Round10チェコチェコGP

Moto3

オートモトドラム・ブルノ

第10戦 チェコGP

総合首位のダラ・ポルタを、アントネッリ、ラミレスが追う

Moto3クラスは、前戦ドイツGPで今季初優勝を達成したロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が総合首位で後半戦を迎えます。後半戦は得意とするサーキットが続くだけに、これからの戦いに大きな期待が寄せられます。

ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が総合3位。前半戦はスペインGPで優勝しましたが、その他のレースではなかなか表彰台に立てないレースが続いています。しかし、安定した走りでダラ・ポルタと38点差で総合3位につけています。

第7戦カタルニアGPで初優勝を達成、第9戦ドイツGPで2位と調子を上げているマルコス・ラミレス(Leopard Racing)が総合4位、今季2勝を挙げているトニー・アルボリーノ(VNE Snipers)が総合5位、今季3年ぶりの優勝を達成したジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が6位、鳥羽海渡(Honda Team Asia)が総合10位につけています。鳥羽は、開幕戦カタールGPで優勝してから、好走をみせるもなかなか表彰台に立てない悔しいレースが続いています。そんな状況で迎えるだけに、後半戦はそのばん回に挑みます。

以下、ルーキーでフロントローを2度獲得の小椋藍(Honda Team Asia)が総合12位。2度目の表彰台と初優勝を狙う鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が総合16位、ロマノ・フェナティ(VNE Snipers)が総合17位、アロンソ・ロペス(Estrella Galicia 0,0)が総合19位、第9戦ドイツGPで初PPを獲得した佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が総合21位と続きます。フリー走行、予選の速さを結果になかなかつなげられない選手たちが、後半戦の巻き返しに挑みます。今大会は、FIM・CEVレプソルインターナショナル選手権のMoto3クラスに出場する國井勇輝(Asia Talent Team)がワイルドカードで出場します。

 

コメント

ロレンソ・ダラ・ポルタ(Moto3 総合1位)
「シーズン前半戦は2位が4回続き、なかなか勝てないレースが続きましたが、前戦ドイツGPでやっと今季初優勝を達成することができました。優勝は1回ですが、今年はシーズンを通して安定した結果を残せていることが、こうして総合首位になれた要因だと思います。後半戦も引き続き、安定した走りを続けていけるよう全力を尽くします」

ニッコロ・アントネッリ(Moto3 総合3位)
「ブルノは特別なサーキットです。いつも大きな集団の戦いになります。そしてトップ10の差がとても近くなるサーキットなので、集団のトップでフィニッシュできるように全力を尽くします」

マルコス・ラミレス(Moto3 総合4位)
「夏休みを満喫しました。ブルノは好きなコースです。17年と18年にトップ10に入ることができました。今年はもっといい結果を期待できると思います。シーズン前半に初優勝を達成したので、すべてのレースで表彰台獲得の自信がつきました。チームのサポートに感謝しています。Moto3クラスの戦いは激しいですが、準備はできています」

鳥羽海渡(Moto3 総合10位)
「ブルノに向けて一生懸命準備をしてきました。FP1から集中して取り組み、いいフィーリングを早くつかんで、いい走りをしたいです。今回も目標は表彰台です。そして4戦連続でリタイアしているので、今大会はしっかり最後まで走りきります。ブルノは得意です。今年はすばらしい週末になることを願っています」

小椋藍(Moto3 総合12位)
「夏休みを日本で満喫しました。リラックスして過ごすことができたし、トレーニングも十分にできました。有意義な休みになりました。レースに向けて準備は整いました。チームと一生懸命仕事に取り組むのが楽しみです。ブルノでは早いタイムを出したこともあるので、いい結果を残せる自信があります」

鈴木竜生(Moto3 総合16位)
「昨年は予選を失敗し、最後尾からのスタートになりましたが、それでもポイント獲得圏内まで追い上げることができました。ちゃんとしたグリッドから決勝に出られていたらもっといいレースができていたと思うので、今年は同じミスをしないようにしたいです。前戦ドイツGPも内容は悪くなかったのですが、グリッドが悪かったことが影響し、決勝はトップグループに追いついたところでレースが終わりました。とにかく、いい予選グリッドからスタートすることが重要課題なので、今大会はミスをしないようにがんばります」

佐々木歩夢(Moto3 総合21位)
「昨年のブルノは予選で転倒して、足を痛めた影響で思うように走れずノーポイントに終わりました。フリー走行は調子がよかったので残念なレースでした。今年はPPを獲得した前戦ドイツGPと同じ感じで走れるようにしたいです。全セッショントップグループにつけて、予選ではトップ6につけて、決勝は表彰台を目指したいです。ブルノと、次のレッドブルリンクは好きなサーキットなので、ベストリザルトを目指したいです」

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