ヨーロッパGP決勝、アンディ選手は自身最高の結果となる18位でゴール。チャントラ選手は残念ながら転倒リタイアとなりました。
アンディ・ファリド・イズディハール(18位)
「昨日の予選で、自分にとって最高の予選順位である12番手を獲得しました。今日は、まずしっかりとスタートを決めることでしたが、経験の無い中盤の位置からスタートしたこともあり、スタート後の走り方の経験をもっと積む必要を感じました。スタート後のターン1では、ポジションをキープしようとしましたが、周りを走るライダーたちはとてもアグレッシブで、その中の一人と接触しました。ターン4ではハイサイドを起こしかけてさらにポジションを落としてしまい、1ラップ終了時点で8つも順位を落とすことになりました。その後は、上位集団をとらえるべく、ペースを維持し、ポジションを守るように努めました。残り7ラップの時点で16番手でしたが、フロントタイヤのグリップがすでに落ちていて、それ以降は、しっかりと完走することに切り替えました。今回のレースからも多くのことを学び、上位集団で走るためのペースが必要であることを知りました。来週のレースでもしっかりと走ります」
ソムキアット・チャントラ(リタイア)
「今日の問題の始まりは、グリッド位置にあり、それは昨日の予選結果がすべてであったということです。スタートは上手く決まり、上位集団に迫るチャンスを得ました。しかし、9周目を過ぎたとき、ほかのライダーのスリップストリームを使っていたのですが、その影響で私のフロントタイヤの温度が上がりすぎ、ターン6でスリップし、転倒してしまいました。来週は今週の反省を生かして、レースができるようにします」
青山博一 | チーム監督
「アンディ選手は、これまでで最高のグリッド位置からのスタートとなりましたが、レースの序盤で大きく順位を落としてしまい、後方からのスタートだったチャントラ選手と競い合う状況となりました。その後、チャントラ選手は残念ながら転倒し、リタイアしてしまったのですが、アンディ選手はコースにとどまり、ペースは悪くなく、ポイント獲得を目指して、ルティ選手や、ラミレス選手のような速いライダーたちとも競り合うことができていました。最終的には18位という結果でしたが、アンディ選手にとっては、過去ベストのレースとなり、我々にとってもうれしい結果でした。ポイントを獲得できなかったのは残念ですが、来週のレースに向けて多くのことを学べたでしょうし、この週末は彼にとって、とてもポジティブだったと思います。来週のレースでもまた、2人のライダーにはしっかりと走ってほしいです」
順位 | No. | ライダー | チーム | タイム |
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18 | 27 | アンディ・ファリド・イズディハール | IDEMITSU Honda Team Asia | 40'29.406 |
RT | 35 | ソムキアット・チャントラ | IDEMITSU Honda Team Asia | 14'41.674 |
順位 | No. | ライダー | チーム | 総合ポイント |
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24 | 35 | ソムキアット・チャントラ | IDEMITSU Honda Team Asia | 10 |
30 | 27 | アンディ・ファリド・イズディハール | IDEMITSU Honda Team Asia | 0 |