SCENE :
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ウワサのカゴ釣りに初挑戦

ウワサのカゴ釣りに初挑戦

ついに話題のカゴ釣り初体験です

堤防の先を黒船? がクルーズ。ここ下田は幕末にペリーがやってきて開国を迫った歴史的な土地なんですよね。彼らもこの同じ海を眺めていたかと思うと…
堤防の先を黒船? がクルーズ。ここ下田は幕末にペリーがやってきて開国を迫った歴史的な土地なんですよね。彼らもこの同じ海を眺めていたかと思うと…
堤防は"く"の字に少し曲がっていて、その先に岩の島がありました。岩には丸くくりぬいたトンネルがあってちょっといい風景。絵理ちゃんと探検気分で歩いていくと、堤防の先端近くを、帆船のような観光船が通り過ぎました。そうです! ここは下田港。あのペリーがやってきて、開国のきっかけとなった場所なんですね。
まず、絵理ちゃんがカゴ釣りに挑戦です。菊間さんが用意してくれたのは、大型のスピニングリールがついた5.3mの遠投用磯ザオ。仕掛けには、クルクル回る羽がついた大きなウキが付いていました。もちろん、その下にはプラスチックのカゴがぶら下がっていて、その下にハリが付いています。

「このカゴにコマセを入れるんだけどね、だいたい八割くらい。あんまりぎっちり詰め込まないで。付けエサは大きめのオキアミだけど、必ず尻尾は切ること」

付けエサはオキアミ。普通はこうやって尻尾だけを切り取って付けるんだ。食いが悪いときは頭をカットして、ハリを小さくしてみるといいよ


付けエサはオキアミ。普通はこうやって尻尾だけを切り取って付けるんだ。食いが悪いときは頭をカットして、ハリを小さくしてみるといいよ
これが、カゴ釣りに使うカゴだよ。中にはコマセを詰めて、そこに付けエサも入れちゃうんだ。これを投げ入れると、タナに到達したときに水中でカゴが開いて、付けエサとコマセがカゴから出る。コマセの煙幕の中に付けエサが漂うのが理想なんだよ
これが、カゴ釣りに使うカゴだよ。中にはコマセを詰めて、そこに付けエサも入れちゃうんだ。これを投げ入れると、タナに到達したときに水中でカゴが開いて、付けエサとコマセがカゴから出る。コマセの煙幕の中に付けエサが漂うのが理想なんだよ
コマセをカゴに入れる際には、バッカンの中のアミとオキアミをザルなどですくっておくといいよ。そして、スプーンを使ってカゴに入れると、手が汚れないから女の子でもいいでしょ
コマセをカゴに入れる際には、バッカンの中のアミとオキアミをザルなどですくっておくといいよ。そして、スプーンを使ってカゴに入れると、手が汚れないから女の子でもいいでしょ
菊間さんが自分のサオで第一投。仕掛けは、はるか沖に飛んでいきました。絵理ちゃんも続けてキャスト。同じように派手なウキが沖のほうに浮かびます。 「今の、ハリが絡んでるな…」と菊間さんがひと言。
「私の投げ方が悪いんですか?」と絵理ちゃんがたずねると「この風のせいだね。カゴ釣り仕掛けは誰がやってもめったに絡まないから、大丈夫」 初心者にやさしい釣りなんですね。

「そう、誰でもできる釣りなんだけどね、コツはタナなんだよ。それが合っていないと食わないから。釣り場に着いたら、他の釣り人の仕掛けと同じくらいにセットすること。分からなければ水深の半分くらいから始めて、エサが残らなければタナを浅くしていって、残るようだったら深くしていくといいね」
菊間将人さんのタックル
今日使うのはサオがダイワ『大島磯3-53遠投』、リールがダイワ『トーナメントISO5000』。これで100mはラクに投げられるよ(笑)。でも、今日みたいな強風時に女の子には辛いかな。こんな日はね、3.6mくらいのシーバスロッドがあるといいんだけどな
今日使うのはサオがダイワ『大島磯3-53遠投』、リールがダイワ『トーナメントISO5000』。これで100mはラクに投げられるよ(笑)。でも、今日みたいな強風時に女の子には辛いかな。こんな日はね、3.6mくらいのシーバスロッドがあるといいんだけどな
釣りをやってみたいって女の子はたくさんいるんです。でも、周りに教えてくれる人やきっかけがないだけ。道具だって最初からは揃えられないし。菊間さんみたいな先生がたくさんいてくれたら、つり女子ももっと増えると思うんですけどね!
釣りをやってみたいって女の子はたくさんいるんです。でも、周りに教えてくれる人やきっかけがないだけ。道具だって最初からは揃えられないし。菊間さんみたいな先生がたくさんいてくれたら、つり女子ももっと増えると思うんですけどね!

シロギスをねらっていたら銀色の大爆発?

当日のタックル
海のジギングやエギングが大好きというだけあって、絵理ちゃんのキャストは力みもなくって手慣れたもの…。なかなかサマになってると思いませんか?
その後も順調にヒットを重ねる美幸ちゃん。ちなみに、アタリが続かなくなってきたら、「サオを動かす幅を少し大きめにして、アピールを強くする」のが効果的だそうです
さて、次は私の番。短めの投げザオで近場のシロギスをねらいます。投げ釣り用の本格的なテンビンではなくって、蛍光色のナス型オモリをつけた"ライトな"投げ釣りです。堤防の左右は磯っぽい岩場が見えるんですが、正面は仕掛けを引いてきてもスムースな感じなので砂底なんでしょう。
「コチだっているんだよ。ヒラメもいるんじゃないかな」と吉沢さんが教えてくれました。じゃ、釣れたシロギスをエサにしたらそんな高級魚も釣れちゃうかも…。

その時です。私たちの目の前で突然、何千尾もの銀色の小さな魚がいっせいに水面に飛び出しました。まるでオーロラみたいな光の帯がうねりながら走り去って行きます。
「イナダだ! ルアーっ!」と菊間さんが叫んだかと思ったら、ポッパーをつけてあったルアーロッドをつかんですばやくキャスト。
「そっちも投げて!」と言われて絵理ちゃんもメタルジグがついたロッドでトライ。ヒットしないうちに、ナブラは収まってしまいましたが、その迫力に圧倒されちゃいました。
菊間さんって本当に教え上手でした。先生があんまり口うるさかったり(笑)、細かくチェックされちゃうと逆に緊張したりするんですけど、菊間さんは、すごくいいタイミングでアドバイスをくれるので、伸び伸びと釣りを楽しめました
菊間さんって本当に教え上手でした。先生があんまり口うるさかったり(笑)、細かくチェックされちゃうと逆に緊張したりするんですけど、菊間さんは、すごくいいタイミングでアドバイスをくれるので、伸び伸びと釣りを楽しめました
チョイ投げ釣りにはダイワ『DV1』が1セットあるといいよ。サビキ釣りもルアー釣りも守備範囲。これはね、サオとリール(イト付き)、それにサオケースもセットになって売っているんだ

チョイ投げ釣りにはダイワ『DV1』が1セットあるといいよ。サビキ釣りもルアー釣りも守備範囲。これはね、サオとリール(イト付き)、それにサオケースもセットになって売っているんだ
この銀色の帯は、イナダに追われて逃げまどうトウゴロウイワシの群れです。すごい迫力でしょ? これが港の中を右に左にうねっていくわけです。感動しちゃった!
この銀色の帯は、イナダに追われて逃げまどうトウゴロウイワシの群れです。すごい迫力でしょ? これが港の中を右に左にうねっていくわけです。感動しちゃった!
※撮影:浦壮一郎/文:三浦事務所
※このコンテンツは、2011年11月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。