Round19バレンシアGP
Moto3 フリー走行
2018年11月16日(金)
会場:バレンシア・サーキット・リカルド・トルモ
天候:雨
コースコンディション:ウエット
気温:17℃
Moto3クラスは、ホームグランプリに気合のアロンソ・ロペス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)がトップタイムマークしました。デビューシーズンの今年は、初めて経験するサーキットが多く、勉強のシーズンとなりましたが、走り慣れたバレンシアで、初のトップタイムをマークしました。
総合3位以上が確定しているファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)が3番手。総合2位のマルコ・ベツェッキ(KTM)を9ポイント差で追っており、最終戦バレンシアGPで今季3勝目を目指し、逆転を狙います。
後半戦に入って好走を見せる鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が4番手。セッションの大半でトップタイムでしたが、セッション終盤に4番手にダウンしました。しかし、今季1番の走りを見せて、念願の初表彰台に大きく前進しました。
後半戦に入って初優勝を含む4回の表彰台に立つロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が5番手、前戦マレーシアGPでタイトルを獲得したホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が6番手。チャンピオンとしてホームグランプリに凱旋を果たしたマルティンは、最終戦で今季8勝目を目指します。
ナカリン・アティラプワパ(Honda Team Asia)が9番手、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が10番手、エネア・バスティアニーニ(Leopard Racing)が11番手と続きました。
以下、トニ・アルボリーノ(Marinelli Snipers Team)が15番手、アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が16番手、セッティングが思うように進まなかった佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が22番手、鳥羽海渡(Honda Team Asia)は25番手でしたが、佐々木と鳥羽はバレンシアを得意とするだけに2日目のタイム短縮とポジションアップに挑みます。
アロンソ・ロペス(Moto3 1番手)
「グリッドとは関係のないフリー走行でしたが、トップタイムを出すことができて最高の気分です。今週末はずっとこのような天気になりそうですが、ウエットでの感触はとてもよかったです。土曜日が楽しみですが、これまでにいくつかのグランプリで熱くなり過ぎて失敗しているので、落ち着いてスタートしたいです。今日の仕事には満足しています。引き続きがんばります」
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 3番手)
「午前中はコンディションを見ながら走りました。日曜日も雨が予想されるので、マシンのフィーリングを確認する程度の走行でしたが、マシンの感触は最高でした。午後はさらに路面が濡れたコンディションでしたが、感触はさらによくなりました。いつものように最高の結果を目標にしたいです」
鈴木竜生(Moto3 4番手)
「今日は、一日を通じてプッシュしたのですが、FP2の終盤は限界に近づいて転びそうになったので、無理をせずに走行を終えました。総合4番手でしたが、全体的にはいい一日だったと思います。前戦マレーシアで痛めた右手は、まだ完全に回復していませんが、痛みはないので、走りにそれほど影響はありません。シーズン最後のレースなので、悔いのないようにベストを尽くしたいです」
ホルヘ・マルティン(Moto3 6番手)
「午前中はコースに出てもあまり意味がない路面コンディションだったので、無理をしないことに決めましたが、ポジティブでした。午後はどのようなセッティングにするかクリアな考えがありました。しかし、あまり納得できなかったのでリアエンドを少し調整しました。明日もレースペースに引き続き取り組みますが、Moto3最後のレースで最後のポールポジションを獲得するために落ち着いてがんばりたいと思います」
佐々木歩夢(Moto3 22番手)
「FP1は順調にセットアップも進みいい走りができたのですが、FP2は方向性を探るためにいろいろなセットアップにトライしました。しかし、どれもうまくいかず、思ったような走りができませんでした。セッション終盤に元の状態に戻しましたが、午前中の走りを取り戻すことはできませんでした。明日は、ウエット、ドライ、どちらのコンディションになっても、決勝に向けてしっかり準備したいです」
鳥羽海渡(Moto3 25番手)
「フィーリングがよくなくて、いい走りができませんでした。トップとのタイム差も大きく、データをしっかりチェックして明日に挑みたいです。特にリアのフィーリングがなく、コーナーの進入から全く接地感を感じることができませんでした。日本を出るときは体調はよかったのですが、スペインに入ってから風邪を引いてしまいました。予選、決勝に向けて体調をしっかり回復させます」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 72 | アロンソ・ロペス | ![]() | 1'51.873 |
2 | 12 | M.ベツェッキ | KTM | +0.039 |
3 | 21 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | +0.094 |
4 | 24 | 鈴木竜生 | ![]() | +0.140 |
5 | 48 | ロレンソ・ダラ・ポルタ | ![]() | +0.343 |
6 | 88 | ホルヘ・マルティン | ![]() | +0.668 |
7 | 16 | A.ミニョ | KTM | +0.751 |
8 | 61 | C.オンジュ | KTM | +0.898 |
9 | 41 | ナカリン・アティラプワパ | ![]() | +0.909 |
10 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | ![]() | +0.967 |
11 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | +1.079 |
12 | 75 | A.アレナス | KTM | +1.235 |
13 | 25 | R.フェルナンデス | KTM | +1.369 |
14 | 5 | J.マシア | KTM | +1.529 |
15 | 14 | トニ・アルボリーノ | ![]() | +1.556 |
16 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | +1.684 |
17 | 81 | S.ネパ | KTM | +1.719 |
18 | 31 | C.ヴィエッティ | KTM | +1.812 |
19 | 40 | D.ビンダー | KTM | +1.870 |
20 | 65 | P.エッテル | KTM | +2.095 |
21 | 17 | J.マクフィー | KTM | +2.140 |
22 | 71 | 佐々木歩夢 | ![]() | +2.370 |
23 | 84 | J.コーンフェール | KTM | +2.376 |
24 | 10 | D.フォッジャ | KTM | +2.505 |
25 | 27 | 鳥羽海渡 | ![]() | +2.760 |
26 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +3.132 |
27 | 42 | M.ラミレス | KTM | +3.178 |
28 | 77 | V.ペレス | KTM | +3.306 |
29 | 22 | 真崎一輝 | KTM | +4.558 |
26 | イザム・イクマル | ![]() | +8.611 |