JMXニュース Honda Racing JMX checker
Honda ホームページへ
モータースポーツ
JMX
Honda Racing News Formation
JMXニュース
参戦計画
オフィシャルサイト
小田切にとって4週間ぶりの表彰台
125cc、激しいバトルの末に2位をゲットした芹沢
スタートの失敗を繰り返し低迷した高濱
小田切は負傷を抱えたまま我慢強い走りで3位
全日本モトクロス選手権
スポーツランドSUGO
[2002.06.09]
JMXレースレポート 
第5戦 東北大会(宮城県・スポーツランドSUGO)
2002年 6月9日開催  
天候:晴れ 気温:30℃ コースコンディション:ドライ 観客:10,200人
小田切が3位入賞
ランキング2位を堅守!

テストケースとして、予選にタイムトライアルが導入されたSUGO大会。HRC勢は、前戦のウィナー高濱が予選3位、小田切が6位の好タイムをマークした。決勝では両ヒートともスタートに失敗し、苦しい追い上げのレースを強いられた二人だったが、ヒート2で小田切が3位に入賞。第3戦以来の表彰台ゲットとなった小田切だが、依然としてランキング2位を守っており、今後の挽回にも光明が見えてきた。

改修を受けレイアウトが新しくなった、スポーツランドSUGOモトクロスコースは、スタートして1コーナーを抜けた後のヘアピンカーブとなった2コーナー、大坂落としの後に作られたウォッシュボードなどが、従来とは大きく異なり注目を集めた。好天に恵まれ、路面はドライコンディション。コースは良く整備されており、好バトルが期待できる状況だった。

土曜日の予選は、今回初の試みとして、国際A級のみタイムトライアル形式が導入された。チームHRCの高濱は、1周目で転倒するアクシデントを乗り越え、果敢にタイムアタック。3番手のタイムを7周目に記録した。小田切一剛は6番手のタイムをマークし、決勝に期待をつなぐ。

●250ヒート1
ホールショットを決めたのは成田。これに続くのは田島だった。HRC勢はスタートで中団に飲み込まれてしまい、高濱は10番手、小田切は13番手からのスタートとなった。その後は3周目から5周目までの間、二人は7〜8番手でランデブー走行を続けた。

6周目になると、ついに小田切が動き出す。高濱と順位を入れ替えると、その前を走っていた中山も抜き去り、一気に6番手まで浮上した。なおも攻め続ける小田切は、7周目にも村野をかわし、ついに5番手まで到達。さらに上位を追い続けたが、11周目には小池田に抜かれ6番手にポジションを1つ落としてしまった。

しかし終盤を迎えると、小田切はラストスパートをかけ、16周目に小池田を抜き去り、逆転で5位入賞を決めた。一方の高濱はコース攻略に苦しみ、ペースを上げることができず、7周目には9番手にポジションを落としたが、9周目に8位に回復してレースを終えている。優勝は田島、2位には溝口が入った。

●250ヒート2
ホールショットはまたしても成田。それに増田、田島と続く。小田切は8番手でレースをスタート。高濱は13番手と苦しいポジションからのレースを強いられていった。小田切は、2周目には早くも6番手までポジションアップすると、上位進出を目指して追撃態勢に入る。高濱は15番手に順位を落とし、なかなかペースを上げられないでいた。

6番手走行の小田切は、7周目に溝口をかわすと、次の周に増田も仕留め、一気に4番手に浮上する。周回遅れを巧みにかわしながら、小田切の猛追撃は衰えを知らない。先行する小池田に対し、ジリジリと肉迫。そして10周目に追い付くと、ラインをクロスさせ小池田をパス。粘り強い走りが復活し、小田切が3番手のポジションを得た。

2番手を行く成田との差はこの時点で11秒あった。このビハインドも12周目には8秒弱まで短縮できたのだが、体調万全ではない小田切の追い上げはここまでとなった。レースは田島が連勝、2位に成田、そして3位表彰台に小田切が立つ結果となった。高濱はヒート2も本調子を発揮することができず、12位でレースを終えている。

●125ヒート1
ホールショットは芹沢が決める。加賀、小方と続く上位陣。戸田は転倒に巻き込まれリタイア。2周目、芹沢と加賀が激しいトップ争いを展開する。加賀が大坂落しでポジションを入れ替え先行すると、直後を芹沢がぴたりとマークし、2周目から9周目までプレッシャーをかけ続けた。

10周目、芹沢はついに加賀を捉えてトップを奪い返し、逃げ切りの構えを見せた。しかし食らいつく加賀が、ラスト2周の下りで勝負に出て再逆転を決める。芹沢は2位、3位には小方が入賞した。

●125ヒート2
加賀がホールショットを取り、渡辺が後に続く。その背後には戸田が付けていた。加賀と渡辺は接近戦を繰り返し、その2秒後方で戸田が着実にレースを続ける。スタートで出遅れた芹沢は11番手から追い上げの展開となる。

加賀と渡辺は順位を入れ替える激しいトップ争いを続けたが、戸田のペースは上がらずトップ争いに加われない。レースは終盤リードを保った加賀が、ヒート2も連取。2位に渡辺。3位に戸田という結果となった。

250
小田切一剛(5/3位)
体調は、この2週間で少しずつ良くなってきています。ずいぶんバイクに乗れるようになってきたんですが、まだテストができていないので、セッティングの面では完璧とは言えないです。ヒート2の3位は、優勝と比べればちょっと悔しいけど、自分なりに良く走れたし、完走できただけでも良かったです。次の北海道までには少し時間もあるし、もっとコンディションも回復すると思うので、これからのレースも頑張ります。

高濱龍一郎(8/12位)
前回のレースの時と比べて、体の方はだいぶ良くなってきました。整体してもらっているので調子も悪くない。以前は、レース前に痛み止めを飲まなければいけなかったくらい。でも今は必要ないくらい回復してます。それなのに今日は良い走りができなくて、自分でも何が原因だったのかまだ良く分かってない。スタートから決まらなかった。結果が出なくて今回は悔しいですけど、常にシーズン最多勝を目指してやっていきますんで、次も応援をよろしく。

125
芹沢 直樹(2/6位)
僕の頑張りが利かなくて、ヒート1は勝てたかもしれないレースを落としてしまった。前半はトップで走っていたんですけど、後ろで自分のラインを見られてしまった。僕が速いところもあったけど、加賀君が速いところもあった。逆転されてからは、食らいつくことができなかったのが悔しいですね。

小方  誠(3/4位)
ヒート1は、前の二人に離されてしまったのが悔しいです。最初の頃から一気に差がついてしまったので、後は淡々と一人で走って3位でした。今後はトップ争いに加わるのが課題だと思います。

戸田 蔵人(DNF/3位)
ヒート1は他のマシンと接触してしまって、ハンドルも曲がってしまいレースできなかった。ヒート2も、自分では50点くらいですね。体が硬くてトップ争いについていけなかった。3位という結果はうれしいですが、それよりも自分の走りができなくて悔しいです。

レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
JMX オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
Honda Racing このページの先頭 News Formation