シロギスは北海道や東北の一部を除くほぼ日本中に生息している。
投げ釣りや船釣りのターゲットとして、昔から全国的に愛されてきた魚だ。水深数十m以浅の砂地帯を住みかとし、群れで行動するため数釣りが楽しめる。白く透き通った美しい姿、また食べておいしいことも人気の理由である。
シロギスのすみか
よく釣れるサイズは10~20cm前後。けっして大きくはないが、ハリ掛かりしてからは意外に強い引きを見せる
シロギスは砂地の海底付近に住んでいる。ほぼ日本全国の砂浜がポイントなので、誰にでも入門しやすい
釣りのシーズン
シロギス釣りのシーズンは冬を除くほぼ1年中。地域差はあるものの、砂浜や堤防からの投げ釣りでは3~5月ごろに釣れはじめる所が多い。6~9月には産卵のために
浅場へやってきて釣りやすくなる。特に9~10月ごろはピンギスと呼ばれる10cm前後のキスが波打ち際で簡単に釣れるので、入門にはうってつけのシーズンだ。
1年を通じて釣れるシロギスだが、9~10月ごろは近距離で数釣りが楽しめる
シロギスは群れで行動しているため、同じタイミングでまとまって釣れることが多い
細く小さな口で吸い込むようにしてエサを食べると、「プルプルッ」という独特の
アタリがサオ先に伝わってくる
エサはジャリメがオーソドックス(写真は
石粉にまぶしたもの)。ほかに
アオイソメや
チロリなども使われている
30cm近い大物は「大ギス」と呼ばれる。警戒心が強く、難易度が高いので、一般的なシロギス釣りとは別次元のテクニックが必要だ
※このコンテンツは、2010年09月の情報をもとに作成しております。 最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。