍アミの場合
1
冷凍アミのブロックは、まずビニール袋にハサミで小さな穴を開ける。
2
バッカンに冷凍アミのブロックが浸かる程度に海水を注ぎ入れ、ブロックの3分の2程度が溶けたら、ビニール袋の穴から一度余分な水分を捨てる。
3
バッカンの海水を捨てたら、その中に解凍したアミを移す。
4
さらに余分なアミ汁が垂れないように、粉末の配合エサ(アジパワー)を適量入れてよくかき混ぜ、汁を吸わせるとまとまりがよく使いやすいアミの寄せエサが出来上がる。アミの寄せエサはあらかじめ用意しておいたスプーンなどですくってコマセ袋に詰める。
絞り出し式のアミ配合エサ(アミ姫)であれば、口栓を取ってコマセカゴに直接絞り出すだけでよい。
※このコンテンツは、2017年7月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。