Round14アラゴンGP
Moto3 フリー走行
2018年9月21日(金)
会場:モーターランド・アラゴン
天候:晴れ
気温:30℃
コースコンディション:ドライ
Moto3クラスは、総合5位につけるエネア・バスティアニーニ(Leopard Racing)がFP1からタイムを大きく更新してトップタイムで初日を終えました。過去、アラゴンGPでは、2年連続で3位表彰台に立ってきました。今年は3年連続表彰台とアラゴンGP初制覇に挑みます。
総合首位でホームグランプリに気合満点のホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が4番手、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が5番手、ホームグランプリで今季初優勝を狙うアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が6番手、前戦サンマリノGPで初優勝達成のロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopaed Racing)が7番手。上位につけたHonda勢は、2日目の予選でフロントローとポールポジション獲得に挑みます
総合3位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)は14番手。アダム・ノロディン(Petronas Sprinta Racing)が16番手、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が18番手、トニ・アルボリーノ(Marinelli Snipers Team)が19番手と続き、2日目のフリーと予選でタイム短縮とポジションアップに挑みます。
ナカリン・アティラプワパ(Honda Team Asia)は28番手、鳥羽海渡(Honda Team Asia)は29番手。セットアップの変更がラップタイムに影響したようで大きく出遅れましたが、土曜日のフリー走行でセットアップを見直し、予選で上位を狙います。前戦サンマリノGPで左手を負傷した佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)は、ケガが完治していないため今大会は欠場します。
エネア・バスティアニーニ(Moto3 1番手)
「午前中は走り出しから楽にマシンに乗ることができ、ハードタイヤで素晴らしい仕事をすることができました。午後はエンジンブレーキとセッティングに集中しました。ミディアムタイヤでも速く走れることが重要です。このサーキットでは常に力強い走りをしてきました。とても好きなサーキットです。明日の予選ではスリップストリームの使い合いが順位に大きく影響すると思います」
ホルヘ・マルティン(Moto3 4番手)
「ポジティブな一日でした。事前テストでエンジンの部分でいい方向性を見つけましたが、同時にマシンのフィーリングを少し失いました。そのため、エンジンブレーキとリアのブレーキに取り組んでいます。マシンのリアエンドがかなり浮くので、思ったようにブレーキをかけられません。日曜日に向けて正しいリズムを見つけられるように1人で周回したいと思います。バックストレートでかなり遅れているので、明日はスリップストリームが必要になるかもしれません。もちろん日曜日のことも忘れません」
アーロン・カネット(Moto3 6番手)
「かなり相性がいいサーキットです。今大会はホームレースになるので、モチベーションはとても上がっています。でも、難しい一日でした。FP1で転倒し、肩にかなり痛みを感じたのでとても大変でした。疲れを最小限に抑えるため解決策を見つけなければなりません。FP2では鎮痛剤を使い、肩を温め続けることに集中しました。なぜなら、左コーナーのブレーキングでかなり痛みがあったからです。明日にはよくなっていることを願っています」
鈴木竜生(Moto3 18番手)
「マシンのフィーリングは悪くありません。これといって遅いコーナーも走りにくいセクターがあるわけでもないのですが、思ったようなタイムが出ませんでした。どうしてタイムがでないのか分からないので、調子のよかったチームメートのデータと比較してみて原因を追及したいです。今日は午前中に使ったタイヤのフィーリングがよくなかったのですが、午後はいつも通りのフィーリングに戻りました。この数戦は転倒が続いているので、今回はしっかり走りきりたいです」
鳥羽海渡(Moto3 29番手)
「終わってみたらトップから約4秒近く遅いという異常な一日でした。ストレートのスピードもブレーキングポイントも悪くないのですが、どのセクターも1秒近く遅れているので、なにが原因かを調べています。おそらく、今日はまったく新しいセットアップで走ったのですが、それがよくなかったのではないかという結論になりました。明日はこれまでの状態に戻して走ってみます」
佐々木歩夢(Moto3 欠場)
「前戦サンマリノGPで骨折した左手首の状態がよくなく、あと10日ほどギプスで固定していなくてはいけないという診断なので、今大会を欠場することにしました。今回、無理して出場しても結果も期待できず左手の回復にも影響するので、しっかり治して次のタイGPにちゃんとした状態で出場したいと思います。いつも通りにサーキットに来ているので、とても残念ですが、こういう機会もなかなかないので、ライバルたちの走りをじっくり研究して次のレースに活かせたらと思います」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | 1'58.418 |
2 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +0.235 |
3 | 8 | N.ブレガ | KTM | +0.380 |
4 | 88 | ホルヘ・マルティン | ![]() | +0.386 |
5 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | ![]() | +0.519 |
6 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | +0.545 |
7 | 48 | ロレンソ・ダラ・ポルタ | ![]() | +0.585 |
8 | 22 | 真崎一輝 | KTM | +0.709 |
9 | 84 | J.コーンフェール | KTM | +0.788 |
10 | 12 | M.ベツェッキ | KTM | +0.869 |
11 | 17 | J.マクフィー | KTM | +0.934 |
12 | 5 | J.マシア | KTM | +1.051 |
13 | 65 | P.エッテル | KTM | +1.085 |
14 | 21 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | +1.143 |
15 | 75 | A.アレナス | KTM | +1.217 |
16 | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | +1.249 |
17 | 16 | A.ミニョ | KTM | +1.341 |
18 | 24 | 鈴木竜生 | ![]() | +1.439 |
19 | 14 | トニ・アルボリーノ | ![]() | +1.485 |
20 | 25 | R.フェルナンデス | KTM | +1.695 |
21 | 42 | M.ラミレス | KTM | +1.729 |
22 | 81 | S.ネパ | KTM | +1.742 |
23 | 77 | V.ペレス | KTM | +1.772 |
24 | 10 | D.フォッジャ | KTM | +2.003 |
25 | 52 | ジェレミー・アルコバ | ![]() | +2.116 |
26 | 40 | D.ビンダー | KTM | +2.252 |
27 | 72 | アロンソ・ロペス | ![]() | +2.843 |
28 | 41 | ナカリン・アティラプワパ | ![]() | +3.166 |
29 | 27 | 鳥羽海渡 | ![]() | +3.763 |