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インディカー・シリーズ

round 13

SCHEDULE

July 18 2015, QUALIFYING Iowa Corn 300

アメリカアイオワ

ミルウォーキーに続いて決勝直前に開催された予選でマルコ・アンドレッティが予選8番手
佐藤琢磨は15番グリッドから決勝に挑む

2015年7月18日(土)・予選  会場:アイオワ・スピードウェイ  天候:晴れ  気温:32〜34℃

終盤戦に突入している2015年のインディカー・シリーズ。今週末は北米大陸中央部に近いアイオワ州デ・モイン郊外のアイオワ・スピードウェイで開催されています。アメリカの内陸部は真夏に非常に暑くなることで知られていますが、今週末はまさにそのような天候となりました。日中の気温は金曜日、土曜日ともに34℃に達し、高い湿度と強い日差しによって体感温度は40℃を超えるほどでした。

  • マルコ・アンドレッティマルコ・アンドレッティ
  • ライアン・ハンターレイライアン・ハンターレイ
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨

地元アイオワの人々はそんな暑さをものともせず、全長0.894マイルのアイオワ・スピードウェイには大勢ファンが詰めかけました。このレースは今年で8度目の開催を迎え、アイオワ州を中心としたエリアで根強い人気を持っています。

24名のインディカードライバーたちは、最大14度のバンクを持つコースで大きなGフォースを体感しながら、1人ずつ2周連続の予選アタックを行いました。そして、11年にアイオワ・スピードウェイでの2勝目を挙げているマルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)が14番目のアタッカーとして登場。1周目、2周目ともに平均時速を181マイル台に入れる見事な走りを披露し、2周平均181.081マイルで予選8番手となりました。アンドレッティのチームメートで、昨年のアイオワを大逆転で制しているライアン・ハンターレイは、2ラップ平均180.843マイルで9番手でした。

11年にアイオワ・スピードウェイでインディカーキャリアでの初ポールポジションを獲得した佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、金曜日に行われたプラクティス1で13番手、プラクティス2では19番手のラップタイムを記録。一日のプラクティスで思うようにマシンを仕上げることはできなかったのですが、一晩をかけてデータを解析した結果、予選のマシンは自身が望むハンドリングに近いものとなりました。アタック1周目には平均時速178.310マイル、2周目には178.557マイルをマークし、2ラップの平均時速178.433マイルで15番手となりました。決勝レースは本日、夜7時50分(日本時間:19日午前9時50分)のスタートが予定されています。

コメント

マルコ・アンドレッティ(7番手)
「今シーズンの私たちは予選にフォーカスするより、決勝用セッティングに重きを置いています。決勝用マシンに競争力があれば、短時間で上位に進出することが可能と考えているからです。今日の予選では、私はチームメートたちからの情報を得て、まずまずの結果を得ることができました。昨日行われた2度のプラクティスは、自己ベストラップが14番手と、決して高いポジションではありませんでした。しかし、マシンの仕上がり具合には強い手応えを感じることができました。フロントもリアもとても安定したマシンにできていましたから、レースが本当に楽しみです」

佐藤琢磨(15番手)
「昨日はプラクティスが2回行なわれ、1回目は13番手でしたが、2回目には19番手のラップタイムでした。今回も予選は決勝日の日中に行われるスケジュールで、暑い中で2周のアタックを行いました。予選15番手という結果にはもちろん満足することはできませんが、このアタックを通じて、自分たちのマシンの動きが昨日に比べてずっとよくなっていることが確認できました。レースは夜になってからのスタートで、今回はこれまでのところ日中しか走ってきていないので、マシンのセッティングをどうするのか、チームによって設定する数字も違ってきますし、判断が本当に難しいところです。私たちは今年のテキサスでのナイトレースなどのデータに、アイオワ向けのフィルターをかけて、決勝用のセッティングを決めるつもりです」

アレン・ミラー|HPDレース・チーム・リーダー
「Andretti Autosportが持てる力を発揮してくれた予選でした。Hondaチームの中で、アイオワ・スピードウェイに関しては彼らがなにかアドバンテージを持っていることと、4台体制であり、1台が走るたびに情報が次のドライバーへと伝えられ、マシンを向上させていました。今回はナイトレースのため、日中の予選とはマシンセッティングが違ってきます。気温や路面温度が下がるなど、コンディションの変化があるためです。ダウンフォース量に対応して発生する抵抗が、私たちはライバルに比べ不利にあるようで、予選はやや苦しい戦いになっていました。しかし、レースにおいては互角の戦いができるはずです。バンクが急でサイドバイサイドでのバトルも可能なアイオワ・スピードウェイですから、抜きつ抜かれつのバトルでHondaドライバーたちが活躍してくれることを楽しみにしています」

予選リザルト

順位 No. ドライバー エンジン タイム
13H.カストロネベスシボレー0'35.0817
210T.カナーンシボレー0'35.1497
32J.P.モントーヤシボレー0'35.2302
49S.ディクソンシボレー0'35.2978
522S.パジェノーシボレー0'35.4397
61W.パワーシボレー0'35.4400
767J.ニューガーデンシボレー0'35.4905
827マルコ・アンドレッティHonda0'35.5465
928ライアン・ハンターレイHonda0'35.5934
108S.カラムシボレー0'35.6296
 
1226カルロス・ムニョスHonda0'35.7442
147ジェイムス・ジェイクスHonda0'35.9603
1514佐藤琢磨Honda0'36.0740
1715グレアム・レイホールHonda0'36.1909
1825ジャスティン・ウィルソンHonda0'36.1975
195ライアン・ブリスコーHonda0'36.3852
2019トリスタン・ボーティエHonda0'36.5196
2141ジャック・ホークスワースHonda0'36.5199
2218ピッパ・マンHonda0'36.6118
2398ギャビー・シャヴェスHonda0'36.6419