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ノーポイントだった前戦から復調した高濱
高濱が今季2勝目を挙げ復活ののろし
小田切は我慢の走りでポイント獲得
2位小方(左)とのワンツーを喜ぶ戸田(右)
全日本モトクロス選手権
九州・HSR
[2002.05.26]
JMXレースレポート 
第4戦 九州大会(熊本県・HSR九州)
2002年 5月26日開催  
天候:晴れ 気温:32℃ コースコンディション:ドライ 観客:13,500人
高濱が今季2勝目を挙げ
表彰台にカムバックを果たす!

前戦で揃って負傷した高濱と小田切の復調ぶりが注目される大会となったが、高濱がヒート1序盤からトップに立ち優勝。カムバックを誇示する今季2勝目を挙げた。ヒート2ではスタートに失敗した高濱だが、5位まで挽回する力走を見せた。一方の小田切は完治していない負傷を押しての出場ながらも、8位と13位で着実にポイントを稼いだ。

2年ぶりの開催となったHSR九州モトクロスコースは、真夏の陽気でライダーたちを迎えた。柔らかい火山灰土のコースだが、部分的に石混じりの硬い路面が表出している。さらに好天によるドライコンディションのため砂塵が多く、追い上げるのが難しいレースとなる。

チームHRCにとっての心配事は、前回の広島で負傷した小田切と高濱の回復具合だった。小田切は右足首にヒビが入っており、練習もテストも一切できず、出場可能かどうかもわからないまま熊本入りした。

一方の高濱は広島で腰を痛めたため、当初は歩くのもやっとという状態だったが、2週間でレースが出来るまでに回復し、予選でも好タイムで1位を得ていた。

●250ヒート1
ホールショットを決めたのは成田。2番手に増田、そして高濱が続く。小田切は6番手からポジションアップを図る構えだ。1周目で早くも増田を抜いた高濱は、続く2周目のヘアピンコーナーで成田をパスしトップに立つ。その後、何度もラインをクロスさせる高濱と成田のデッドヒートが続いたが、3周目からは高濱がリーダーの座を固めた。

ハイペースで周回を重ねる高濱が成田を突き放し、3番手には増田をかわした勝谷が浮上してくる。勝谷は6周目に成田もかわして2番手に浮上。トップの高濱と勝谷の間隔は、この時点で7秒ありその後も一進一退の攻防が続いたが、最終的には6秒のリードを守りきった高濱が今季2勝目を挙げた。小田切は負傷した足の影響もあって、ポジションを2つ落とし8位でチェッカーを受けた。

●250ヒート2
ホールショットを決めたのは勝谷。これに成田が続く。高濱はスタートに出遅れてしまい、14番手からのレースとなった。小田切は8番手から堅実なライディングでポイントを狙ったが、2周目にバランスを崩した際に足をつき、激痛が走って転倒。これで小田切は18番手までポジションを落としてしまった。

激しい追い上げを試みた高濱は、中盤8番手を争った出原を抜くのに手間取り、上位陣を逃がしてしまう。トップは勝谷から成田に入れ替わったが、高濱の追い上げは田島、増田を挟んだ5位までが精一杯だった。小田切は終盤の踏んばりでポジションを回復し、13位でフィニッシュ。これで開幕以来のポイントリードは成田に逆転されたが、ランキング2位の座は堅守している。

●125ヒート1
ホールショットは長田。これに加賀、小島と続いたが、1周目序盤で小島がトップに立った。3周目には戸田が2番手に浮上。だが小島と戸田との差は、ここから徐々に開き始め、最終的には14秒の大量リードを築いた小島が今季初優勝。戸田は2位でチェッカーを受けた。

●125ヒート2
ホールショットの加賀をかわし、小方が1コーナーでトップを奪った。この背後を戸田がマークする。逃げる小方を常に2秒弱の間隔で追い続ける戸田は、レース終盤に小方がフープスでミスしたところを突き、12周目の最終コーナーでトップを奪う。戸田はその後、2秒差で小方を振り切り優勝。今季2勝目を挙げた。

250
高濱龍一郎(1/5位)
広島の後は、病院に通って整体を受けてました。歩くのがやっとだったけど、今はもう大丈夫です。安静にしている間も、走ったりできない分、できるトレーニングはやるようにしてました。熊本は2年前のヒート2で勝ってたし、ゲンのいいコースだと思うんで、ぼちぼち行けると思ってたんです。だから、今回はピンピンを取りたかった。ヒート1はうまく勝てたんで、これはと思ってヒート2も気合を入れたんだけど、それでヒート2の結果があれでは、もう悔しくて悔しくて自分に腹が立つ。敗因はスタートですね。もしかしたら痛み止めを飲んでたのが、スタート出遅れた原因かな? コンクリートのスタートは得意なんですけどね。薬の影響もあるのかもしれない。ヒート2はだめだったけど、でもヒート1は勝つことができたし、これからも頑張ります。

小田切一剛(8/13位)
今週になって歩けるようになるまでは、トイレに行くのがやっとという感じでした。だから、ここに来るまではレースできるか分からなかったんです。レースを走ってみて、やはりきつかったです。走るのがやっとの状態で、ヒート1の成績は上出来だと思います。やっぱり上位のライダーにはついて行ける状態ではないので、抑えて走りました。次の菅生までには、少しは回復したいですね。ヒート2は足を地面についたら痛くて、転んでしまった。つらい状況でしたが、精一杯やったので悔いはないです。

125
戸田 蔵人(2/1位)
ヒート1は自分のミスが多くて、トップに離されてしまった。だからヒート2では、ミスしないように集中して走りました。そうしているうちに、前の小方君が疲れてミスしだした。周遅れも絡んできてたので、早めに仕掛けないといけないと思ってました。今日は良いラインを2つ見つけることができたのが勝因。自分の走りだけに集中して、ペースを上げられて良かったと思います。

小方  誠(7/2位)
ヒート2の2位はうれしいけど、レースの展開を考えると悔しいです。やっぱり1番を取りたかった。優勝を狙っていましたが、体力が持たなかったですね。戸田君に抜かれてから、抜き返したかったんだけど、一気に離されてしまったのは今後の課題です。

芹沢 直樹(5/5位)
ヒート2では特にバイクを思うように走らせることができなくて、今日は消化不良ですね。散水の影響もあったけど、ペースが上がらなかった。今はもう自分が勝つしかないと思っている。菅生では良い結果を出して、チャンピオンを狙いたい。

レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
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