Round11オーストリアオーストリアGP

Moto3

2019.08.10(土)

レッドブル・リンク

第11戦 オーストリアGP

マクフィーがポールポジションを獲得

Moto3クラスは、スリップストリームの使い合いのためにペナルティーが続出する大荒れの予選となりました。予選終了した時点の上位9番手までの順位は、ロマーノ・フェナティ(VNE Snipers)が首位で、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)、ジャウメ・マシア(KTM)、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)、小椋藍(Honda Team Asia)、鳥羽海渡(Honda Team Asia)、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)、トニ・アルボリーノ(VNE Snipers)、ロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)と上位9番手までのうちHonda勢が8台という結果でした。

その後、スロー走行の選手が続出したQ2のペナルティーの審議が行われ、午後7時過ぎに正式な予選結果が発表されました。その結果、マクフィーが第5戦フランスGP以来となるポールポジション(PP)を獲得、鈴木が第4戦スペインGP以来、今季2回目のフロントロー獲得となる2番手、3番手にフェナティ、4番手に鳥羽、5番手にアルボリーノ、8番手に佐々木、9番手にマルコス・ラミレス(Leopard Racing)と、上位9台のうち7台にHonda勢が名前を連ねました。

以下、ダラ・ポルタが10番手、小椋が11番手、アロンソ・ロペス(Leopard Racing)が15番手という結果に変わりました。

なお、前日のフリー走行で、スロー走行のため12グリッド降格のペナルティーが科せられた予選8番手の佐々木歩夢は20番グリッド、予選11番手の小椋藍は23番グリッド、予選2番手に繰り上がった鈴木竜生も12グリッド降格で14番手グリッドから決勝に挑みます。今大会は、これまでにない大混乱の予選となり、順位とグリッドが変わる大荒れの予選となりました。

コメント

(※コメントは正式予選結果が出る前のものです)

ジョン・マクフィー(Moto3 ポールポジション)ジョン・マクフィー
「フリー走行でも予選でも力強い走りができたので、とても満足しています。ソフトタイヤとハードタイヤでアタックすることができました。単独でタイムも出すことができました。ほかのライダーたちがスリップストリームを使おうとしていましたが、僕は単独でいい仕事をする自信がありました。スリップストリームを使わなかったので、かなりタイムをロスしましたが、トップグループに入れる強さを見せることができました。フロントローを獲得できたので、これでレースに集中できます。いいリズムがあることは分かっています。トップグループでこのリズムをキープしてがんばります。もしグループから逃げられたら、うれしいです」

鈴木竜生(Moto3 2番手)鈴木竜生
「コース上の人待ちがひどくて、ペナルティーを科せられるのも嫌なので、最後のアタックをパスしました。結局、ペナルティーのライダーがいて暫定では5番グリッドからの決勝になります。今大会は、来年のことも決まったので、明日の決勝は落ち着いて、レースに集中したいです。今年はこれまで何度も表彰台に立てるレースを転倒で逃しているので、明日はチームに喜んでもらえるレースをしたいです」

ロマーノ・フェナテイ(Moto3 3番手)ロマーノ・フェナティ
「僕はいま、世界で一番幸せな人間だと思います。ポールポジションを獲得することができました。ポールポジションではポイントを獲得することはできません。明日の方が重要であることは分かっていますが、僕やチーム、そして僕の身近なひとたちにとっては、今日の結果はとても重要なものでした。今日はマシンがとても速かったです。いいフィーリングもありました。明日のレースは全力でがんばります」

鳥羽海渡(Moto3 4番手)鳥羽海渡
「今日の予選は、これまで経験したことがない状況でした。最後の走行は、全員がコース上で待つ状態になり、こんな予選は初めての経験でした。昨日、今日といいペースで走ることができました。昨日はタイムをうまく出せず16番手でしたが、今日はFP3で8番手にポジションを上げられたし、予選では最後の最後に逆転されましたがPPを獲れるペースだったと思います。単独でも1分36秒台で走れているので明日は常にグループの前の方にいてしっかり走り切りたいです」

佐々木歩夢(Moto3 8番手)佐々木歩夢
「予選は一周うまくまとめられました。目標はフロントロー獲得でしたが、昨日のフリー走行でペナルティーを科せられて12グリッド降格となり、4列目から決勝に挑むことになります。しかし、調子はいいので追い上げられると思います。今大会は単独で走ることを心がけて、いいベースを作ることができました。ここは長いストレートがあり、スリップの使い合いになると思います。昨年はトップグループに加わっていいレースができたので、今年は表彰台を目標を全力で挑みます」

小椋藍(Moto3 11番手)小椋藍
「今日は予選は、なかなか単独でタイムを出せなかったので、集団のバトルになった予選に助けられた部分はあります。しかし、決勝に向けては、昨日の課題だったブレーキングが改善されて、いい状態に仕上がってきました。12グリッド降格なので、序盤は厳しい戦いになると思いますが、今年の課題の一つである、序盤からペースを挙げていく走りをしたいです。明日のウォームアップで最後の調整をして決勝は追い上げのレースをしたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム
117ジョン・マクフィーHonda1'36.690
224鈴木竜生Honda1'36.788
355ロマーノ・フェナティHonda1'36.814
427鳥羽海渡Honda1'36.847
514トニ・アルボリーノHonda1'36.850
613C.ヴィエッティKTM1'37.021
75J.マシアKTM1'37.055
871佐々木歩夢Honda1'37.272
942マルコス・ラミレスHonda1'37.301
1048ロレンソ・ダラ・ポルタHonda1'37.330
1179小椋藍Honda1'37.589
1216A.ミニョKTM1'37.595
1325R.フェルナンデスKTM1'37.598
1484J.コーンフェールKTM1'37.690
1521アロンソ・ロペスHonda1'37.721
1676M.ユルチェンコKTM1'37.787
1723ニッコロ・アントネッリHonda1'36.414
1844A.カネットKTM1'36.655
以下Q1        
1982S.ネパKTM1'37.337
207D.フォッジャKTM1'37.409
2112F.サラクKTM1'37.421
2275A.アレナスKTM1'37.695
2322真崎一輝KTM1'37.711
2452ジェレミー・アルコバHonda1'37.714
2554リカルド・ロッシHonda1'37.787
2611セルジオ・ガルシアHonda1'37.804
2773M.コフラーKTM1'37.824
2861C.オンジュKTM1'37.876
2953D.オンジュ KTM1'38.022
3040D.ビンダーKTM1'38.083
3169T.ブース・アモスKTM1'39.945

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