Round06イタリアイタリアGP

Moto3

2019.06.01(土)

ムジェロ・サーキット

天候:晴れ
気温:26℃
コースコンディション:ドライ

第6戦 イタリアGP

アルボリーノ、ロドリゴ、ダラ・ポルタがフロントロー獲得。鈴木竜生、アントネッリが2列目

Moto3クラスは、前日のフリー走行に続き、予選でもHonda勢が素晴らしい速さを見せ、トップ10に8台のHonda勢が名前を連ねました。ポールポジション(PP)を獲得したのはトニー・アルボリーノ(VNE Snipers)で今季初PPは今季3回目のフロントロー獲得となりました。今年は第2戦アルゼンチンGPで3位になり初表彰台を獲得しており、今大会は念願の初優勝に挑みます。

2番手にはガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)で今季2回目のフロントロー獲得となりました。決勝では今季初表彰台と初優勝に挑みます。3番手には総合2位につけるロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)で、初日14番手から3番手へとポジションを上げました。ダラ・ポルタは今季2回の表彰台に立っていますが、決勝では今季3回目の表彰台と今季初優勝に挑みます。

5番手にはロマーノ・フェナティ(VNE Snipers)で、2014年以来、5年ぶりのイタリアGP制覇に挑みます。6番手には鳥羽海渡(Honda Team Asia)。今大会は初日のフリー走行で23番手と出遅れましたが、土曜日のフリー走行、予選でしっかりとその遅れを取り戻しました。開幕戦カタールGP以来の優勝と表彰台が期待されます。

7番手にはマルコス・ラミレス(Leopard Racing)。初日トップタイムをマークした鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は予選で5番手タイムをマークするも、シグナル違反で9番手へ降格し、アロンソ・ロペス(Leopard Racing)が10番手グリッドを獲得しました。6番手タイムをマークしたニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)もシグナル違反でベストタイムが抹消され、18番手へとダウンしました。

前戦フランスGPで優勝のジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)は17番手、チームメートの佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)はQ2に進出できず19番手。ワイルドカードで出場の山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は26番手、前戦フランスGPの怪我で欠場の小椋藍の代役で出場のゲーリー・サリム(Honda Team Asia)は27番手でした。ともに、追い上げのレースに挑みます。

 

コメント

トニー・アルボリーノ(Moto3 1番手)トニ・アルボリーノ
「ポールポジションをホームGPで獲得できて最高の気分です。このサーキットでこの結果は、僕にとって特別なことです。一生懸命仕事しました。とてもいい気分です。明日は大変なレースになると思いますが、戦う準備はできています」

ガブリエル・ロドリゴ(Moto3 2番手)ガブリエル・ロドリゴ
「ユーズドタイヤで最初のアタックをしました。リアはハードコンパウンドでしたが、とても興味深いタイムを出すことができました。自己ベストより、わずか0.5秒遅いだけでした。自信がついたので、後半は集団の中で走る戦略でしたが、チームとの話し合いで、単独で走ることにしました。正直、フロントローを獲得できるとは思っていませんでした。このサーキットでスリップストリームを使わずにいいタイムを出すのは難しいからです。2列目3列目でも満足していたと思います。明日に向けて自信がつきました」

ロレンソ・ダラ・ポルタ(Moto3 3番手)ロレンソ・ダラ・ポルタ
「ポジティブな日になりました。フロントローからスタートできるのはうれしいです。ホームラウンドなのでさらにうれしいです。レースペースにはもう少し取り組む必要があります。明日に向けて細かい部分を改善しなければなりませんが、全体的には満足しています。明日は大きなトップグループができると思います。難しいレースになると思いますが、準備はできています」

鳥羽海渡(Moto3 6番手)鳥羽海渡
「今日のタイムは単独で出したものです。昨日にくらべてフィーリングもリズムもよくなり、順調にタイムを更新できました。昨日の課題だったシケインは、フロントのセッティングを変えたことで、切り返しがよくなり、それもタイム短縮につながりました。2列目6番手からのスタートなので、十分優勝を狙えると思います。明日は最低でも10台ぐらいのグループになると思います。自分としてはもっと小さいグループにしたいのですが、それは展開次第なので、冷静にしっかり戦っていきたいです」

鈴木竜生(Moto3 9番手)鈴木竜生
「今日は予定通りの走りができたと思います。セッション開始と同時にすぐにコースインしてある程度いいタイムを出し、それからは周囲のタイムを見て、どうしようかという作戦でした。その通りの走りができたと思います。セッション終盤は、誰か後ろについてタイムを狙おうと思いましたが、待っている時間が無駄なので、ひとりでタイムを出しました。明日の決勝も、勝とうと思ったら単独でタイムをだせなくてはいけないし、まずまずの走りができたと思います。2列目5番手タイムでしたが、コースインのシグナル違反で9番手にダウンしました。しかし3列目からのスタートなので問題はありません。明日はしっかり走り切って、チームとチームを応援してくれる人たちの期待に応えたいです」

佐々木歩夢(Moto3 19番手)
「最後のアタックで集団にひっかかってしまい、タイムを更新できませんでした。明日は追い上げのレースになるので、しっかり追い上げたいです。今回はQ2に進出できなかったことが、こういう結果につながりました。しかし、フィーリングは悪くないので、明日は全力を尽くし、ひとつでも上のポジションでフィニッシュできるようにがんばります」

山中琉聖(Moto3 26番手)山中琉聖
「昨日からフィーリングはいいのですが、いいスペースをなかなか見つけられず、タイムを出すことができませんでした。ここはスリップストリームを上手く使わなければいけないサーキットですが、最後までいい場所を見つけられませんでした。グランプリの予選のタイムの出し方を今回は学ぶことができましたが、同時に経験不足も感じました。明日は後方からのレースになるので、前のグループにしっかりついていき、ひとつでも上のポジションでフィニッシュしたいです」

ゲリー・サリム(Moto3 27番手)ゲリー・サリム
「FP3は、昨日と比べて、すごくよくなりました。今日は予選でいいポジションを得るためセットアップに集中しましたが、思うようなグリッドを獲得できませんでした。私にとって初めての世界選手権の予選でしたが、コース上でほかのライダー達がゆっくり走っていて、スロットルを閉めざるを得ませんでした。いいタイムを得るため、単独での走行に切り替えましたが、時間が足りませんでした。このような状況になったときにどうすればいいのか、もっと経験が必要だと思いました」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム
114トニ・アルボリーノHonda1'56.407
219ガブリエル・ロドリゴHonda1'57.080
348ロレンソ・ダラ・ポルタHonda1'57.276
416A.ミニョKTM1'57.438
524鈴木竜生Honda1'57.453
623ニッコロ・アントネッリHonda1'57.455
755ロマーノ・フェナティHonda1'57.525
827鳥羽海渡Honda1'57.533
942マルコス・ラミレスHonda1'57.551
1044A.カネットKTM1'57.575
1121アロンソ・ロペスHonda1'57.626
125J.マシアKTM1'57.733
137D.フォッジャKTM1'57.911
1440D.ビンダーKTM1'58.007
1525R.フェルナンデスKTM1'58.028
1611セルジオ・ガルシアHonda1'58.031
1713C.ヴィエッティKTM1'58.099
1817ジョン・マクフィーHonda1'58.122
以下Q1        
1971佐々木歩夢Honda1'58.235
2084J.コーンフェールKTM1'58.282
2122真崎一輝KTM1'58.471
2275A.アレナスKTM1'58.496
2376M.ユルチェンコKTM1'58.714
2461C.オンジュKTM1'58.716
253K.ザノーニTM1'58.764
266山中琉聖Honda1'58.925
2731ゲリー・サリムHonda1'58.988
2877V.ペレスKTM1'59.182
2912F.サラクKTM1'59.897
3069T.ブース・アモスKTM2'00.708
3154リカルド・ロッシHonda2'05.155

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