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ヒート2序盤から激しく攻める高濱
ヒート1のホールショットを取った小田切(右)
今季初のヒート優勝の高濱(中)と3位小田切(右)
小田切はクラッシュしても表彰台は外さない
全日本モトクロス選手権
関東・ひたちなか
[2002.04.28]
JMXレースレポート 
第2戦 関東大会(茨城県・自動車安全運転センター)
2002年 4月28日開催  
天候:晴れ 気温:19℃ コースコンディション:ドライ 観客:15,360人
高濱が堂々の復活ウィン!
小田切は手堅くランキング首位キープ!

小田切のパーフェクトウィンとは対照的に、不本意な開幕戦に終わっていた高濱が、第2戦となる今大会で早々と反撃ののろしを上げた。ヒート1では転倒で8位に終わったが、高濱はヒート2をデッドヒートの末に制し、昨年の四国大会以来となる今季初優勝を遂げた。なお、開幕以来好調を維持する小田切は、転倒を喫しながらも2/3位と高得点をマークし、ポイントリーダーの座を維持している。

シリーズ第2戦の会場は、茨城県ひたちなか市にある自動車安全運転センター内モトクロスコース。当地では今回が初めての開催となる。晴天に恵まれコースはドライ。土質はサンドとローム質が混在するミディアムで、タイヤの選択も勝負を占う重要な鍵となった。

●250ヒート1
ホールショットを決めたのは、チームHRCの小田切。これに勝谷を挟んで高濱が続き、さらに上位をうかがう展開となる。2周目に高濱が勝谷を捉え、早々とHRCのワンツー態勢が整った。この後には勝谷、成田、増田らが続く。

スタートダッシュに成功した小田切ではあったが、2周目の中ほどで痛恨のエンストを喫し、順位を6番手まで大きく下げてしまった。代わってトップに立ったのは高濱だったが、3周目にはその高濱も不運に見舞われ、ジャンプでバランスを崩し、リアが突き上げられ転倒してしまう。このクラッシュによって成田がトップへ浮上する。

小田切は再スタート後、じわじわと追い上げを見せ、4周目5番手、5周目には4番手、そして6周目には2位に再浮上。この後も、9秒あった成田のリードを着実に削り取り、12周目に再びトップを奪い返し、ここから成田を引き離しにかかる。

小田切は20周までに5秒のリードを築いた。だが、周回遅れをパスする際に2度目のエンスト。これにより最終ラップ直前で、トップに立った成田が優勝。小田切は、すばやい再始動で2位を得た。

高濱は転倒後の追い上げによって、8位でチェッカーを受けた。

●250ヒート2
好スタートから飛び出したのは小池田。その背後をピタリとマークする高濱が、1周目から2番手に付けていた。以下、大河原、成田と続くオープニングラップ。小田切は、やや出遅れて5番手からレースを始めた。

2周目、積極的に仕掛ける高濱が、小池田を捕らえてトップに立つ。攻めの走りを崩さない高濱は、5周目まで首位をキープ。しかし、2番手に浮上してきた成田がフィニッシュジャンプで高濱に並びかけ、そのまま6周目にトップを奪った。

成田と高濱との差は、ここから一進一退を繰り返す。徐々にリードを広げようとした成田。これに対し高濱は、15周を過ぎてからの猛チャージを仕掛け、成田に再び迫る。この時、小田切も小池田をパスして3番手まで浮上していた。

17周目、コンビネーションジャンプで成田を捕らえた高濱が、遂に再逆転に成功しレースをリード。このままチェッカーまで逃げ切って、念願の今季初勝利を収めた。

小田切は、19周目には成田をパスし2番手に付けたが、周回遅れに阻まれファイナルラップで転倒を喫す。これでポジションを1つ下げ、3位でチェッカーを受けた。

●125ヒート1
ホールショットは戸田。背後に小島、請川、加賀、小方というオーダーの1周目。戸田はハイペースで2位以下を引き離しにかかる。しかし、9周目、戸田のマシンはエンジントラブルに見舞われスローダウン。10周目には、小方が代わってトップに立つと、そのまま逃げ切り国際A級初勝利を挙げた。2位には序盤5番手から追い上げた芹沢が入り、Honda1−2を決めた。

●125ヒート2
ホールショットを再び決めることに成功した戸田。これに国立、鈴木、芹沢が続く展開の1周目。戸田は早くも後続を引き離す。3周目には、芹沢が2台を一気にパスして2番手に浮上し、ここから戸田を追う。しかし、その芹沢は7周目に転倒を喫し、順位を1つ下げてしまう。戸田は終始トップの座を譲ることなく8秒のリードを保ったまま、今シーズン初優勝を決めた。2位には追い上げた小島。芹沢は3位に入り、総合優勝を得ている。

250
高濱龍一郎(8/1位)

ヒート1は前転してしまって8位。でもきれいに回ったので、ヒート2にも出ることができました。足の痛みもあったけれども、それでかえって緊張が解けたと思う。今回は初めての会場に多くのファンが観に来てくれて、おかげでヒート2は勝つことができました。久しぶりの優勝でうれしい。これからもチーム一丸となって、良いレースをしていきますので、応援をよろしくお願いします。

小田切一剛(2/3位)
慣れないコースに、結構苦労しました。1ヒート目はアキラにやられてしまった。ミスが多くて今日はダメでしたが、広島では一生懸命がんばります。入賞できたので、それは良かったと思います。両ヒート表彰台に立てたし、怪我も無かったので……。

125
小方  誠(1/6位)

初優勝はうれしい限りですね!ラスト3〜4周で、勝てるのかな?と思い始めました。この会場は、コーナーの感じが普段練習しているコースに似ていて、自分の好みに合ってました。練習の成果がやっと出せたと実感しています。

戸田 蔵人(DNF/1位)
やっと自分のリズムを出せるようになってきた。自分の今の力を100%出せるようになったのが勝因かもしれないです。ヒート1はマシントラブルだったんですけど、チームのスタッフが一丸となって直してくれて、チームの雰囲気も最高です。

芹沢 直樹(2/3位)
ヒート2は勝てるレースでした。転んでしまったのは自分のミス。そこで力を使ってしまった。軟質のタイヤを選んでしまい、部分的に硬い土に合わなかったのが残念です。

レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
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