Round07サンマリノサンマリノGP

Moto2

2020年9月12日(土)

ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
天候:晴れ
気温:30℃
コースコンディション:ドライ

第7戦 サンマリノGP

サム・ロースが今季初のポールポジション獲得

Moto2クラスは、前戦スティリアGPの決勝で他車と接触して失格になったサム・ロース(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今季初ポールポジションを獲得しました。ロースは開幕前に「前戦スティリアGPは残念な結果だった。それだけに今大会はがんばりたい」とコメントしていましたが、見事にその雪辱を果たしました。現在、総合6位につけるロース。決勝は前戦で失格になった際のペナルティーのためピットスタートになりますが、全力で追い上げる意気込みです。

2番手にはレミー・ガードナー(Onexox TKKR SAG Team)で、今季2回目のフロントロー獲得となりました。前戦スティリアGPでは今季初表彰台獲得の3位。今大会はトップグリッドからスタートとなり、2戦連続表彰台と初優勝に挑みます。3位には総合首位につけるルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)で、ホームGPで見事フロントローを獲得。決勝では第2戦スペインGP以来の優勝を目指します。

前戦スティリアGPで初優勝を達成したマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が4番手。今季すでに2勝を挙げているエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が5番手と地元勢が続き、6番手にチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)。ここまでがトップから0.493秒差という厳しい戦いとなりました。

以下、マルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)、アウグスト・フェルナンデス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)と続き、そして総合4位につける長島哲太(Red Bull KTM Ajo)が9番手という結果でした。

IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラは、厳しい戦いの中でQ2進出を果たせず24番手、チームメートのアンディ・ファリド・イズディハールも27番手と苦戦。今大会はともに後方グリッドから追い上げのレースに挑みます。

 

コメント

サム・ロース(Moto2 ポールポジション)
「ポールポジションを獲得したラップはとてもいいフィーリングがありました。とても楽しかったです。久しぶりのポールポジションはポジティブなことがたくさんあります。今週末は予選でいいパフォーマンスをすることを念頭に置いて、いくつか違うことにトライしました。そして、すべてをうまくまとめることができて、とても強いパッケージになりました。とてもいいラップでした。サーキットベストを更新することができてとても満足しています。予選だけではなく、レースペースもとてもよかったので、明日はいいバトルができると思います。(前戦の失格のペナルティーで)ピットレーンからのスタートは簡単ではありませんが、全力を尽くしてできる限りポイントをたくさん稼ぎ、チームの努力に報いたいです」

レミー・ガードナー(Moto2 2番手)
「フロントローを獲得できてとてもうれしいです。しかしレースでは本当の仕事をしなければなりません。この前のレースと同じように取り組み、表彰台を獲得する計画ですが、もっといい結果も出したいです。チームは僕に合うマシンを準備してくれました。感謝しています。厳しいレースになると思います。路面はとてもバンピーなので、それがレースディスタンスではどのように影響するか様子を見なければなりません」

ルカ・マリーニ(Moto2 3番手)
「とてもうれしいです。完ぺきなラップではありませんでしたが、フロントローを獲得できました。すべてのアタックで、いくつか小さなミスをしてしまい、コンマ数秒遅れてしまいました。グリッドポジションが上がるのは、レースに向けてポジティブなことです。ペースはいいです。マルコ(ベツェッキ)の調子もいいです。FP3はとても速かったです。明日は楽しむことが大事だと思っています」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 24番手)ソムキアット・チャントラ
「今日はできる限りタイムを改善できるように努力しました。Q1ではセッティングが決まり、大幅にタイムを改善できたのですが、十分ではありませんでした。明日の朝のウォームアップ走行でトップのライダーたちとのギャップを縮められたらと思います。明日のレースでポイントを獲得するためには攻め続けなくてはなりません。いつものように懸命に走ります」

アンディ・ファリド・イズディハール(Moto2 27番手)アンディ・ファリド・イズディハール
「Q1は、フリー走行の走りを活かすことができませんでした。ミサノは簡単には攻略できません。特にセクター3では大きなタイムロスがありました。明日のウォームアップが最後のセットアップのチャンスです。さらに、ライディングスタイルを適応させる必要も感じています。今日の走りをしっかりと解析して、明日のレースでも精一杯走ります」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム
122サム・ロースKALEX1'36.170
287レミー・ガードナーKALEX1'36.424
310ルカ・マリーニKALEX1'36.496
472マルコ・ベツェッキKALEX1'36.541
533エネア・バスティアニーニKALEX1'36.614
697チャビ・ビエルゲKALEX1'36.663
723マルセル・シュローターKALEX1'36.695
837アウグスト・フェルナンデスKALEX1'36.828
945長島哲太KALEX1'37.018
1021ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP1'37.019
1142マルコス・ラミレスKALEX1'37.083
1212トーマス・ルティKALEX1'37.085
139ホルヘ・ナバロSPEED UP1'37.089
1455ハフィス・シャーリン SPEED UP1'37.106
1540ヘクター・ガルゾKALEX1'37.328
1619ロレンソ・ダラ・ポルタKALEX1'37.425
1796ジェイク・ディクソンKALEX1'37.435
1816ジョー・ロバーツKALEX1'37.666
1911ニッコロ・ブレガKALEX1'37.093
207ロレンソ・バルダッサーリKALEX1'37.094
2162ステファノ・マンシィMVアグスタ1'37.275
2244アーロン・カネットSPEED UP1'37.347
2324シモーネ・コルシMVアグスタ1'37.456
2435ソムキアット・チャントラKALEX1'37.473
2599カスマ・ダニエル・カスマユディンKALEX1'37.726
2664ボウ・ベンドスナイダーNTS1'37.826
2727アンディ・ファリド・イズディハールKALEX1'38.373
2857エドガー・ポンスKALEX1'39.398
292イェスコ・ラフィンNTS1'40.268

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