Round12イギリスイギリスGP

Moto2

2019.08.24(土)

シルバーストーン・サーキット

第12戦 イギリスGP

アレックス・マルケスがポールポジションから決勝に臨む

Moto2クラスは、今季5勝を挙げて総合首位にいるアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が今季3回目のポールポジション(PP)を獲得しました。シルバーストーンのこれまでのベストは2015年にサム・ローズがマークした2分6秒345ですが、路面改修を受けてタイムが大幅に短縮されました。PPを獲得したマルケスのタイムは2分4秒374。約2秒のタイム短縮となりました。

2番手は総合3位のホルヘ・ナバロ(Campetella Speed Up)で、マルケスとはわずか0.043秒差。今大会はフリー走行から好調で念願の初優勝に挑みます。3番手には総合4位のアウグスト・フェルナンデス(Flexbox HP 40)で、今季3回目のフロントローから今季2勝目に挑みます。

4番手にはレミー・ガードナー(ONEXOX TKKR SAG Team)。5番手にはチャビ・ビエルゲ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)。6番手にルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)と続き、初日7番手の長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)が予選でも7番グリッドを獲得しました。2戦連続PP獲得は果たせませんでしたが、決勝ではベストリザルトに挑みます。

以下、前戦オーストリアGPで今季初優勝のブラッド・ビンダー(Red bull KTM Ajo)が8番手、地元ファンの声援を受けて熱走を見せたサム・ローズ(Federal Oil Gresini Moto2)が9番手、10番手にルーキーのファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Campetella Speed Up)が続きました。

初日のフリー走行で15番手につけたソムキャット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、Q2進出を果たせず、22番グリッドから決勝に挑みます。前戦オーストリアGPで初フロントロー獲得の3番手につけたチャントラ。今大会は初経験となるサーキットにやや苦戦しましたが、着実にタイムを上げることに成功。決勝では追い上げレのレースが期待されます。

ケガのために欠場しているディマス・エッキー・プラタマ(IDEMITSU Honda Team Asia)の代役で出場の名越哲平は、初めてのサーキットで着実にタイムを上げて29番手。貴重な経験と多くのことを学びました。決勝では一つでも上のポジションを目指します。

 

コメント

アレックス・マルケス(Moto2 1番手)
アレックス・マルケス 「今日は良い一日になりました。前回のオーストリアGPでは11番手というグリッドだったので、その後のレースでPPを獲得できたのでうれしいです。今日はFP3でいいペースをつかみ、その走りをQ2でもすることができました。今大会もタイム差がなく接戦となることは間違いないので、明日の決勝はトップ3を目標に戦います。いずれにしても激しいバトルになると思うので、最後までしっかり走り切ります」

ホルヘ・ナバロ(Moto2 2番手)
ホルヘ・ナバロ 「今大会はFP1から気持ち良く走れているし、予選でもいいタイムをマークすることができました。今大会は新しい路面に合わせてセットアップを変えました。チームはすばらしい仕事をしてくれました。とにかく決勝に向けてわくわくした気分です。レースが待ちきれません」

アウグスト・フェルナンデス(Moto2 3番手)
アウグスト・フェルナンデス 「今週末はすべてが順調でした。サーキットはすばらしく、乗るのが本当に楽しいサーキットになりました。当然、みんなタイムを上げているし、いいペースで走っていますが、いつも通り、トップグループで戦えるようにがんばります。明日は集団のレースになると思います。タイヤをうまくセーブして終盤の戦いに備えたいです」

ソムキャット・チャントラ(Moto2 22番手)
ソムキャット・チャントラ 「今日は簡単な一日ではありませんでした。午前中のFP3では、新品のタイヤを履いて、直接Q2に進めるようにトライしましたが、うまくタイヤが機能しませんでした。Q1は、遅いライダーがたくさんいて、うまくクリアラップを取ることができませんでした。今晩、今日起こったことを振り返って、明日に活かしたいです。明日の決勝は前向きな気持ちで最後までしっかり走り切りたいです。この週末、私をサポートしてくれているチームのクルーに感謝します」

名越哲平(Moto2 29番手)
名越哲平 「今日の午後は、すべての周回でラップタイムも短縮できたので走りに自信を持てるようになりました。すべての区間でプッシュし、他のライダーの走りと経験を学ぼうとがんばりました。シルバーストーンを攻略するのは簡単ではありません。もっと走行を重ね、データを解析する必要があります。明日も、ウォームアップ、そして決勝と学んでいきたいです」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム
173アレックス・マルケスKALEX2'04.374
29ホルヘ・ナバロSPEED UP2'04.417
340アウグスト・フェルナンデスKALEX2'04.587
487レミー・ガードナーKALEX2'04.703
597チャビ・ビエルゲKALEX2'04.770
610ルカ・マリーニKALEX2'04.778
745長島哲太KALEX2'04.845
841ブラッド・ビンダーKTM2'04.901
922サム・ロースKALEX2'04.916
1021ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP2'04.959
1111ニッコロ・ブレガKALEX2'05.058
1212トーマス・ルティKALEX2'05.071
1323マルセル・シュローターKALEX2'05.116
1454マティア・パシーニKALEX2'05.179
1527イケル・レクオナKTM2'05.347
165アンドレア・ロカテリKALEX2'05.381
1762ステファノ・マンシィMVアグスタ2'05.399
187ロレンソ・バルダッサーリKALEX2'06.080
1988ホルヘ・マルティンKTM2'05.401
2077ドミニク・エガーターMVアグスタ2'05.498
2164ボウ・ベンドスナイダーNTS2'05.601
2235ソムキャット・チャントラKALEX2'05.606
2396ジェイク・ディクソンKTM2'05.612
2472マルコ・ベツェッキKTM2'06.037
2538ブラッドリー・スミスKALEX2'06.352
2665フィリップ・エッテルKTM2'06.414
273ルーカス・ツロヴィッチKTM2'07.082
284スティーブン・オデンダルNTS2'07.457
2919名越哲平KALEX2'07.595
3018シャビ・カルデルスKTM2'20.035
3116ジョー・ロバーツKTM2'06.839

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