Round18マレーシアマレーシアGP

Moto3 予選

2018年11月3日(土)

会場:セパン・インターナショナル・サーキット

天候:曇り/雨

気温:25℃

コースコンディション:ドライ/ウエット

総合首位のマルティンがポールポジションを獲得

Moto3クラスは、スリップストリームを使い合う厳しい予選となりましたが、今季、単独でも素晴らしい走りをみせるホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が、今大会も単独で走行し今季11度目のポールポジション(PP)を獲得しました。僅差でマルコ・ベツェッキ(KTM)が2番手と続き、総合首位のマルティンと総合2位のベツェッキが、チャンピオン争いに相応しいPP争いを繰り広げました。

3番手にはトニ・アルボリーノ(Marinelli Snipers Team)で、今季2度目のフロントローを獲得。最終セクションでのミスがなければPP獲得も不可能ではありませんでした。

6番手にはエネア・バスティアニーニ(Leopard Racing)、7番手に鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)、8番手に真崎一輝(KTM)、9番手に佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)と、3人の日本人選手がトップ10に名前を連ねました。

10番手には、ケガから復帰のニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)、13番手には総合3位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)。後半戦に入って調子のいいロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が14番手、初日3番手と好調だったアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)は、セッション開始直後に転倒を喫し15番手でした。

今大会、調子のよかった鳥羽海渡(Honda Team Asia)は、クリアラップが取れず20番手、チームメートのナカリン・アティラプワパは24番手。共に追い上げのレースに挑みます。

コメント

ホルヘ・マルティン(Moto3 ポールポジション)ホルヘ・マルティン
「ドライで走る時間がほとんどなく、マシンのセットアップも完ぺきではなく、少し難しいラップでした。2度目に出たときに素晴らしいラップタイムを出すことができましたが、ポールポジションを獲得するに十分かどうか確かではありませんでした。明日のウォームアップで最後の調整をしなければなりませんが、トップグループができる限り小さな集団になることを願っています。そうすればマルコ(ベツェッキ)とタイトル争いができるからです。スピードとペースはとても近いので、僕たち2人はいいバトルができると思います」

トニ・アルボリーノ(Moto3 3番手)トニ・アルボリーノ
「フロントローを獲得できてとてもうれしいです。シーズンを通して今日のような走りにずっと取り組んできました。最終コーナーでは、リアのグリップを失い、転倒するかと思いました。ただフロントローを獲得できました。ペースはそれほど素晴らしいものではありません。それだけに正しいタイヤを選択してレースに向けて集中しなければなりません」

エネア・バスティアニーニ(Moto3 6番手)エネア・バスティアニーニ
「今日の予選はとても暑かったのですが、一歩一歩前進できるようにがんばりました。毎回走るたびにマシンの感触をつかめるようになりました。一人でいいラップタイムを出すことができました。もしスリップストリームを使っていればもっといい結果でセッションを終えられたと思います。細かい部分を改善しなければなりませんが、すでに明日のレースへ向けて準備はできています」

鈴木竜生(Moto3 7番手)鈴木竜生
「久しぶりにちゃんとした予選になりました。ただ、内容的にはあまり満足していません。というのは、いいラップを刻めたのが1ラップだけで、アベレージ的にはまだまだ足りない部分が多いからです。そういう中でしっかりシングルにつけられたことは、今までとは違ってポジティブな面でした。明日はいいスタートを切って、しっかりトップグループについていき、最後に勝負したいと思います」

佐々木歩夢(Moto3 9番手)佐々木歩夢
「午前中のフリー走行は、昨日と同じで、中途半端なコンディションだったのであまり参考にはなりませでした。しかし、午後の予選は、この2日間では初めてセッションを通じてドライコンディションになり、3回のアタックを行いました。3回ともにしっかりプッシュできたのですが、なかなかクリアラップが取れず、ロスが多い中で9番手グリッドを獲得できたのはよかったと思います。走行を終えた後にデータを見ると、セクター3まではトップと同じタイム。セクター4の最終コーナーで渋滞にはまって0.4秒のロス。これがなければ最低でも2列目には並べたと思うし、明日も自信をもって決勝に挑みます」

鳥羽海渡(Moto3 20番手)鳥羽海渡
「今週は調子がよかったのですが、予選はクリアラップが取れず20番手に終わってしまい残念でした。グリッドは期待したものではありませんが、内容は悪くないので、明日はトップグループをしっかり追い上げていきたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
188ホルヘ・マルティンHonda2'11.731
212M.ベツェッキKTM+0.032
314トニ・アルボリーノHonda+0.334
417J.マクフィーKTM+0.350
575A.アレナスKTM+0.480
633エネア・バスティアニーニHonda+0.491
724鈴木竜生Honda+0.812
822真崎一輝KTM+0.896
971佐々木歩夢Honda+0.906
1023ニッコロ・アントネッリHonda+0.948
1140D.ビンダーKTM+1.017
1231C.ヴィエッティKTM+1.032
1321ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+1.066
1448ロレンソ・ダラ・ポルタHonda+1.081
1544アーロン・カネットHonda+1.142
1610D.フォッジャKTM+1.209
1772アロンソ・ロペスHonda+1.244
187アダム・ノロディンHonda+1.358
1942M.ラミレスKTM+1.382
2027鳥羽海渡Honda+1.429
2177V.ペレスKTM+1.450
2284J.コーンフェールKTM+1.913
2316A.ミニョKTM+1.948
2441ナカリン・アティラプワパHonda+1.987
2565P.エッテルKTM+2.224
269A.ウォンサナノKTM+2.771
2781S.ネパKTM+2.961
2876マカール・ユルチェンコHonda+3.137

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