第9戦 中国大会(広島県・世羅グリーンパーク弘楽園) |
2002年 10月13日開催 |
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天候:曇りのち晴れ 気温:25℃ コースコンディション:ドライ
観客:13,400人
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WMX帰りの熱田が総合優勝!
2位には高濱が入賞!
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チームHRCには、世界選手権参戦を終えて帰国した熱田孝高が加わり、4人体制で中国大会に臨んだ。ゼッケン1番を初めてつける熱田は、WMX参戦で一回り成長したライディングを披露。両ヒートを通じ成田と好バトルを演じた末に、2/1で総合優勝を勝ち取った。総合2位(4/2)には高濱が入賞した。小田切は体調がすぐれず、総合8位にとどまった。 |
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●250ヒート1
ホールショットを決めたのは、HRCの小田切。背後には増田、勝谷と続いた。スタートダッシュに成功した小田切に期待がかかったが、ペースを上げられずに、先行を許してしまう。1周目のオーダーは、成田、増田、勝谷、小田切。WMX帰りの熱田は出遅れて10番手、高濱は14番手でオープニングラップを消化した。熱田はここから驚異的な追い上げを見せて、6周目には3番手に浮上。さらに上位を狙い、14周目には増田を捕らえて2番手まで上がる。熱田は16周目から成田と好バトルを展開し続け、ファイナルラップには逆転をかけて勝負に出た。一度は前に出たものの、成田のブロックパスに再び先行を許し、結局は2位でチェッカーとなった。高濱が4位まで挽回する一方、小田切は9位まで後退した。このレースで優勝した成田は、今季のチャンピオンに決定した。
●250ヒート2
成田がホールショットを決め、これにHRCの熱田が続く。1周目、高濱は8番手から発進。小田切は出遅れて19番手からの追撃となる。ヒート1とは打って変わり、序盤から成田と熱田の一騎打ちとなったが、3周目には熱田がリーダーとなる。成田も食らい付いたまま2番手をキープ。2人のバトルは7周目まで続いたが、8周目を境に成田はスポークの破損によりペースダウン、一気に順位を落としていく。熱田は逃げ切りに成功し、今季初参戦で初優勝を果たした。2位には追い上げた高濱が入り、Hondaワンツーフィニッシュとなった。
●125ヒート1
好スタートから飛び出した鈴木健二に、小島、戸田、渡辺と続く。激しく順位を入れ替えながら、トップ争いは4台が入り乱れる。2周目に入り、小島がトップを奪うがすぐに転倒。代わって鈴木を抜いた戸田が、レースをリードする。2番手には渡辺が浮上するも転倒。荒れたレースがなおも続き、トップ走行中の戸田がまさかの転倒。これにより、レースは加賀がリード。そこに、転倒からすぐに追い上げた小島が猛烈にチャージ。4周目には、トップに返り咲いた。5周目には、後方から追い上げて来た小方が2番手に浮上。芹沢も3番手に上がる。小方も小島を追ったが結局は届かず2位。リードを広げた小島が優勝した。
●125ヒート2
ホールショットは小方が奪う。これに加賀、渡辺、小島が続く。オープニングラップで、加賀と小島が小方を抜き、トップ争いを展開。小島がリードする一方、小方と渡辺も競り合う。4周目、フープスで渡辺と競っていた加賀が転倒。小島、小方、渡辺の順でレースが展開した。10周目、渡辺が小方をパス。渡辺は15周目、小島も抜き去りトップに立つと、そのまま逃げ切って優勝。小島は2位。小方は3位という成績だった。
250
熱田 孝高(2/1位)
ヒート1はスタートが悪すぎましたね。レース後半にアキラ(成田)に追いついたときには「これは行ける」と思ったんですが、アキラアタックを食らってしまいました。マシンは、エンジンを新しいものに積み換えたんで、まだ特性に慣れてないところはあるんですが。ヒート2ではスタートから良いポジションだったので、楽なレースになったと思います。WMXでは勝つことが出来なかったので、今日は勝てたことが何よりうれしい。菅生には外人も来るので、負けない走りをしたい。
高濱龍一郎(4/2位)
ヒート1では自分の走りが出来なくて、なんだか緊張していたみたいでした。追い上げて4位までは来れたんですけど、疲れてました。でも、監督をはじめHRCスタッフの助けもあって、ヒート2では2位になれたんだと思っています。ここ(弘楽園)は地元なんで、優勝が出来なくてファンの皆さんにはすいませんでした。次こそ外人を迎え撃って勝ちたいです。
小田切一剛(9/8位)
スタートは良かったんですけど、今日はペースを上げることが出来なくて、ダメでした。マシンに問題はなかったんですけど、ただ自分にスピードがなくて……。ヒート2ではスタートも遅れてしまって、後ろの方を走るしかなかった。自分のコンディションが悪い中で、精一杯やったことは確かです。次は最終戦だしペースを上げられるようにがんばります。
125
小方 誠(2/3位)
今日は勝ちに行きたかったんですが、自分の実力が足りなかったと思います。久々に表彰台に上がったのは良かったのですが、結局ヒート2でも勝てなかったので、次の菅生でこそ良い走りをして勝ちたいですね。
芹沢 直樹(3/6位)
前日の練習走行で手を傷めてしまい、今日のレース中はしびれてしまったため、ペースを上げることができませんでした。でも、久々に表彰台に戻ってきたことはうれしい。次こそは勝ちたいと思います。調子は悪くないし、バイクも良くなってきているので、スタートから前に出ることができれば勝てると思っています。
レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
JMX オフィシャルサイト |