モータースポーツ > 全日本ロードレース選手権 > 2011総集編
東日本大震災の影響でST600はフォーミュラ・ニッポンとの共催となるオートポリス・スーパー2&4レース2011が開幕戦となりました。CBR600RR勢はラインアップに変化があり、ディフェンディングチャンピオンの山口辰也がモリワキクラブからTOHO Racing MOTOBUMに、岩田悟がテルル・ハニービーレーシングに移籍。また、JSB1000に参戦していた亀谷長純(バーニングブラッドRT)がST600へスイッチ参戦。MuSASHi RT ハルク・プロは続投の小林龍太に加え、J-GP3から浦本修充がスイッチ。Kohara Racingは渡辺一馬を起用するなど、フレッシュな顔ぶれとなりました。
土曜と日曜にそれぞれ決勝が行われる2レース制で争われた開幕戦。レース1では、ゼッケン1番の山口が独走でポール・トゥ・ウイン。レース2では、亀谷がお返しとばかりに独走。山口も2位で表彰台に上り、連覇に向けて幸先のいい滑り出しを見せました。
続くツインリンクもてぎでも山口は接戦を制して2戦目。次のスポーツランドSUGOではタイからスポット参戦のチャロンポン・ポラマイ(ヤマハ)にポール・トゥ・ウインを譲るも再び2位で表彰台に上り、残り2戦となる貴重なチャンピオン戦線において確実に駒を進めていきます。
岡山国際サーキットでの第4戦。山口は今季2回目のポール・トゥ・ウインを独走で飾り、3位に入ったランキング2位の中冨伸一(ヤマハ)との差を26ポイントとしてV2に王手をかけます。
迎えた最終戦鈴鹿サーキット。2ポイントを獲得すればチャンピオンが決まる山口でしたが、最終ラップの130Rで先行していた中冨をかわしてシケインに飛び込むと、そのままトップで最終コーナーを駆け抜けました。3回のポール・トゥ・ウインを含む全6戦中4勝を挙げる安定した強さで、山口が見事2年連続チャンピオンに輝きました。
今大会で2回目の表彰台となる3位に入った亀谷はランキング5位、ツインリンクもてぎでポールポジションから2位表彰台に上った渡辺はランキング3位、小林はランキング4位でシーズンを終えました。
ライダー
順位 | ライダー | マシン | 総合 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | |
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1 | 山口辰也 | Honda | 147 | 25 | 22 | 25 | 22 | 25 | 28 | |||
2 | 中冨伸一 | ヤマハ | 118 | 20 | 13 | 20 | 20 | 20 | 25 | |||
3 | 渡辺一馬 | Honda | 97 | 13 | 14 | 22 | 18 | 13 | 17 | |||
4 | 小林龍太 | Honda | 77 | 16 | 15 | 15 | 15 | 16 | ||||
5 | 亀谷長純 | Honda | 67 | 10 | 25 | 4 | 5 | 23 | ||||
6 | 佐藤裕児 | ヤマハ | 64 | 14 | 8 | 18 | 13 | 11 |
チーム名 | クラス | マシン | ライダー | 2010年の戦績 |
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TOHO Racing MOTOBUM | ST600 | CBR600RR | 山口 辰也 | 全日本ST600 チャンピオン |
Team しんたろう With KRT | ST600 | CBR600RR | 中山 真太郎 | 全日本ST600 5位 |
MuSASHi RT HARC-PRO. | ST600 | CBR600RR | 小林 龍太 | 全日本ST600 6位 |
Kohara Racing | ST600 | CBR600RR | 渡辺 一馬 | 全日本ST600 9位 |