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2011 Schedule&Results
17歳の藤井謙汰がNSF250Rをデビューイヤーでタイトルに導く

大活躍のNSF250R勢
ベテラン仲城英幸は2勝。若手の渡辺陽向も表彰台に上る

スポーツランドSUGOでは渡辺陽向(左)、藤井謙汰(中央)、山田誓己(右)の高校生トリオが表彰台を独占した。 2勝を挙げてNSF250Rをランキング3位に導いたベテラン、仲城英幸。
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GP125からJ-GP3へと名称が変わって2年目のシーズン。昨年のチャンピオン、17歳の
大久保光(18 GARAGE RACING TEAM)、ランキング2位の45歳菊池寛幸(チームウイリー)、7位の40歳徳留真紀(Team Alliance & HARC-Pro.)らRS125R勢、さらには2012年のMoto3用マシンであるNSF250Rを投入して開幕前の話題をさらった42歳の仲城英幸(Project μ 7C HARC)と昨年の全日本GP-MONOチャンピオン、17歳の藤井謙汰(F.C.C.TSR Honda)らによる、ライダー・マシンともに世代を越えたタイトル争いに大きな注目が集まりました(以上、年齢はすべて開幕時点)。

開幕戦となったツインリンクもてぎ戦を制したのはRS125Rの徳留。続くスポーツランドSUGOでは、仲城と藤井のNSF250Rによるつばぜり合いを、大久保、山本剛大(Team NOBBY)のRS125R勢と、新たにNSF250Rを投入した渡辺陽向(Project μ 7C クルーズ)、が後方から虎視眈々とうかがう展開となります。すると終盤、山本・大久保・仲城が立て続けに転倒。生き残った藤井と渡辺の高校生NSF250R対決は藤井に軍配。初優勝のチェッカーを受けると同時にNSF250Rをデビュー2戦目にして早くも優勝に導き、2位に入った渡辺とともにNSF250Rの1-2フィニッシュを達成しました。3位には、ベテランの菊池と徳留との激しい争いを制し、17歳の山田誓己(TEAM PLUS ONE)が入り、表彰台はHonda勢が独占。3人ともに高校生というフレッシュな顔ぶれとなりました。

オートポリス大会では、最終ラップの最終コーナーで9人による攻防を制したベテランの仲城が真っ先にチェッカーを受けてNSF250Rを2連勝に導くと、続く岡山国際サーキットでも仲城は独走のポール・トゥ・ウインで連勝。藤井が3位でチェッカーを受け、2台のNSF250Rが再び表彰台に上がりました。また、2位に入ったRS125Rの徳留が藤井を2ポイント差で引き離し、ランキングトップに躍り出ました。

迎えた最終戦鈴鹿サーキット。転倒者が続出する雨のレースを制したのは18歳の山本剛大。うれしい初優勝でした。2位に入った藤井が、5位に沈んだ徳留を逆転してチャンピオンを獲得。NSF250Rをデビューイヤーでタイトルに導きました。ランキング3位には仲城。以下、山本剛大、山田、菊池と続き、2年目のシーズンは幕を閉じました。
2011 ポイントスタンディング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合 1 2 3 4 5 6 7 8
1 藤井謙汰 Honda(NSF250R) 103     15   25 18 20 25
2 徳留真紀 Honda 99     25   18 15 22 19
3 仲城英幸 Honda(NSF250R) 91     20     25 25 21
4 山本剛大 Honda 72     16     22 6 28
5 山田誓己 Honda 72     18   20 16 18  
6 菊池寛幸 Honda 67         16 13 15 23

チーム&選手紹介

チーム名 クラス マシン ライダー 2010年の戦績
18 GARAGE RACING TEAM J-GP3 RS125R 大久保 光 全日本J-GP3 チャンピオン
チームウイリー with KRT J-GP3 RS125R 菊池 寛幸 全日本J-GP3 2位
Team NOBBY J-GP3 RS125R 森 俊也 全日本J-GP3 3位
Team 7C J-GP3 RS125R 渡辺 陽向 全日本J-GP3 5位