Round06スティリアスティリアGP

MotoGP

2020年8月22日(土)

レッドブル・リンク
天候:晴れ
気温:32℃
コースコンディション:ドライ

第6戦 スティリアGP

中上貴晶が初のフロントロー獲得。アレックス・マルケス17番手、カル・クラッチロー18番手、ステファン・ブラドルは21番手

第6戦スティリアGPの予選が8月22日、レッドブル・リンクで行われ、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)がすばらしい走りを見せて予選2番手。初のフロントローを獲得しました。初日のフリー走行から好調だった中上は、2日目のFP3でさらにタイムを短縮し総合3番手でQ2進出を果たしました。

その後に行われたFP4は、ほぼ決勝レースと同じ時間帯に行われるため非常に重要なセッションとなりますが、このセッションでもトップタイムをマーク。連続ラップでも1分24秒から25秒台前半で周回し、好調をアピールしました。

迎えたQ2では、1回目のアタックで1分23秒602と自己ベストを更新する好タイムで暫定ポールポジション(PP)タイムをマーク。その後、ポル・エスパルガロ(KTM)にかわされ2番手へとダウン。逆転PPに挑んだ2回目のアタックでは、セクタ-2、セクター3とベストタイムを更新しましたが、セクター4でロスタイム。1回目のベストタイムを更新できず2番手となりました。惜しくも初PP達成とはなりませんでしたが、決勝では念願の初表彰台獲得に挑みます。

MotoGPクラス5戦目を迎えるルーキーのアレックス・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP3で転倒を喫し、タイムを更新できず総合21番手にダウン。しかし、Q1ではベストタイムを更新し17番手グリッドを獲得しました。決勝では、第3戦アンダルシアGPの8位をしのぐベストリザルトに挑みます。

カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、FP3でタイムを更新し16番手へとポジションを上げましたが、Q1では思うようにタイムを短縮できず8番手に終わり、18番手グリッドが確定しました。ケガで欠場のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として3戦目となるステファン・ブラドルは、セッションごとにタイムを短縮しましたが、気温も路面温度も上昇したQ1ではタイムを更新できず21番手グリッドが確定しました。決勝では、3選手ともに追い上げのレースに挑みます。

今大会は予選3番手につけたヨハン・ザルコ(ドゥカティ)がピットスタートのペナルティを科せられたことから、アレックス・マルケス、カル・クラッチロー、ステファン・ブラドルは、それぞれ16番手、17番手、20番手グリッドから決勝に挑みます。

 

コメント

中上貴晶(MotoGP 2番手)中上貴晶
「今日はとてもうれしいです。MotoGPクラスで初めてのフロントローを獲得しました。ポールポジションまでもう少しでしたが、ポールポジション争いをするとは思ってもいませんでした。レースウイークを通してマシンのフィーリングはとてもいいので、フロントローを獲得できてよかったです。決勝は今日とは違う戦いが待ち受けています。しかし、準備はできています。表彰台争いをする自信はあります。もし優勝争いをするチャンスがあればチャレンジしますが、まずは表彰台に上がることです。この調子でがんばります」

アレックス・マルケス(MotoGP 17番手)アレックス・マルケス
「午前中のFP3で軽い転倒をしてしまいました。高速でしたが、それほど大きい転倒ではありませんでした。セッティングの少し違うセカンドマシンをトライしましたが、思っていたようなフィーリングではありませんでした。もう1台はダメージを受けていたので、FP3はタイムを更新することができませんでした。金曜日はいいフィーリングがあったので、今日の結果は残念でした。FP4はマシンのフィーリングを取り戻そうとがんばりました。Q1では少し前進できましたが、同じようなスピードを再現することはできませんでした。明日のウォームアップでは、いいフィーリングを取り戻し、コーナー進入などマシンが得意な部分でプッシュできるようにしたいです」

カル・クラッチロー(MotoGP 18番手)カル・クラッチロー
「今日も難しい一日でした。状況を改善するためにがんばりました。昨日より少しはよくなったと思いますが、残念ながらアタックしているときはフィーリングが変わり、いいラップタイムを出すことができませんでした。明日はいいスタートを切り、予選で僕の前にいるライダーたちとバトルがしたいです。今夜、チームとデータを分析して明日の決勝に挑みたいです」

ステファン・ブラドル(MotoGP 21番手)ステファン・ブラドル
「どの方向性に進むべきかを知るために、先週末に比べてセッティングをかなり変えました。明日はもっとポジションを上げられることを願っています。やるべきことはたくさんあります。引き続き仕事に取り組みます。決勝は全力でがんばります」

MotoGP リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム
144P.エスパルガロKTM1'23.580
230中上貴晶Honda1'23.602
35J.ザルコドゥカティ1'23.632
436J.ミルスズキ1'23.678
543J.ミラードゥカティ1'23.700
612M.ビニャーレスヤマハ1'23.778
742A.リンススズキ1'23.782
888M.オリベイラKTM1'23.797
94A.ドヴィツィオーゾドゥカティ1'23.849
1020F.クアルタラロヤマハ1'23.866
1121F.モルビデリヤマハ1'24.021
129D.ペトルッチドゥカティ1'24.174
1327I.レクオナKTM1'23.928
1433B.ビンダーKTM1'23.932
1546V.ロッシヤマハ1'24.127
1651M.ピッロドゥカティ1'24.273
1773アレックス・マルケスHonda1'24.370
1835カル・クラッチローHonda1'24.401
1938B.スミスアプリリア1'24.416
2041A.エスパルガロアプリリア1'24.429
216ステファン・ブラドルHonda1'24.667
2253T.ラバトドゥカティ1'24.916

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