SCENE :
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ご当地グルメで味覚の宝庫を実感

ご当地グルメで味覚の宝庫を実感

ご褒美は伊豆の味覚。これがなくっちゃ!

「じゃ、伊東に戻ろうか…」と菊間さん。えっ何で?
「最後は、おいしいものを食べてお開きにしようよ。ふたりには、伊豆の新鮮な魚や名物をごちそうしようと思ってね」
楽しかったとはいえ、暴風の1日を終えた私たちはちょっぴり疲れていました。でも、菊間さんのそんなひと言に、またパワー全開。名人の心遣いに感激です。
アフターフィッシングは、菊間さんのセンパイが経営する『味の若葉』(静岡県伊東市松原本町14-7 TEL:0557-36-3611)で、若鶏の唐揚げと伊豆の美味の揃い踏み。見てください、この鶏の大きさ。あまりのおいしさに疲れも吹っ飛んじゃいました
アフターフィッシングは、菊間さんのセンパイが経営する『味の若葉』(静岡県伊東市松原本町14-7TEL:0557-36-3611)で、若鶏の唐揚げと伊豆の美味の揃い踏み。見てください、この鶏の大きさ。あまりのおいしさに疲れも吹っ飛んじゃいました
案内してくださったのは菊間さんのお友達のお店「味の若葉」。若鳥の唐揚げで人気ですが、地元の海の幸もお手のもの。この日はふたりのために伊豆の名物2品を用意してくれているとか…。最初にやってきたのは山盛りのお刺身。地の魚がずらりと並びます。そして人気の唐揚げ。私は、あのコロっとした唐揚げを想像していたんですが、皿の上には巨大な半身揚げが乗っています。大きい! そして香ばしい香り。
大喜びでいただいていると、噂の? 伊豆名物がやってきました。
「まご茶と、はんば茶漬けだよ」と菊間さん。
ふたりとも初めてみるお料理に目を白黒です。
「まご茶はね、新鮮なアジを使ったお茶漬け。はんば茶漬けはハンバノリを乗せたお茶漬けで、どっちも伊豆の名物なんだ」

「おいしい!」

お魚好きの絵理ちゃんは、まご茶漬けをひと口食べて満面の笑顔。私ははんば茶漬け。これも絶品です。潮の薫りと絶妙なダシの味が体中を巡っていきます。
いつの間にか、ふたりの話題は最近の女の子の釣りブームに移っていました。
「私のお友達にも"釣りしてみたい!"って女の子は結構多いんだけど」
「そうそう!でも、教えてくれる人がいないし道具もないって」
釣りに興味がある女の子って結構多いんですよ。中には、日焼けするとか、魚に触れないとか、汚れるとか、船酔いする…なんて理由をあげる子もいるけど、圧倒的に多いのがきっかけがなかったっていうケース。身近にナビゲーターさえいればすぐにでもトライしたい! って人ばっかりです。

「だから今年は4人くらい連れていったよ。堤防でサビキやってすぐにファンになっちゃった。それにね、釣った魚を食べてみたいって友だちもたくさんいるし」と絵理ちゃん。
そうなんですよね。肝がパンパン状態のカワハギとかハゼの刺身とか…釣り人でないと楽しめない味って、結構ありますからね。
「はんば茶漬け」。ハンバノリをたっぷり乗せたお茶漬けでした。口の中が潮の薫りでいっぱいになりました。絶品です
「はんば茶漬け」。ハンバノリをたっぷり乗せたお茶漬けでした。口の中が潮の薫りでいっぱいになりました。絶品です
「まご茶漬け」。これも伊豆の御当地料理。アジの身を乗せたお茶漬けなんですが、旨味が濃い! びっくりです
「まご茶漬け」。これも伊豆の御当地料理。アジの身を乗せたお茶漬けなんですが、旨味が濃い! びっくりです
ずらり並んだ地魚の刺身です。ヘダイ、カンパチ、ウスバハギ、メジマグロ。全部おいしかった。伊豆最高!
ずらり並んだ地魚の刺身です。ヘダイ、カンパチ、ウスバハギ、メジマグロ。全部おいしかった。伊豆最高!
そういえば、この前新聞で大手旅行代理店の女性向け釣りツアーを取り上げていました。インストラクター付きで管理釣り場のニジマスチャレンジ。大歓迎です。さらに、温泉とか、釣魚料理なんてオマケが付いてたら、もっとうれしいかな…。
でも、ちょっと気がかりなこともあります。話題とかブームが先行しちゃって、ほかのレジャーと比べて、女性ファンを取り巻く環境がまだまだ整ってないってこと。
「そうなんだよね。たとえば着替えひとつにしても、仕方なく公衆トイレで? みたいな (笑)。それに、釣りはいろんな種類があるでしょ? それぞれ全然違うから、山登りとかと違って、服と靴さえ買えばGO! みたいな感じじゃないしね。だから、もっともっとサポートが充実したらなぁって思います」と絵理ちゃんも頷きます。
ずらり並んだ地魚の刺身です。ヘダイ、カンパチ、ウスバハギ、メジマグロ。全部おいしかった。伊豆最高!
【取材協力】
味の若葉
〒414-0021 静岡県伊東市松原本町14-7
TEL:0557-36-3611
とはいえ、今回楽しんだ伊豆の釣りは本当に楽しくて、ぜひ再挑戦したいと思いました。もちろん、お友達にもどんどん広めちゃいます!
※撮影:浦壮一郎/文:三浦事務所
※このコンテンツは、2011年11月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。