HRCでは、さまざまなレース活動で培った経験を活かし、競技専用市販レーサーを開発し、そのマシンによるワンメイクレースを開催しています。世界で戦えるトップライダーの育成・輩出を目的とした本格的なカテゴリーから、ルーキーからベテランまで幅広い年齢層によるエンジョイクラスなど、モータースポーツの感動をより多くの皆様と共有するために、活動を続けています。
本格的なレーサー「NSF250R」によるワンメイクレース。ライディングはもちろん、マシンのセッティング技術など、レースに必要な能力を身につけられる。世界選手権へのステップアップを目指す若手ライダーが参戦。各地方のJ-GP3と併催され、2017年からは国際ライセンス所持者の参戦も可能となった。ランキング上位者には「Challenge DUNLOP杯GC」への参加権利が与えられる。さらに、この大会で優秀な成績を収めれば、「IDEMITSU ASIA TALENT CUP」の出場権も得ることができる。
4ストロークミニバイクレーサー「NSF100」によるワンメイクレース。車両の改造範囲が狭く、ノーマルに近いミニバイクを使用したレースとなっているため、エントリークラスとして、ルーキーライダーが切磋琢磨している。各地方でシリーズ戦が開催され、年間4戦の実績があれば全国大会(HRCトロフィーGC及びJC)に出場することもできる。このクラスを経て、NSF250Rにクラスアップするライダーも多い。
「Honda CBR250RR」を使用したレースで、現在単気筒のマシンで開催中の「CBR250R Dream Cup」のステップアップクラスとして開催。改造範囲を制限しているのは単気筒クラスと同じで、マシンの性能差がほとんど無く、接戦が期待される。Honda CBR250RRは、単気筒マシンに比べ、よりパワフルなエンジンを搭載。また、スロットルバイワイヤの装着など先進の技術も搭載され、レース車両として磨きがかかっている。2017年7月より、プレシーズンとして開催される。
「Honda CBR250R」を用いて、年式・モデルチェンジに関わらず、参加できるワンメイクレース。改造範囲が狭いため低コストでレースに参加できるほか、エキスパート(E)、ビギナー(B)とクラス分けがされているため、毎戦接戦が繰り広げられている。ステップアップを目指す若手ライダーから、久しぶりにレースに参加するリターンライダー、そしてベテランと、幅広い層が集うことも魅力の一つ。全国のシリーズ戦の上位者(Eクラス)や年間4レース以上の参加実績を持つライダー(Bクラス)は、Dream Cup DUNLOP杯 GC及びBC」への出場権を得ることができる。
2016年式以降の新型「GROM」を使用して行われるワンメイクレース。125ccのミニバイクを使用しているため、気軽に参戦できることが魅力の一つ。またマシンの改造範囲を制限しているため、性能差がほとんど無く、接戦が繰り広げられる。各地方大会に4レース以上の経験があれば「HRC GROM Cup GC」の出場権を得られる。