Round15タイタイGP

Moto3 予選

2018年10月6日(土)

会場:チャーン・インターナショナル・サーキット

天候:晴れ

気温:31℃

コースコンディション:ドライ

予選はトップから20番手までが1秒内の接戦に。Honda勢はトニ・アルボリーノが4番手、ニッコロ・アントネッリが5番手

今季もっとも厳しい戦いとなっているMoto3クラスは、トップから1秒差に20台がひしめく大接戦となりました。その中でHonda勢は、トニ・アルボリーノ(Marinelli Snipers Team)が4番手、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が5番手で2列目から決勝に挑みます。

以下、エネア・バスティアニーニ(Leopard Racing)が8番手、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)が9番手、ロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が10番手、初日2番手と好調だった佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が11番手。セッション中にトップに浮上した選手たちだけに、決勝では優勝、表彰台争いに絡むことは必至。追い上げのレースに注目されます。

総合首位のホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)は、大接戦の中で13番手。鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が14番手、ホームGPに気合満点のナカリン・アティラプワパ(Honda Team Asia)がトップから1秒差には入れませんでしたが僅差の21番手。チームメートの鳥羽海渡もクリアラップが取れず26番手と悔しい結果でしたが、決勝では追い上げのレースに挑みます。

コメント

トニ・アルボリーノ(Moto3 4番手)トニ・アルボリーノ
「午前中のP3はよかったです。いくつか試しましたが、結局最初のセットアップに戻しました。今のフィーリングはとてもいいです。すべてを見つけることができました。予選は、気温が高すぎてあまりいい感触がありませんでした。リアがスリップし、ソフトタイヤではフロントが切れ込みました。しかし、セッション終盤に向けてセットアップを進めることができました。明日はトップについていき、すばらしいレースをしたいです」

ニッコロ・アントネッリ(Moto3 5番手)ニッコロ・アントネッリ
「今週末はやることがたくさんありました。新しいサーキットを学び、レースに向けてマシンを準備しなければなりませんでした。でも僕もチームもすばらしい仕事をしたと思います。2列目を獲得できてうれしいです。明日のレースが楽しみです。ここは暑いので、賢く走ることが重要になってきます。最終ラップは激しいバトルになると思うのでタイヤパフォーマンスをキープすることも重要になってきます」

エネア・バスティアニーニ(Moto3 8番手)エネア・バスティアニーニ
「今日は予選セッションのはじめに、昨日のような振動を感じました。しかし、チームと一緒にテレメトリーを分析、どこを改善すべきなのかがわかりました。残念ながらアタックしていたラップでコース上の渋滞につかまってしまいました。あまり時間を無駄にしないために、最終コーナーでライバルたちをオーバーテイクしようとしましたが、転んでしまいました。(ソムキャット・)チャントラも巻き込んでしまい本当に申し訳ないと思います。転倒したことは少し残念ですが、明日へ向けてとても自信があります。なぜなら速さがあることはわかっているからです。明日は難しいレースになると思います」

佐々木歩夢(moto3 11番手)佐々木歩夢
「最後のアタックでリアに新品のタイヤをいれたのですが、そのときにリアタイヤにトラブルがあってアタックできませんでした。それでも最初のアタックのタイムで11番グリッドを獲得できたので、決勝ではスタートを決めて、前に出られるようにがんばります。今日はすごく調子がよくて、左手首もギプスとテーピングで、それほど痛みも感じませんでした。正直、PPを狙えるんじゃないかと自分でも思うくらい調子がよかったので、今日の悔しさを決勝にぶつけたいです」

鈴木竜生(Moto3 14番手)鈴木竜生
「昨日からいい感じで走れていたのですが、予選で使ったリアのソフトタイヤがうまく機能せずタイムを出せませんでした。残念です。しかし、決勝に向けていい感じで走れているので、スタートを決めてトップグループに加わりたいです。ブレーキングもすごく安定しているし、前のライダーを抜いていけるパッシングポイントが自分にはあるのでしっかり追い上げたいです。せっかくいい流れになってきているので、この流れをキープしたいです」

鳥羽海渡(Moto3 26番手)鳥羽海渡
「レースウイークを通じて、いい感じで攻められました。フィーリングもよかったです。しかし、予選はクリアラップが取れず、なかなかタイムを出せず苦労しました。最後にベストでタイムを刻んでいたのですが、最終セクションで邪魔されてしまい、最後のチャンスも逃しました。序盤にタイムを出せなかったことが反省材料です。明日は後方からのスタートになりますが、追い上げる自信はあるので、しっかり追い上げていきたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
112M.ベツェッキKTM1'42.235
25J.マシアKTM+0.462
322真崎一輝KTM+0.481
414トニ・アルボリーノHonda+0.485
523ニッコロ・アントネッリHonda+0.541
640D.ビンダーKTM+0.564
78N.ブレガKTM+0.580
833エネア・バスティアニーニHonda+0.583
921ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+0.596
1048ロレンソ・ダラ・ポルタHonda+0.600
1171佐々木歩夢Honda+0.707
1277V.ペレスKTM+0.726
1388ホルヘ・マルティンHonda+0.807
1424鈴木竜生Honda+0.823
159 A.ウォンタナノンKTM+0.836
1642M.ラミレスKTM+0.879
1775A.アレナスKTM+0.896
1865P.エッテルKTM+0.898
1917J.マクフィーKTM+0.944
2019G.ロドリゴKTM+0.969
2141ナカリン・アティラプワパHonda+1.130
227アダム・ノロディンHonda+1.164
2384J.コーンフェールKTM+1.189
2435ソムキャット・チャントラHonda+1.202
2510D.フォッジャKTM+1.488
2627鳥羽海渡Honda+1.503
2781S.ネパKTM+1.694
2816A.ミニョKTM+1.729
2952ジェレミー・アルコバHonda+1.737
3072アロンソ・ロペスHonda+2.532

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