Round04チェコチェコGP

Moto2

2020年8月7日(金)

ブルノ・サーキット

サム・ロースがトップタイム。エネア・バスティアニーニ、ルカ・マリーニが続く

Moto2クラスは、ヘレスで行われた2連戦で連続4位になったサム・ロース(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)がトップタイムをマーク。今季初表彰台、初初優勝に向けて絶好のスタートを切りました。FP1から好調な走りを見せたロースですが、午後のセッションは、路面コンディションが悪くタイムを更新することが出来ませんでした。しかし、レースをこなすごとに調子を上げているだけに、土曜日の予選、そして決勝と注目が集まります。

2番手には前戦アンダルシアGPでMoto2クラス初優勝のエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)と続きました。FP1ではマシンの確認とセットアップを進めて7番手でしたが、気温と路面温度が上がり、コンディションが悪化した午後のFP2でタイムを短縮、好調をアピールしました。

3番手にはルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)で、今大会も好調なスタートを切りました。ヘレスの2連戦では優勝&2位。今大会も優勝争いに加わることは確実です。

以下、ジョー・ロバーツ(Tennor American Racing)、ホルヘ・ナバロ(MB Conveyors Speed Up)、そして、総合首位につける長島哲太(Red Bull KTM Ajo)が6番手でした。長島はFP1では3番手タイムと好調なスタートを切りました。しかし、路面コンディションが悪化したFP2で転倒を喫してポジションを落としました。2日目のFP3と予選での巻き返しに注目です。

7番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(MB Conveyors Speed Up)、8番手にマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、9番手にレミー・ガードナー(ONEXOX TKKR SAG Team)、10番手にステファノ・マンシィ(MV Agusta Forward Racing)と続きました。

IDEMITSU Honda Team Asiaのアンディ・ファリド・イズディハールは、FP1からFP2と確実にタイムを短縮して28番手。チームメートのソムキアット・チャントラは、滑りやすい路面コンディションに苦戦し30番手と出遅れました。

コメント

サム・ロース(Moto2 1番手)
「とても満足しています。チームはFP1からすばらしいマシンを準備してくれました。そのためヘレスでつかんだ自信がすぐにここでもつかめました。FP1とFP2のパフォーマンスに満足しています。摩耗したタイヤでも力強いペースがありました。これはレースに向けてとてもいいことです。今日はいくつかトライしました。いい形になったので、もっと強いパッケージにするためにはそれらをうまくまとめるだけです」

ルカ・マリーニ(Moto2 3番手)
「今日はとても難しい路面コンディションでした。たくさんのバンプがありました。グリップの状況もよくありませんでした。この状況はみんなも同じです。今日はいい仕事ができたと思います。フィーリングはまだヘレスのときように100%ではありませんが、感触はポジティブです。この調子で取り組み、レースタイヤの選択に集中したいです」

長島哲太(Moto2 6番手)
「FP1はまずまずでしたが、FP2はコンディションが悪くてタイムが出ませんでした。特にユーズドではまったくフィーリングがなく、おまけに路面がバンピーで走りにくい状態でした。新品タイヤを入れるとフィーリングはよくなるのですが、そのアタック中に転倒しまいました。とにかく、明日のFP3でしっかりタイムを出してQ2に進出して、予選ではいいグリッドを獲得したいです」

アンディ・ファリド・イズディハール(Moto2 28番手)
アンディ・ファリド・イズディハール「ブルノは初めての走行でした。そのためFP1はサーキットへの適応に多くの時間を費やしました。いいセッティングを見つけることが出来たので、ポジティブでした。スピードが速く、いくつかの強力なブレーキングポイントがあり、高速コーナーもあります。へレスのような、タイヤのグリップを期待できませんが、このコースのキャラクターは好きです」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 30番手)
ソムキアット・チャントラ「今日は新しいフロントフォークのセッティングを試みました。フィーリングはいいのですが、リアが滑ってコントロールが難しい状況でした。午後のFP2の走行で、この問題を解決しようとしたのですが、今度はフロントのグリップに悩み、結果は上手く行きませんでした。タイムを上げるのはとても難しい状況でした。いくつかの方法を試しましたが、フィーリングは同じでした。これ以上、プッシュすると転倒するのではないかと思いました。ラップタイムの改善、順位を上げるため、まだまだ働く必要があります」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
122サム・ロースKALEX2'02.480
233エネア・バスティアニーニKALEX+0.209
310ルカ・マリーニKALEX+0.319
416ジョー・ロバーツKALEX+0.336
59ホルヘ・ナバロSPEED UP+0.343
645長島哲太KALEX+0.409
721ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP+0.450
872マルコ・ベツェッキKALEX+0.530
987レミー・ガードナーKALEX+0.657
1062ステファノ・マンシィMVアグスタ+0.659
1137アウグスト・フェルナンデスKALEX+0.661
1223マルセル・シュローターKALEX+0.705
137ロレンソ・バルダッサーリKALEX+0.711
1411ニッコロ・ブレガKALEX+0.753
1596ジェイク・ディクソンKALEX+0.845
1697チャビ・ビエルゲKALEX+0.958
1764ボウ・ベンドスナイダーNTS+1.010
1888ホルヘ・マルティンKALEX+1.021
1999カスマ・ダニエル・カスマユディンKALEX+1.102
2012トーマス・ルティKALEX+1.112
2155ハフィス・シャーリン SPEED UP+1.209
2224シモーネ・コルシMVアグスタ+1.220
2344アーロン・カネットSPEED UP+1.236
2457エドガー・ポンスKALEX+1.284
2577ドミニク・エガーターNTS+1.485
2642マルコス・ラミレスKALEX+1.543
2719ロレンソ・ダラ・ポルタKALEX+1.561
2827アンディ・ファリド・イズディハールKALEX+1.587
2940ヘクター・ガルゾKALEX+1.647
3035ソムキアット・チャントラKALEX+1.845

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