Round19バレンシアバレンシアGP

Moto2

2019.11.15(金)

バレンシア・サーキット・リカルド・トルモ

ポイントランキング2番手のビンダーが初日トップタイム

Moto2クラスは、ランキング総合2位につけるブラッド・ビンダー(Red bull KTM Ajo)がトップタイムをマークし、好調なスタートを切りました。ビンダーは、オーストラリアGP、マレーシアGPと2連勝中で、最終戦では3連勝と今季5勝目を狙います。

2番手にはホームグランプリに闘志を燃やすアウグスト・フェルナンデス(Flexbox HP 40)。3番手にはルーキーのファビオ・ディ・ジャンアントニオ(MB Conveyors Speed Up)。4番手にサム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)、5番手にステファノ・マンシィ(MV Agusta Temporary Forward)と続き、最終戦で初表彰台を狙う長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)がロングランに集中し、6番手で初日を終えました。

以下、ホルヘ・ナバロ(MB Conveyors Speed Up)、マティア・パシーニ(Tasca Racing Scuderia Moto2)、ランキング総合3位のトーマス・ルティ(Dynavolt Intact GP)、ニッコロ・ブレガ(SKY Racing Team VR46)と続き、ここまでがトップ10。前戦マレーシアGPでライダーズタイトルを獲得し、ホームグランプリに凱旋のアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0)が大接戦の中で13番手、同じくホームグランプリで今季4勝目を狙うロレンソ・バルダッサーリ(Flexbox HP 40)が14番手につけて、ここまでがトップから1秒差以内でした。

最終戦バレンシアGPで今季ベストを狙うソムキャット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)はセットアップを進めながら25番手、チームメートのディマス・エッキー・プラタマは28番手でした。2日目のフリー走行ではともに予選Q2進出を目指します。

コメント

ブラッド・ビンダー(Moto2 トップタイム)
ブラッド・ビンダー「初日がうまくいって、とても満足しています。FP1は問題があったので、完ぺきな走りにはなりませんでしたが、FP2でフィーリングがかなりよくなりました。FP1からFP2にかけて大きく前進することができました。すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝しています。チームは必要な調整をし、正確に改善しました。その結果、いいラップタイムを刻むことができるようになりました」

アウグスト・フェルナンデス(Moto2 2番手)
アウグスト・フェルナンデス「FP1はマシンに問題があって仕事が止まってしまいましたが、午後のFP2がすべてがうまくいったので、満足できる初日となりました。マシンは快適で、かなり速かったです。いいフィーリングが戻りました。明日はタイムをコンマ数秒縮められたらと思います。引き続き仕事に取り組み、ポールポジション争いができるようにがんばりたいです」

長島哲太(Moto2 6番手)
長島哲太「FP2は、最後に新品タイヤを入れてアタックしていないので、ポジションを落としましたが、アベレージはすごいいいですし、決勝に向けて順調に準備を進めることができました。この数戦、予選はいいのですが、決勝でいろいろ問題があり、結果につながっていません。明日は、今日の調子をキープして、しっかりセットアップを進めたいです。今大会は、このチームで走る最後のレースになるので、しっかり結果を残したいです」

アレックス・マルケス(Moto2 13番手)
アレックス・マルケス「今日は簡単ではありませでした。マレーシアでタイトルを獲得してから、かなりリラックスできるようになりましたが、それでも集中力を維持し、一生懸命仕事に取り組みました。午後はフィーリングがよくなりましたが、リアグリップにかなり苦戦しました。それでも大きく前進できる自信があります。トップグループからかなり離れているので、前進しなければなりません。フィリップアイランドのようにグリップが少ないコンディションでは、KTM勢にアドバンテージがありますが、僕もチームもポールポジションに近付けるように一生懸命がんばっています」

ソムキャット・チャントラ(Moto2 25番手)
ソムキャット・チャントラ「速く走ることにトライしましたが、ここではほかのライダーがとても速いです。そのうえ、データを解析し。コースに戻ったあと、重要なコーナーで何度もミスを犯してしまいました。速いライダーの後ろを走り、正確なラインを学ぼうとしましたが、思うようにはいきませんでした。スロットルを開けると、バイクがはらんでしまい、ラインを維持するのが難しかったからです」

ディマス・エッキー・プラタマ(Moto2 28番手)
ディマス・エッキー・プラタマ「1日を通じてたくさんの改善がありましたが、まだまだ改善が必要です。私のライディングスタイルを含め、改善すべき点を明確にするために、データの解析に集中します。このチームでの最後のレースになるので、セパンからの勢いを維持し、さらにいい結果を期待しています。多くのスペイン人ライダー、そしてヨーロッパの速いライダーたちがいるので、簡単ではありませんが、がんばって走ります」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 41 ブラッド・ビンダー KTM 1'34.622
2 40 アウグスト・フェルナンデス KALEX +0.576
3 21 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ SPEED UP +0.671
4 22 サム・ロース KALEX +0.706
5 62 ステファノ・マンシィ MVアグスタ +0.730
6 45 長島哲太 KALEX +0.734
7 9 ホルヘ・ナバロ SPEED UP +0.774
8 54 マティア・パシーニ KALEX +0.787
9 12 トーマス・ルティ KALEX +0.802
10 11 ニッコロ・ブレガ KALEX +0.911
11 23 マルセル・シュローター KALEX +0.919
12 10 ルカ・マリーニ KALEX +0.958
13 73 アレックス・マルケス KALEX +0.965
14 7 ロレンソ・バルダッサーリ KALEX +0.977
15 88 ホルヘ・マルティン KTM +1.020
16 33 エネア・バスティアニーニ KALEX +1.072
17 96 ジェイク・ディクソン KTM +1.280
18 5 アンドレア・ロカテリ KALEX +1.380
19 64 ボウ・ベンドスナイダー NTS +1.407
20 97 チャビ・ビエルゲ KALEX +1.420
21 77 ドミニク・エガーター MVアグスタ +1.424
22 87 レミー・ガードナー KALEX +1.553
23 16 ジョー・ロバーツ KTM +1.570
24 72 マルコ・ベツェッキ KTM +1.621
25 35 ソムキャット・チャントラ KALEX +1.809
26 65 フィリップ・エッテル KTM +1.887
27 3 ルーカス・ツロヴィッチ KTM +1.987
28 20 ディマス・エッキー・プラタマ KALEX +2.540
29 70 トマーゾ・マルコン NTS +2.642
30 47 アダム・ノロディン KALEX +2.860
31 18 シャビ・カルデルス KTM +3.233
32 69 ショーン・ディラン・ケリー KTM +3.236

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