Round12イギリスGP
Moto3 フリー走行
2018年8月24日(金)
会場:シルバーストーン・サーキット
天候:晴れ/雨
気温:20℃
FP2のセッション中盤に小雨が降ったMoto3クラスですが、MotoGPクラス同様、2セッションともにほぼドライコンディションで走行することができました。その中で、トニ・アルボリーノ(Marinelli Snipers Team)が順調にタイムを短縮してトップタイムをマーク。第2戦アルゼンチンGP以来のポールポジション(PP)獲得の期待が膨らみました。
ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)も僅差の3番手につけ、開幕戦カタールGP以来のPP獲得に期待をつないでいます。昨年の大会を制しているアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)は5番手と、難しいコンディションの中で順調なスタートを切りました。
以下、総合3位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)が7番手、初表彰台の獲得に気合が入っている鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が9番手で、ここまでがトップから1秒差以内。そして、左手を負傷しながら前戦オーストリアGPで3位表彰台に立ち、現在総合2位につけているホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が10番手、前戦オーストリアGPで今季ベストの7位でフィニッシュした佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が12番手とまずまずのスタートを切りました。
以下、ロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が13番手、アダム・ノロディン(Petronas Sprinta Racing)が14番手、総合5位のエネア・バスティアニーニ(Leopard Racing)が17番手、アロンソ・ロペス(Estrella Galicia 0,0)が18番手、ナカリン・アティラプワパ(Honda Team Asia)が20番手、鳥羽海渡(Honda Team Asia)が24番手と続き、2日目のフリーと予選でのタイム短縮とポジションアップに挑みます。
トニ・アルボリーノ(Moto3 1番手)
「簡単ではありませんでしたが、ベストタイムをマークすることができて満足しています。FP1の最後に新品タイヤを使いました。FP2も引き続き、そのタイヤで走行しましたが、その状態でタイムのいい選手たちに簡単についていくことができたし、状態はよかったです。そして最後に新品のタイヤを入れてアタックして、トップタイムをマークすることができました。フィーリングには満足しています。明日も引き続き、日曜日に向けて取り組みたいです」
アーロン・カネット(Moto3 5番手)
「今日はコース上にたくさんのバンプがありました。昨年に比べてグリップはよくなりましたが、以前の路面の上に再舗装したような感じでした。一日を通じてうまく仕事をこなせました。唯一の問題は強い風でした。午前中はとても寒く、午後は気温が上がりましたが、それでも一日を通して寒かったですね」
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 7番手)
「新しいアスファルトにもう少し期待していました。グリップが少しよくなったのは確かですが、昨年同様、たくさんのバンプがありました。その中ですばらしい仕事ができたと思います。一人でも集団でもうまく周回できました。このサーキットは大好きです。マシンの感触はすばらしいです。ベースもいいです。もし天気が安定していたら、もう少しうまく走れたと思います」
鈴木竜生(Moto3 9番手)
「トップ10内で初日を終えられてよかったです。路面は、昨年とほとんど変わらずバンピーでした。特にセクター1がひどくて、この部分は昨年以上に悪い印象でした。全体的にはセクター2、3でタイムをロスしているので、明日はこのパートをしっかり走りたいです。このセクションはスリップが効くところなので、予選ではしっかりいい位置取りをして走りたいです、そういう状況の中で初日からいいフィーリングで走れているのは明るい材料です。相変わらず天候は不安ですが、明日、あさってとしっかりドライで走りたいです」
ホルヘ・マルティン(Moto3 10番手)
「オーストリアのときよりも手首のケガの影響があり、かなり難しい週末になっています。午後は少しよくなって、コースに出るたびに前進することができました。風が収まることを願っています。新しいアスファルトはとてもバンピーで、手首にはよくありませんでした。でもこの痛みに耐えなければなりません」
佐々木歩夢(Moto3 12番手)
「マシンはすごくいい感じでした。今日は最後に単独で走って12番手タイムなので悪くないと思います。前回のオーストリアGPの初日は、ほとんど最後尾で最悪でしたが、今回はいいスタートが切れました。FP1は路面温度が低くて難しいコンディションでしたが、午後はコンディションもよくなり、いい走りができました。路面は改修されましたが、相変わらずバンピーなコースでした。それはみんな一緒なので、ミスをしないようにしっかりタイムを出していきたいです。今大会はいいグリッドを獲得したいです。決勝ではトップグループに加わり、今季ベストを狙います」
鳥羽海渡(Moto3 24番手)
「順位は悪かったのですが、FP2のセッション終盤は、だんだんいい感じになりました。今日はシケインのあるセクター2でタイムをロスしているので、その部分を明日は改善したいです。昨年は、いい感じで走れましたが、決勝日のウォームアップで他者の転倒に巻き込まれて決勝はちゃんと走れませんでした。今年は、その雪辱を果たしたいです。明日はなるべく一人でタイムを出せるようにがんばって、予選ではスリップを使って一発のタイムをしっかり出したいです。ここは好きなサーキットなので、今大会は結果につなげたいです」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 14 | トニ・アルボリーノ | ![]() | 2'14.257 |
2 | 12 | M.ベツェッキ | KTM | +0.008 |
3 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | ![]() | +0.205 |
4 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +0.475 |
5 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | +0.697 |
6 | 65 | P.エッテル | KTM | +0.786 |
7 | 21 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | +0.789 |
8 | 84 | J.コーンフェール | KTM | +0.818 |
9 | 24 | 鈴木竜生 | ![]() | +0.944 |
10 | 88 | ホルヘ・マルティン | ![]() | +1.063 |
11 | 5 | J.マシア | KTM | +1.185 |
12 | 71 | 佐々木歩夢 | ![]() | +1.284 |
13 | 48 | ロレンソ・ダラ・ポルタ | ![]() | +1.588 |
14 | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | +1.638 |
15 | 75 | A.アレナス | KTM | +1.824 |
16 | 8 | N.ブレガ | KTM | +1.908 |
17 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | +1.936 |
18 | 72 | アロンソ・ロペス | ![]() | +2.055 |
19 | 22 | 真崎一輝 | KTM | +2.094 |
20 | 41 | ナカリン・アティラプワパ | ![]() | +2.158 |
21 | 42 | M.ラミレス | KTM | +2.164 |
22 | 16 | A.ミニョ | KTM | +2.352 |
23 | 77 | V.ペレス | KTM | +2.425 |
24 | 27 | 鳥羽海渡 | ![]() | +2.926 |
25 | 10 | D.フォッジャ | KTM | +2.945 |
26 | 20 | J.アーチャー | KTM | +3.013 |
27 | 17 | J.マクフィー | KTM | +3.171 |
28 | 40 | D.ビンダー | KTM | +3.389 |
29 | 81 | S.ネパ | KTM | +3.842 |
30 | 69 | トム・ブース・アモス | ![]() | +4.782 |