ヒート1では、ポイントリーダーとして今大会を迎えた古賀太基(N.R.T.)が、1周目をトップでクリア。古賀のチームメートである横澤拓夢と、前戦のヒート2で足を負傷したものの、今大会では予選から好調な走りを披露した小川孝平(Team ITOMO)が続くと、2周目に小川が横澤をパス。3周目以降は、古賀と小川が僅差のトップ争いを繰り広げ、3番手の横澤はこの2台から徐々に遅れながらも順位を守りました。

トップ争いが動いたのは、レースが中盤に入った7周目。小川が古賀をパスして先頭に立ちました。抜かれた古賀は9周目に少しタイムを落とし、これで小川のリードは約3秒に。古賀は、6周目に横澤を抜いた岡野聖(ヤマハ)に迫られ、12周目に逆転を許します。レース後半に入っても小川はリードを守りながら周回を続け、勝利を手にしました。古賀は、15周目にも順位を落とし、19周のレースを4位でゴールしました。

続くヒート2でも、ホールショットを奪ったのは古賀。これに岡野、横澤、道脇右京(TEAM KOHSAKA with CARVEK)、渡辺祐介(ヤマハ)が続いて1周目をクリアしました。小川は、北原岳哲(カワサキ)に次ぐ7番手からのレースに。しかし2周目に北原を抜くと、5番手の渡辺に迫りました。レース序盤、古賀は岡野を引き連れながらトップをキープ。横澤は前の2台に離されて渡辺の先行を許すと、さらに小川と道脇の猛追を受けました。

レースが中盤に入っても、古賀はトップをキープ。そして、すぐ背後にいた岡野が11周目に転倒して後退すると、今度は渡辺からの猛追を受け、13周目に逆転を許します。4番手争いは、9周目に小川、道脇、横澤の順となり、11周目には岡野を射程に捉えましたが、その後は再び差が拡大。レースは19周でチェッカーとなり、古賀が2位、小川が4位、道脇が5位、横澤が6位となりました。