LIFE/HONDA Z - 1998.10

LIFE/Z
K-MOVER
 

「Kムーバー」コンセプト



SAFETY

K-MOVER


小さなクルマだからこそ、
世界最高水準の安全性を。
そして、毎日使うクルマだからこそ、
歩行者にも配慮しました。

現在の混合交通の社会において、
“クルマに乗っている人を中心にした安全なクルマづくりから、乗っていない人をも含んだ安全なクルマづくりへ”、ホンダは共存安全の思想を進めました。
その根底にあるのが、ホンダの安全新技術「Gコントロール」です。
クルマの安全を「ヒト」の側から見つめ、人への傷害軽減を第一に考えること。
ホンダは、こうした人間尊重の発想から“Gコントロール技術”を開発。
万一の際の衝突時に発生する衝撃(G)をコントロールすることで、乗員はもちろん、歩行者の傷害軽減にも取り組んだのです。
乗員の傷害軽減のためには、「衝撃の吸収」と「生存空間の確保」という小さなクルマにとってきわめて困難なテーマを高いレベルで両立させ、しかも世界最高水準の衝突安全性を追求した、「新・衝突安全設計ボディ」を採用。
また、歩行者への傷害軽減のためには、衝突時に車体から受ける歩行者の頭部傷害を軽減する、「歩行者傷害軽減ボディ」を採用しました。
“ライフ”と“Z”は、小さなクルマでも安全性に関して、
“ここまでできる”ことを実証したのです。



日本の交通事故死者実態
矢印 ホンダは歩行者安全の領域へも。
歩行者傷害軽減ボディ。
日本の交通事故調査によると、事故死亡者の実に約3割が歩行者です。そして歩行者事故の場合、生命にかかわるダメージを受けやすいのは頭部であり、クルマの加害部位はボディ前面であるという結果が出ています。そこでホンダは、歩行者の挙動を解析するために、歩行者衝突シミュレーションと歩行者ダミーを開発。これらにより、歩行者傷害軽減対策部位を決定し、頭部傷害を軽減する構造を採用しました。
(→ライフの安全/環境Zの安全/環境をご参照ください)


55km/h 64km/h
矢印 世界最高水準のフルラップ衝突55km/h、オフセット衝突64km/hをクリア。

事故実態調査の分析から、日・米・欧の公的衝突安全基準を上回る、ホンダ独自の基準を設定。“ライフ”と“Z”は、フルラップ(正面)衝突55km/h、オフセット衝突64km/hをクリアする世界最高水準の衝突安全性を獲得しました。
米国NCAP評価方式で、☆☆☆☆レベルを実現しています。
(ホンダ社内データ)

フルラップ(正面)・オフセット衝突

米国NCAP(新車評価基準 New Car Assessment Program):NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)が実施する評価基準で、5段階の評価がある。
☆☆☆☆レベル:傷害基準がAIS4+(重篤以上)になる確率が、20%以内のレベルをいう。


矢印 二次衝突での傷害を軽減する、
頭部衝撃保護インテリア。
インテリアのルーフサイド、ピラーなどに衝撃を吸収する構造を採用。新・衝突安全設計ボディと相まって、乗員への衝撃を軽減します。
(→ライフの安全/環境をご参照ください)
 
矢印 両席SRSエアバッグシステムを、全車に標準装備。
   
矢印 フロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルトを、全車に標準装備。
(→Zの安全/環境をご参照ください)

矢印

後席にチャイルドシートの装着が容易なチャイルドシート固定機構付(ALR)シートベルトを全車に標準装備
   
矢印 新開発ABS+ブレーキアシストを、全車にメーカーオプション。
(→ライフの安全/環境をご参照ください)
   
矢印 運転席側挟み込み防止機構付パワーウインドウを採用。
(ライフGタイプ、Tタイプ/Z全タイプに標準装備)



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